東北電力を皮切りに、
既存の大手電力会社9社が来春に一般家庭向けの規制料金を上げようとしてる。
日本の電気の使用量の70%を産業界が使っていて、
その80%は工場などだ。
しかも産業界の電気料金は、
電気を使えば使うほど安くなる。
そうすると工場は電気を使えば使うほど製品の一個当たるの製造単価が下がるので、
省エネへのインセンティブが働きづらい。
家庭は電気を使うほど高くなる。
だから省エネを頑張る。
そして電力会社の利益の8割以上が家庭からの電気料金から。
要は産業界には電気を安く売って利益を取ってないということだ。
普段から省エネに取り組んで
電力会社に高い値段を払って利益を供給している家庭がバカを見る。
そしてまた来春、
大手電力会社は業績悪化と言って、
またも家庭用料金を上げる。
さらにバカを見る。
まさに、大多数の小者・弱者は何も文句を言えないからと
高を括ってバカにしているわけだ。オカシな話だ!
値上げするな、と言いたいのではない。
値上げするなら産業界の電気料金こそ先に見直せ、
と言いたいわけだ。