Blog
 
昨晩のお月さんも見事だった。
 
新年を迎えた。
2021がスタート。
 
初日の出と言わずとも、
晴れれば部屋から毎日 日の出を見ているので
正直、特別感はないが、
それでも今朝もちょうど日の出時間に目が覚め、
布団から出た。
 
水平線に薄く覆う靄的な雲の上から太陽が登ってきた。
 
自然を間近に暮らすって
本当に素晴らしい。
ただそれだけで感謝に満ちてくる。
 
(今日の写真でもありませんし、
  我が家からの写真でもありません。
   家から車で15〜20分くらいの飯岡灯台です)
 
 
今年、人前でお話する最初は1月24日。
 
主催者からタイトルをせがまれていたが、
いい文言が浮かばなかった。
 
30日、
徳江倫明さんが古民家農泊Reにお泊まりくださり、
昨日は我が家にもふらっと立ち寄ってくださった。
 
大地を守る会、らでぃっしゅぼーなど
数多の事業や運動を立ち上げ、牽引してこられた。
常にオーガニック、農業、流通、環境、エネルギー、政治など、
実業家としてビジネスを掛け合わせながら、
時代を切り開いてきた方だ。
 
いろんな会話をさせていただく中で、
たくさんの気づきを頂戴した。
 
徳江さんの言葉の中に、
もう勝負はついている
と発されたものがあった。
 
例えば、原発。
まだ揺り戻しもあるし、
温存を図ろうと画策する人たちや組織もある。
 
だが、3.11で流れは変わって、勝負はついた。
 
原子力を推進したい方々がいくら足掻いても、
もう再生可能エネルギーの流れを止めることはできない。
原子力政策は大局で終わったのである。
あとはどう処理をし続けてゆくかだけだ。
 
徳江さんは
「地方分散化も1990年代にもう勝負はついていた」
と語られた。
常に時代の先を歩いてこられた方の言葉は、
説得力がある。
 
話を戻そう。
 
1月24日のフォーラムで
俺が講演するタイトル、
元旦の今朝、目覚めて降りてきた。
 
というか、徳江さんの言葉をお借りしただけだが(@@)。
 
「都会?田舎?もう勝負はついている!→ 君は?」
 
として主催者に送った。
 
 
去年の後半からたくさんの方から同じ内容の連絡をもらった。
以下の本を読め!と。
著者の斎藤耕平さんは以前から注目していて、
彼のインタビュー記事など、
俺の講演でのネタとしても使わしてもらってきた。
 
表紙にはこうある。
〜〜〜
気候変動、コロナ禍、文明崩壊の危機。
唯一の解決先は潤沢な脱成長経済だ
〜〜〜
 
たくさんの方が以下のように連絡をくれた。
そのうちのいくつか転載する。
 
●作家さんから
 
ご無沙汰してます。
斎藤幸平著『人新世の「資本論」』読みましたか? 
高坂さんの主張とすごく近いですね。
『減速して生きる〜ダウンシフターズ』で
訴えていたことにとても近いように思います。
 
●タマツキの常連さんから
 
斎藤幸平さんの「人新生の資本論」読みました?
ある意味、脱成長、脱資本主義の最先端の理論、
方法が書いてあります
高坂さんが訴えて来たことが
バージョンアップされて書かれていて、
ワクワクする本なので、
ぜひ読んでみてください
 
●NHKのディレクターさんから
 
ご無沙汰しています。元気してますか? 
次の時代を先に生きてますか?
古希を迎えて暇を持て余していい本を見つけました。
「人新世の資本論」
斎藤幸平さんという若い経済思想学者です。
資本主義をいかに終わらせるか。
迂遠なプロセスではありますが希望を託せる未来です。
匝瑳もそんな拠点の一つです。
自信を持って進んでください。
 
 
そう、勝負はついているのだ。
 
経済成長を目指す世界は
代償に人類を滅ぼしてゆく。
 
斎藤幸平氏に会ったことは無い。
だがいづれお会いできるだろう。
そういうものだ。
 
斎藤氏が学者さんとして世間に広げていることを、
俺らは各地各地で具体的に実践して後ろ姿を見せてゆく。
 
とは言いつつ、
まだ読んでないこの本。
買ってはあるのだが。
そろそろ読み出そう(^^)
 
そうなんだ、
勝負はついている。
皮肉にもコロナがそれを証明し、後押しする。
 
あとは君がどう生きるか、だ。
 
 
2021の元旦朝。
 
 

 

 

 

 

 
            ====================
     髙坂勝の著書
                        ====================

 

 

 

 

 

 

 

以下の本の3章と4章で髙坂も、
平田オリザさんと藻谷浩介さんに混じって鼎談しています

 

 

以下の本の第6章全体で、
髙坂/タマツキ/移住者のことを取り上げてくれています。
実践者が語る半農半Xのいまとこれから
1,980円     ご希望の方は髙坂までご連絡ください
                  oh.moonsetアットマークnifty.com

—–

コメントは利用できません。