昨日の朝日新聞に
正月に読んだ「人新世の資本論」
の斉藤幸平さんのインタヴューが。
彼の意見や考えに全く同感だ。
記事から一部を紹介します。
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危機を乗り越えるためには
無限の経済成長を求める資本主義システムでは限界
危機を乗り越えるためには、無限の経済成長を求める資本主義システムでは限界
危機を乗り越えるためには、無限の経済成長を求める資本主義システムでは限界
経済成長と2050年までのCO2ゼロの両立は不可能
「緑の経済成長」路線に切り替えても、
自然の破壊は続いて
その結果、問題が形を変えて先延ばしされ、
矛盾が弱者へと転嫁されていくだけ。
この事実に、多くの人が薄々気づいている。
SDGsを掲げるだけで、
危機の本質から目をそらす行為が蔓延(まんえん)。
私はそれを「SDGsは大衆のアヘンである」と。
SDGsの目標8は経済成長ですが、
経済成長は、途上国だけの目標に限定するべきでしょう。
そして、すべての目標全体を本気で追求しようとするなら、
資本主義システムを抜本から変えざるを得ない。
このままの生活の在り方、働き方を含めて、資本主義システムのもとで人類が繁栄できると信じ込むのか、それとも、これは誤った道だ、このままでは誰も幸福にはならないんじゃないかと、見直すのか。
このままの生活の在り方、働き方を含めて、
資本主義システムのもとで人類が繁栄できると信じ込むのか、
それとも、これは誤った道だ、
このままでは誰も幸福にはならないんじゃないかと、
見直すのか。
利潤を生み出すために商品化されてしまった、電気や水、医療、教育といった、社会の共有財産を増やすことを提案します。
利潤を生み出すために商品化されてしまった、
電気や水、医療、教育といった、
社会の共有財産を増やすことを提案します。
例えば、市民電力や自治体新電力のように、
分散型、地域型、市民参加型で管理する。
自分たちの町で再生可能エネルギーの電力を作って、
電気代を町に払い、
その利益を町のためにどう使うのかも、
市民のなかで議論する。
大都市のフランス・パリも、
水道事業の運営を市民の手によるものに切り替えました。
大株主の意向ばかりが反映される現在の仕組みは
あまりにも非民主的
ワーカーズコープ(労働者協同組合)、
つまり、労働者たち自身が共同出資して働く方法。
民主的な意思決定によって、
労働者自身や地域のための仕事づくり。
介護や保育といった、低炭素のケア労働は、
ワーカーズコープに一番なじみやすい業態なのです
資本主義システムの中で、
いま幸せですか。満員電車に乗って、長時間働いて、
大量の広告にあおられて
本当は欲しくもないモノの消費に追い立てられ、
身近なところに自然もなくて、多くの人が疲弊しています
もし1日4時間の労働になったらどうでしょう?
高級車は買えなくなるかもしれませんが、
そのとき公共交通が充実していれば十分。
みんなが自転車で移動するようになれば、
子どもたちと遊べる路上の空間も広がる。
イタリアのミラノやスペインのバルセロナなど欧州の大都市は、すでにその方向にかじを切りつつあります。
いまのシステムをやめた方が
豊かになるチャンスが多いと人々が気づいているからです。
コモンの領域を増やして、
生活に必要なものやサービスを
資本主義から切り離していこうという声を上げることのほうが
むしろ合理的です。
二酸化炭素の排出を減らすだけでなく、
弱者を救うための政策が必要であり、
経済にブレーキをかけながら、
コモンを増やしていくというかじ取りが必要
より多くの人を巻き込んで
社会を変えていくよう行動を起こすことが大切です。
社会運動の時間がない人は、身近な人たちに、
「いまのやり方自体を変えていかないといけないよね」
「気候変動対策に積極的な政治家に投票しないといけないよね」と話したり、
SNSで発信したりするのも小さな一歩
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2月23日(祝火)13:30~16:30、
私が発起人を務める「脱成長MTG」。
久しぶりのオンラインによる再開にて
もう1人の発起人である白川真澄さんから
「髙坂がトークせよ」
というお達しが来ました(笑)
タイトルは以下にしました。
第21回 脱成長ミーティング
「地方の過疎」と
「都会の過密」を
ともに「適疎」へ
今日のブログに取り上げた斎藤さんの発信とも合致することを、
現場にいる私の立場で
街や村に落とし込んでお話しできればと思います。
お申し込みは髙坂まで
oh.moonsetアットマークnifty.com
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髙坂 勝 トーク情報
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●2月21日(日)14:00~16:30 三井義文さんとトーク
「お金と暮らしと政治」の話を聞こうよ!」
●2月23日(祝火)14:00~ 脱成長MTG
「地方の過疎」と「都会の過密」を
ともに「適疎」へ
●2月27日(土)19:00~
重度身体障がいがある須釜直美さんとトーク
「マイノリティの視点とマジョリティなことの視点」
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髙坂勝の著書
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以下の本の3章と4章で髙坂も、
平田オリザさんと藻谷浩介さんに混じって鼎談しています
以下の本の第6章全体で、
髙坂/タマツキ/移住者のことを取り上げてくれています。
実践者が語る半農半Xのいまとこれから
1,980円 ご希望の方は髙坂までご連絡ください
oh.moonsetアットマークnifty.com
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