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金土と埼玉県ときがわ町に二日間。
セミナー募集10名満員、遠くは佐渡島や岐阜からも、
女性1人だけでオジサンばかりアンバランス(笑)。

初日初っ端、髙坂プレゼントーク。時間たっぷりゆとりを持って話す。
夜の温泉・交流の宴、翌早朝の皎円寺での座禅、急遽のあるもんで朝・昼調理を愉しむ。

ときがわ町の家々、里山、花々、その美しさに魅了される。

2日目の午前のノンフィクション作家・神山典士さんのトークも面白かった。
山間の里山のどんつきに佇む皎円寺、座禅堂、和尚、それら含めて全てが素晴らしかったな〜。
お寺は幼稚園を抱えていてオーガニック給食実施、
100メートルの廊下を擁す木造建築は外観だけでも圧倒される。

〜〜〜
匝瑳市で田んぼのコミュニティを展開されている髙坂 勝さんにお会いし
半農半Xを実践されているお話しをお聴きした。
計らずも、百姓一揆でご一緒しており
その多岐にわたる人脈の広げ方
自分でできることを増やす、
まさに百姓の技を徐々に増やす楽しみなどを学んだ。
また、身銭を切る、痛みを感じること。
今の世は、モノでなく、コトに。
経験に、重きをおくこと。
自給してれば、米不足も、野菜の高騰も危うからず
その大切さを再認識。
〜〜〜
昨日は、ときがわ町のトカイナカハウスで開催された「下り列車セミナー」に参加。
講師は「減速して自由に生きる ダウンシフターズ」の高坂勝さん、作家の神山さんのお二人。
経済に縛られるのではなく、農を自給しながら半農半X的に自由な生活を作っていこうという趣旨。
主に高坂さんの著書に影響を受けた人達が集まったので、いろいろな話も合うし盛り上がった。
またいろいろな興味深い人たちが飛び入りで入ってきたりするのも面白く、
こういう場を作っている神山さんも素晴らしい。
高坂さんの名前は記事などで知っていたが、
昨年末からFBでつながりその発言と実践がすごく自分の理想とするものに近いことから
興味を持っていた。
今回のセミナーに参加する前に
約10年前に出版された「減速して自由に生きる ダウンシフターズ」と
4年前の「次の時代を先に生きる」を読んで、
30歳頃に独立、伝説のオーガニックBARを作ってワンオペで運営、
その後は千葉に移住して農的な暮らしの素晴らしさを多くの人々に伝えている生き方に
とっても感銘を受けた。
自分も無理な右肩上がりを求め続ける経済至高主義(資本主義)を脱する生き方は
すごくまっとうであると思うのである。
脱成長については、
斎藤幸平さんの考え方に共感をして最近もその著書を読み直していたりしていたのだが、
高坂さんは斎藤さんの理論をその生き方で実践してきた方と感じる。
全ての言葉が実践に基づいているので、人の心を動かすのだ。
今年は自分もより農的な生活をやっていきたい。
〜〜〜

セミナーを終え、帰路を検索。
千葉駅から列車が1時間に1本しかないゆえ、乗り継ぎ悪く50分の空白時間。

それならと最初の乗り換えの池袋で下車し、かつての我が Bar 近所の大桃豆腐を往復。
6時過ぎで全ての品物売切で買えず。久しぶりに大桃さんと15分立ち話。

香取「月のとうふ」周浦さんと府中「おもむろ」伊藤さんは
当 Bar に通う中で大桃さんの豆腐の旨さを知り、
脱サラし、大桃さんの元で2年働き、のちに自立された。

逆に周浦さんさんの週休1日→2日→3日を追うように大桃さんも今年から週休3日へ。
俺は Bar やってた頃から
「休み増やしても売上変わらないから休んだほうがいいよ」と進言してきた。
大桃さん曰く、
「休み増やしても、ほんと、売上変わらないね」「休みは茨城で大豆畑」
「使う金少ないから溜まってゆく」と話してくれた。

日本一美味しい豆腐を作っているんだからね、そうだよ〜、
豆腐の賞味期限内で2〜3日休んでもこの豆腐を出していれば常連さんは他所に逃がさない(^^) 

短時間でもナリワイ友とのご機嫌な会話できて、嬉しかった。
87歳のお母さんも元気に揚げ物してて驚く。ナリワイで生涯現役ってかっこいいな、と! 
お母さんが揚げたガンモドキ、特に季節の百合根のガンモなんて天下一品なんだ! 
店内は俺が20年前に大桃さん店内改装時に一緒にDIYしたレジカウンター台や商品棚台など、
現役で使ってくれていてほのぼの!

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