いただいたゴーヤが冷蔵庫で余っていた。
庭で育てたゴーヤは失敗して実りなし。
チャンプルーとは沖縄でごちゃ混ぜ的な意味だったと思う。
いろんな「チャンプルー」メニューが世間にはあるが、
要などんな野菜や食材を掛け合わせてもいいということだ。
・ゴーヤ
・卵
・キューリ
・トマト
・あげ
・生姜
・青唐辛子
胡麻油で刻んだ生姜を炒め、
小さく切った上記野菜たちを入れて炒める。
自然塩少々をふる。
普段あまり使わないが好きな調味料の「いしり」が目に入った。
能登の魚醤だ。
魚醤は多く入れると味が濃いし匂うので少量にする。
最後に生卵を入れる。
俺の場合、割った生卵をかき混ぜて溶かない。
せいぜいひとかき、黄身を一回割る程度。
それをフライパンの炒め物に入れて火を止め、
若干野菜たちと混ぜるだけ。
溶き卵のフワッと感を残したいからだ。
ということでなかなか良くできてうまい!
トマトは実は、、、
実はたくさん頂いたトマト、
近所の集落で長く親しまれてきた、
小さな八百屋さんというか何でも屋さんで頂いた。
数年前に火事で燃えたらしいが、
近所の方々に必要だろうと再開店したという。
おそらく80歳近いおじいちゃんが一人で営んでいて、
今でも直接、市場に仕入れに行っているので、
当然、安い。
田んぼで月に一回開催している里山整備活動で、
夏はカレーを振る舞っていて、
その食材を買いに行った折、
4つセット250円のトマトが全セット(7セットくらいだったと思う)で
痛んでいたり白カビが生えていたりした。
カレーのジャガやニンジンや玉ねぎを大量に買ったのだが、
夕方、トマトのことを思い出し、再度立ち寄った。
そして、オヤジさんに
「痛んでいないトマト、
もしくは痛んだものでも切り落とせば大丈夫そうなもの、
原価で買い取りましょうか?」
既に廃棄予定で店の裏に運んでいたものから大丈夫そうなものを選別し、
お金を払うことを伝えても、
オヤジさんは
「どうぜ捨てるものだったから
持ってって明日のカレーにしてくれた方がありがたいよ」。
コンビニやスーパーではそうはいかない。
小さな商店で互いが何をしているか知っている間柄だから、
こんなありがたいこともあるわけだ。
青唐辛子は、、、
古民家農泊Re の後ろに91歳のおばあちゃんがいる。
とても可愛がってもらっている。
現役で自家野菜を育てていて、
採れすぎる過分な野菜を大量に下さることが多い。
留守でも玄関に置いてくれたり。
そのおばあちゃんが調理した、
瓜の漬物。
それがまた激うまだ。
漬物に浸かっていた青唐辛子を捨てずに
ザルに乗せて置いて乾燥させていた。
それを刻んでゴーヤチャンプルーに入れた。
ピリッと少し辛味が出て、
美味しさを増してくれたのは、
おばあちゃんのお陰だ(^^)