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畑に大豆を蒔いたら、
一週間で芽が出ていました。
すごいな~、蒔いただけで何もしていないのに音譜
生命の神秘!

今週のタマツキは男性ばかり。
昨晩もその前の晩も、
カウンターに男が占めていた!
うぅ。。。。ドクロ

昨日一番で来てくれた2人組の親友同士は44歳。
ひとりは郵政で働き、ひとりはもう何年も派遣で働いて来た。

郵政の方は、ノルマの厳しさに心が折れそうだという。
結婚されていてお子さんが病気で車椅子状態。
それでもダウンシフトできるだろうか、、、と。

派遣の方は、
独身なので今はまだいいが、
いつどうなるか不安がやまない。
結婚してお子さんだって欲しいが、
いまのままでは無理だろうと嘆く。

お二人ともとっても優しそうで、
いい人であろうことがお顔に現れている。

真面目でいい人ほど、この経済社会では働くことが辛い。

私なりの、お二人への希望と将来へのアドヴァイスを
僭越ながらお伝えした。
きっと、また訪ねて来て下さるだろう。

今、苦しい人ほど、
いつか新しい道を歩み始めた時、
誰かの希望になれる。

生き方を変えた人が、背中を見せて、
他の人の生き方を変えて行くことを、
たくさん見て来たから、
確信しているんだ。

7/6(日)のイベント
「学校・学び・ホームエデュケーション・・・選択肢は多様」
があと7人で満席!

なので、もう少し宣伝を兼ねて、
なぜこのイベントを企画したか、つらつら取り留めなく書きたい。

子どもの頃、勉強が大嫌いだった。
高校に入ったら、いっさい勉強するのを辞めようと決めた。
実際、高校三年間で、常に学年ビリ。
ビリ2位からたいてい50点以上離されて断トツのビリだった。

高校卒業後、一年浪人して、
試験前2ヶ月だけは必死に一日8時間以上受験勉強をした。

受かった大学では、またもやいっさい勉強しないと決めた。
なので試験は全てカンニング。
卒論は全て資料を丸写しした。

高校の英語の先生から「ゼロ点」で返却された回答用紙に
赤字でこう書かれたことがあった。
「 I’m afraid you are Drop out !」

先生は心配して書いたのだろうが、
私は 「 ざまぁ見ろ 」 と嬉しかった。
先生への感情ではない。
学歴や偏差値で人を見ようとするこの世の中に、
意味がないなりにも抵抗をしていたから、
こう書かれて、むしろ満足していたんだ。

幼稚園から小学校二年生まで、いじめられっ子だったから、
弱い人たちの痛い心身がわかる。

だから
弱い人や学のない人を差別したり侮辱したりすることが許せなかった。

それを解決すべく、
私が学生時代から今に至るまで一貫してしていることは、
みんなを仲良くさせてしまうこと。

いじめや差別はよくない! と叫んでリーダーシップを取るより、
いじめっ子もいじめられっ子も仲良くさせてしまえばいい。

世の中では常に差別がある。
常にいじめがある。

自分の中にもそうした心がある、未だ無知がある。

いい大学を出ている人が、大企業に就職して、
もしくは国家一種試験に合格して官庁でキャリアとして、
働く。

その人たちが、この世の中を発展させている面もあることは認めるが、
構造的暴力によって世の中を壊しているベクトルのほうが大きい。
地位や名誉や給料や保身のために!
一方で、その彼ら自身も心身を病んで行く。

大卒とか高卒とか中卒とか不登校とか関係なく、
経済社会からこぼれ落ちた人たちは、
そもそも社会復帰は難しい。

なんという悲惨な社会だろう。

義務教育なるもので私は社会の基本は学んだが、
高校以降は何も学んでこなかった。

しかも自ら選択してだ。

でも、今がある。
いやむしろ、そうした選択をしたから、幸せな今がある。

I’m glad I was Drop out ! (この英語って、正しいかな?)
ドロップアウトして良かった、と心から思うんだ。

そうやって生きてきてみたら、
学校に行かずにオモシロイ生き方をしているオトナに会うようになった。
ホームエデュケーションの場合もあるし、
不登校の場合もあるし、
ネグレストの場合もあるし、
自らのドロップアウトの場合もある。

みな学歴が無い分、
自分の得て来た力で生きている。
得られなかったことをバネに、
社会を変えるために生きている人もいる。

学歴社会を生きて、
つまらん仕事をしている方々をたくさん毎日見ているから、
そうした人たちの悩みを毎日聞いているから、
尚更、学校に行かなかったオトナで
オモシロイ人に魅力を感じるようになった。

だから私には選択肢が広がった。

学校を出なくたって素敵なオトナになれると!

彼らと実際に会い、接して来たお陰だ。

だから、みなさんにも出会ってもらいたい。
そんな私の我がままから、
このイベントを企画した。

いまだに様々な差別や偏見が世界を覆っている。
人格者がなるべき政治家ですら、
人格者どころか差別心に満ちていることは、
都議会でのセクハラ発言で明白だ!

