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今年、SOSA PROJECT の田んぼに、なんとコウノトリが来てる。
俺含め多くの人が目撃。

季節からして越冬でロシアや中国から飛んできたものではないので、
明治期に乱獲→1956年23羽まで激減→1971年絶滅
→飼育で1988年繁殖成功→2005年野生復活計画に基づき5羽放鳥→
2023年10月時点383羽、、、そのうち最低でも5羽がここに降りてきてる。

水鳥ゆえに水が安定していて、
除草剤や農薬が撒かれてなくて、
水自身に滋養ないと見向きもしないし、
餌が豊富な生物多様性でないと降りてこない。

この鳥は沢山の餌となる生きものが必要な大食漢で、
ドジョウ・ナマズ等の魚類、カエル・ヘビ・貝類・昆虫類など肉食であり、
一日の餌量は約500g、これはドジョウに換算して70~80匹に当たる。

となると、ここにはそれだけ生き物がわさわさ居るんだ! 

多くのメディアに取材最適として選ばれ、
公的なものや団体から評価で選ばれてきた。

例えば俺が取材を受けて大袈裟に美談を語ればメディアは盛って書いてくれる。
多少誤魔化しても騙せるかもしれない。
が、コウノトリにはそうはいかぬ。
日本語が伝わらないらしい。
色眼鏡や贔屓目で見てくれないし、
口利きや賄賂も通用しないし、
おべっか使っても振り向いてくれない。

そんな野生から掛け値なしで選ばれたことが飛び抜けて(鳥だけに 😑“)嬉しいわけだ。
まさに伝説通り「幸せを運んでくれた」。
幸せに授かりたい人は来年のSOSA PROJECT 「My田んぼ」既に募集してますよ(笑)

出生率低下や少子化や人口減少を嘆き一見勇ましいことを語る諸君、
コウノトリは「赤ん坊を運んでくる」とも言うぞ。
くだらん非現実的な論や案を出すよりもこの鳥たちが生きやすい環境をつくれば、
赤ん坊も幸せもこの国に溢れ出すぞ!

(写真はまりりん撮影)

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