毎年40組も米作り初心者を受け入れていると、
いろんなことが起こる。
先日、草刈りをしている方が指をカマで切ってしまったと!
その方は医療関係者。
指から血が滴り落ちていたが、
すぐに目の前に生えていたドクダミ草をちぎり、
くしゅくしゅにして葉から汁が出るようにして、
その葉に汁を傷口に塗ってもらった。
その間、
俺はそこから100メートルの場所にある、
数年前に地元の方が植えてくれた琵琶のまだ小さな木まで行き、
葉っぱを取ってきた。
その間1~2分。
ドクダミ草を塗った傷口は、
もうすでに血が止まってその方が驚いている。
持ってきた琵琶の葉を傷口の指に巻いてもらって輪ゴムで止めた。
その後すぐに、彼女は田んぼに入って変わらずに作業している。
聞くと血も止まっていて痛みも全くないと。
ところがその後、琵琶の葉が取れてしまったらしくて探している。
場所を教えて差し上げて話していたら、
琵琶の葉が外れてしまったら傷の痛みが復活してしまったと。
そしてまた新た琵琶の葉を巻いたら、
すぐにまた痛みが消えた。
医療従事者の彼女自身が一番驚いていた。
自然界ってなんてすごいんだろう!
琵琶の苗木はこの数年に何度も草刈りの際に間違えて切られそうになったが、
その度に、周りをガードして他者に切られないように工夫してきた。
初めて役だったね、琵琶の木ちゃん。
ありがとう!