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関東学院大学で1コマ持つ以外に、社会活動をしてきたご縁で単発講義にお呼び頂くことが多い。
また匝瑳のNPO活動の他、ソーラーシェアリングを訪ねくるゼミに講義する機会も頂く。

大学にパーマカルチャーを導入してしまうエネルギーを持ち合わせる明石修教授、
長野県や環境省の政策に影響を与えてきた田中信一郎教授、
原発の本当の高コストを暴いた大島堅一教授、
未来を担う学生にお話しする機会をいただき、とても感謝しております(^^)

以下は学生からの感想の一部を掲載させて頂く。
持続可能な未来への「脱成長」を中心に、
平和や環境や循環型経済やローカリズムや政治など俯瞰して
全部がつながっているという講義をしても、
どうしても生き方への感想が多くなるんだよね〜!

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1人の力で社会を大きくは変えることはできないけれど、
たくさんの人の心や行動を動かすことは出来るのだと感心した。
そしてしっかりと自分で学べば簡単ではないが身の回りのことを自給自足でまかなえるのだと思った。
半農半Xやダウンシフトの考えを聞いて、
本当に金があれば幸せだと言い切れるのかと疑問に思い、
本当の幸せとは何なのかと考えるきっかけにもなった。
幸せな生活をするために嫌な思いをして稼ぐことは、
矛盾していることに気が付いた。

半農半Xという新たな人生の生き方の選択肢が増えたことから、
人生を生きる上での考え方が変わった

おかしいと感じた時に常識の逆を実践できるような行動力のある人になりたいと思った。

逃げても良いという事を言ってくれた。
どうしても就職活動などを通して
企業で長く働らかなくてはいけないという考えの人も、
逃げる場所はいくらでもあると
様々な経験をしてきた髙坂さんは伝えてくれた。

きちんと働いて成長しなくてはいけないという固定概念を覆してくれた。
個人でお金を得る方法を作り
自分が働く時間をコントロールできるようにすることで
自由な時間を生み出すという考え方にとても自分は納得した。
やりたいことだけを好きな時にやり、
たった一人からでも世界は変えられると話してくださった。

高坂さんの社会や仕事に対する思考の柔軟性に惹かれた。
最も強く印象を受けたのがダウンシフトの重要視だ。
ゲストスピーカーの多くは既存の社会の中心で様々な活動をされているが、
高坂さんの場合は社会の中心から離れ、
個人の無限の可能性を確かめるような生き様されている。

今の社会の現代人たちはどこか窮屈で楽しそうではないと感じるが、
私たちの行く先の社会も同じだと思っていた。
しかしローカリズムやダウンシフトといった私の知らない発想がとても刺激となった。
自分の将来について大きく見なおすきっかけを与えていただいた。
聞いた後で私自身が変化したことは将来の生き方に対する創造性である。
これまでの私は将来に対して大きな不安を抱えていた。
少しでも大手の企業に就きたい、少しでも人よりお金持ちになりたいなど、
高坂さんの言うほんものの暮らしからかけ離れたことばかりが頭にあった。
以前の私とは180度異なる発想のお話を聞いて、
将来について少しわくわくするようなイメージが出来た。
もちろんたくさん失敗を繰り返すことだろう。
しかし私たちには必ずどこかに居場所があり
一人でも世界を変えることが出来ると教えていただいた。
将来を頑なに不安で埋め尽くすよりも、
自分の好きなこと、
やりたいことを充実させるという希望を抱いて生きる方が
確実に楽しいと思った。

自分でできることを増やすこと。
これは自分の力にもなるし、
もし困っている人がいた時に助けてあげられる力にもなると感じた。
なんでもお金で解決しようとしていた自分の考えを改めさせられるような講義であった。

「無理して就職なんてしなくていい」という言葉で、
もちろん就職を悪く思っているわけではないが、
ゲストスピーカーという立場で、
しかも大学生へ向けてあそこまで包み隠さずに言われ、
偽りの言葉ではないと感じてしまった。

限りない欲望に振り回されないことが重要で、
無理に働き健全な精神や時間を失うくらいなら、
やりたいことだけやれる生活のほうが
よっぽど幸せになれるということに気づくことができた。

堅苦しく生き辛い世の中に
希望を見出すライフスタイルやそれを実現させようと行動する信念に凄みを感じた。
多くを制限され本当の自分を出せない我慢や、
一人一人の個性を抑制する現代に老若男女問わず悩みを抱える。
「そんな世の中はおかしい!」と高坂さんはダウンシフトや半農半Xを掲げ、
多くの人をいい方向に導いてきた。
少なくとも将来の私が生活で困ったときに
健康的な生活を送ることができるための小さな手がかりになると感じた。

的を得た高坂さんの話は贅沢な暮らしを夢見る私の心に突き刺さり考えを変えてくれた。
幸せな未来や持続可能な社会に向けて、
今回の高坂さんの話は非常に重要。
講演を聴き、大きく考えが変わった。
将来は地方よりも就職先の選択肢が多く、
買い物場所や交通機関が充実していて
生活に困らない都会の企業に就職しようと決めていたが、
地方で仕事をして生活することも視野に入れようという考えに変わった。

私は地方出身で、
地方で住んでいた際に不便を感じることが多々あったり、
地方は企業が少なく就職先の選択肢が少なかったりで、
地方で就職することに前向きではなかった。
しかし、高坂さんのお話の中で、
「東京は給料が高いが出ていくお金がそれ以上に大きい。
  田舎はその逆で、
   給料は安いが出ていくお金はそれよりも小さい。」
ということを知った。
この高坂さんのお話から都会で就職して全てをお金で買う暮らしをするよりも、
給料は安くてもお金が全てではなく人との関わりやコミュニティを大事にしながら生活できる
田舎で働くことの良さを知った。
そのため、将来は地方で働いて生活することも視野に入れていきたい。

今、社会は便利さや経済成長を求め、
ストレス社会の世の中であるのに
高坂さんはそれと逆の、
便利さや経済成長は求めていなく
自分の好きなように生きてストレスをためない自由を貫く。
人生を楽しんでいる高坂さんを見て興味を抱いた。

高坂さんの話を聞いて
「人生は一度きり」という言葉が自分の頭の中に出てきて、
リスクを生じてでも人生というものを楽しみたいと
高坂さんの話を聞いて心から思うようになった。

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大島教授は、古民家を去り際に笑いながらこう言って下さった。
「実は僕も好きなことだけやって生きてきました。
  おそらく学生は相当に衝撃を受けていると思いますよ、
   就職しないでここに来てしまうのもいるかも知れません」

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