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今月初めに大分県臼杵市に視察に行った際、
赤峰勝人さんの「なずなの会」が運営するレストランや赤峰さんの畑の見学できず、
そして赤峰さんご本人にお会いできないのは残念だった。

なんとそのひと月前に亡くなられていたのは!

菌ちゃん農法の吉田俊道さんも
「赤峰勝人さんに影響を受けた」
と我が家に泊まった時に話してくれた。

私も赤峰さんに影響いただいた1人。
赤峰さんの著書『ニンジンから宇宙へ』は驚きの真実がたくさん。
赤峰さんは講演もユーモア溢れていました。

赤峰さんが志した循環する社会に向けて、
ささやかな力しかありませんが、
髙坂も意志を引き継いでいきたいです。

赤峰さんのご冥福を祈ります、
ありがとうございます!

下に吉田俊道さんの赤峰さんへの言葉を転載します。

〜〜〜〜〜

「農村破壊工作員だな!」
私が初めて赤峰さんの問答塾に参加して、
私が農業改良普及員だと知って、赤峰さんにかけられた言葉です。
その辛辣な言葉と同時に向けられた、あの屈託のない笑顔は今も脳裏に焼き付いています。
「今年度で県を退職して農業をする!」
8月ごろ、そう心が固まったちょうどそのときに、赤峰さんとの出会いがありました。
自然は循環しているんだ。害虫は神虫さん!病原菌は神菌さん!・・
なずなの会として、大面積で、米も野菜も無農薬無化学肥料で作られている赤峰さんの
実践に基づく言葉は、私がこれから挑戦する有機農業に、
とてもとても力強い自信と勇気を与えてくれました。
それから何度も畑見学に出かけ、教えを請い、赤峰さんを地元にお呼びしてきました。
あのとき赤峰さんと出会わなかったら、私の今の農業人生はどうなっていたのだろう・・
公務員から農業者になるという重要な人生の転換期に出会い、
支えていただいた私の農業の1番の師匠でした。
倒れられて、話すことがままならないと聞いて月日が経ち・・
1回死んだはずの大けがから生き返った赤峰さんなんだから、
もうそろそろ言葉を聞けるのかなあと心待ちにしていたのですが・・
・・・・・・
循環の農業、社会に変わっていかないと、こんな社会はいつまでも続かない・・
毎日の百姓仕事しながらのなずなの会の通信、断食道場に食養庵、野草の会に問答塾、
そのほか様々なイベントを通じて日々発信してこられた赤峰さん。
循環の世界がまだ実現する前にこの世から離脱すること、
無念だったのではと想ってしまいます。

でも、赤峰さんの想いに共感し、
慈愛に満ちた笑顔と言葉を受け取った仲間は全国にたくさんいます。
循環の世界観は消えません。広がっていくしかありません。
そのために、のこされた者の1人として、
さらに気合いを入れて、自分の役割を果たしていくことを誓います。

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