学校に行かないと人間失格のように捉えられていることがある。

そんなことは全くない。

学校に行かなかった故に
苦しい人生を送らざるを得ない人が多いことも事実。
しかし学校に行ったって人間失格的に生きる人がいかに多いか。

結局は、その人なんだ。

人に差なんてない。
私は、短い人生の中で出会った様々な人々から、そう学んで来た。

例えば目が見えなければ、その分、他の五感が優れている。

誰も他人になれない。
だから自分が誰かに勝っているとか劣っているなんて、
一側面からの判断だけであって、
誰も真実はわからない。

少なくとも、そう考えることによって、
人は謙虚になれるし、
人として内面の成長ができる。

学校に行かないお子さんを抱えている方、
学校に行かなかったことを悔やんでいる方、
学校に疑問がある方、
ホームエデュケーションに関心ある方、
ダウンシフトしたい方、
子どもの心を尊重したい方、
まだ知らない価値観や現実を自分の目で確認したい方、
ぜひ、遊びにきてください。

小さい会場ゆえ、あと7人で〆切になります。

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7/6(日)14時~ お茶の水で、
「学校・学び・ホームエデュケーション・・・選択肢は多様」
と題して、学校に行かずにオトナになった方を何人もお招きし、
ゆとり教育を進めた元文科省の寺脇研さんをゲストにお呼びし、
菊谷文庫&高坂でイベントを開催する。
http://kokucheese.com/event/index/186961/

教育費を考えるとダウンシフトできない、という嘆きを聞く。
学校に行かないでしっかりしたオトナになっている人と出会うたび、
学校ってなんだろう?、教育ってなんだろう?と思う。

教科書に政府が介入して都合の悪いことは教えなくなりつつある。
サラリーマンになることばかりを教える教育。
なのに、大学出ても4割以上が就職できない。
2.8人に1人が奨学金で大学を出るのに
正社員になれずローン返済で苦しむ人が増えている。

今後、自衛隊は軍隊化してゆくことだろう。
奨学金ローンの免除や、兵役から帰還したら就職できる、
などという甘い汁で
格差で貧困層の若者を自衛隊に斡旋してゆくだろう。

少子化を懸念し、くだらない施策を練っているくせに、
一方で若者を死に近づけ、人口を減らしたいのかい?

そんな罠にはまらないためにも、
学校や教育について考え、
選択肢を増やしたい。

だから、こんな企画を作った。

あと15名程で満席になります。
ご興味ある方はお越し下さい。

詳細やお申し込みはコチラです。↓
http://kokucheese.com/event/index/186961/


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イベント情報などをメルマガで不定期に発酵(行)しています。
ご登録はこちらから↓

 http://www.mag2.com/m/0001490390.html

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———-【 髙坂 勝 の トーク 出演情報 】———-


■7/6(日)14:00~
学校に行かないでオトナになった方々をお招きしてトークセッション
     http://kokucheese.com/event/index/186961/

■「あなたもダウンシフターズになろう」 連続講座
12名先着  〆切は
7/18(金)22:00
http://greenz.jp/2014/06/24/wataden_school_kosaka/

■9/13(月/祝日) 13:00~
株)楽読 代表 平井ななえさんと対談
https://www.facebook.com/events/749366995127336/

■10/25(土) 19:00~
半農半Xを提唱する塩見直紀さんと対談  at 中野

■12/7(日) 「次元は上昇する」イベント
田中佳さん/船瀬俊介さん・・・・と一緒にトークいたします。


———-【 直近のトーク映像 】———-

■2/19  藻谷浩介さん & 高坂勝
『未だ経済成長ってカッコ悪い  こっちの み~ず は あ~まいよ』
            
■4/1   後藤彰さん with 高坂勝
田舎に移住して月3万円で充足して暮らせる現実』
            
上ふたつのトーク、ユーストリームで見ることができます !
http://www.ustream.tv/channel/downshifters



                 



———-【 髙坂 勝 の 直近の掲載記事 】———-

★ 月刊『現代農業』5月号(4/1発売)に
「脱成長の店で 酒を呑まして 脱TPP 」と題して寄稿しました。
こちらからご覧頂けます http://p.tl/2VzV

★ 4/25 東京新聞朝刊13面「暮らし」で
【「減速」 してみませんか 「繁盛しない店」主人が説く】
と題して大きく取り上げて下さいました。
こちらからご覧頂けます http://p.tl/7tJc


———–【 髙坂の著書/共著/掲載情報 】———–
 



■ 『減速して自由に生きる ダウンシフターズ
』  
(ちくま文庫)髙坂勝 著

 


 『自分を生きる働き方』 
荒川龍さん著


 
    1章で「稼ぎすぎない自由を楽しむ ~ 髙坂勝」他、
 
タマツキに出入りする人や田んぼの仲間達がたくさん登場します。


■ 『 ホーキせよ!~ポスト3・11を創る 』
 (ゆっくり堂)

    辻信一さんと髙坂の対談も入っています

■ 『スローなカフェのつくりかた ~暮らしをかえる、世界がかわる 

                                                        (自然食通信社)
■ 『土から平和へ
』(コモンズ)
■ 『しあわせcafeのレシピ
』(自然食通信社)
■ 『 kototoi 』
 高坂が毎号寄稿しています。  
 

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