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@       10月1日(土)は予約で満席です       @
@              申し訳ありません                     @
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ここのところ、毎週、田んぼ。
楽しい(^^)

たまにはTSUKIでも眺めましょ

たまにはTSUKIでも眺めましょ
たまにはTSUKIでも眺めましょ

一番上の写真は3年目の私たちの田んぼ。
(前回ブログに書いた田んぼは、今年から仲間たちと始めたもの)
今までで一番美しい 「 はさがけ ( 天日干し ) 」 ができました。

下の二枚の写真も今年復田した田んぼ。
当店タマツキ繋がりの方々が開いた田んぼでです。

こうして休耕田や荒れ田が蘇ってゆくのが嬉しいですよね(^^)

安心で美味しいお米まで、もうひといきだにゃ!

今日は私の大好きな
半農半哲学者・内山節さんの文章から拝借、要約します。
( 東京新聞 9.25朝刊7面 「時代を読む」 より )

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20年前、イタリアはヨーロッバで嘲笑の的だった。
通貨リラは不安定、大企業も少ない。
しかし昨今では違っている。
ヨーロッパ諸国は、経済不安、雇用不安、財政赤字・・・
人々はいつ自分が失業するかわからないという不安で、
ゆとりがない。
そんな同時代にイタリア人の暮らしは健全である。
自営的な職人仕事やサービス業や農林漁業で暮らしている人が多い。
いわば企業に依存している人が少ないのだ。
彼らは世界や自国の経済がどうなろうと、
自分の仕事に大きな影響がない。
しかも人々は力強いコミュ二ティーとともに暮らしている。
地域の食材や伝統料理を重んじる食や小さな生業で
積極的に人々のつながりを維持している。
ヨーロッパの人々が不安にあるなかで、
イタリア人は幸せそうである。

かくしてイタリアは見直された。
経済規模もGDPは小さく、政治も腐敗しているが、
人々は幸せそうだからだ。

それは自分ならではの小さな仕事(生業)と
強いコミュ二ティーを持つ人々の強さ。

私たちが目指すは、こうした自立性と柔軟性を持つ社会かもしれない。
国の経済や政治にさほど影響されない
仕事(生業)とコミュニティーをどう創造するか。

国のGDPや政治に支配されつづける時代にサヨナラしたい。

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私も全く同意見であり、
それを実行すべく7年前に当店を出しました。
ホンモノを追求する小さな生業の方々と繋がってきました。
まさに食を通じた地域を越えたコミュニティー。
想いある人々に支えられながら、
一方、私も想いある人々をささやかに支えながら、
心とモノとお金を循環させてきたのです。

だから私の商売は大きな宣伝などしなくとも、
少々ながら利益を頂いて今日に至ります。

去年、私の本が出て、多少バブル気味でしたが、
昨今は落ち着いて来て、
かつての理念 「 ほどほどに暇な店 」 に戻りつつあります。

開店してからの7年間、国の景気など、あまり関係ありません。

繋がりのある仲間達も、
不況の中にあっても、
なかなか潰れません。
それぞれ大変もあるでしょうが、
とても幸せそうです、楽しそうです。

そうした人たちは、
国や経済に左右されなくとも、
社会/経済/政治に働きかけています。

よりよい未来にしたいからです。
カネという指標以外に大きな使命を持っている。
カネに支配されないから、
心にゆとりがあるのでしょう。

3年前に米の自給をはじめてからは、
田んぼが所属する様々なコミュニティーにも
繋がりができ始めました。

経済が仮に破綻しようと、
「お米」と「繋がり」に支えられて、
いのちを脅かされないわけです。(^^)

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円(マネー)から縁(コミュニティー)へ
サラリーマンから小さな生業へ
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エネルギーもしかり。

原発などはカネと引き換えに
コミュニティーといのちを脅かして来た歴史でもあります。
地域にもともとあった生業を失わせて、
原発労働者にしたてあげてきた歴史です。
賛成、反対、の争いでコミュニティーも破壊することは周知の事実。
いのちを脅かされることは、フクシマ原発の今を見ればわかるでしょう。

自然エネルギーは地域分散化型であり、
小さな生業起業やコミュニティーの繋がりに寄与してゆくものです。

さてさて、、、

一昨晩、会社を辞めた女性、会社を辞める女性がおのおの来店。
昨晩、会社を辞めた男性が、おのおの御三方、女性が御一方、来店。
今日、会社を辞めましたと報告に来てくれる男性あり !

なんじゃこりゃ(^^)

みなどこに向かっているか。

名古屋へ、岐阜へ、山口へ、福岡へ。
人の役に立ちたい、地域にお役に立ちたい、自然に即した生業をしたい、
と口を揃えて言います。

みんな、好きなこと、地域に役立つことへの生業へ
東京から散ってゆくのです!

東京で変革に奔走している方々もたくさん居ます。
経産省資源エネルギー庁のエネルギー調査会に、
飯田哲也さん、枝廣淳子さん、
伴英幸さん、大島堅一さん、八田達夫さんなど
脱原発、送電線分離、自然エネルギー推進を担う方々も入りました。

調査会には、
原発輸出、原発軍事利用を訴えている輩も選ばれているので
安心はできませんが、確実に一歩前進です!

【毎日新聞】エネルギー調査会:「脱原発」主張の研究者を委員に起用

脱原発、地域分参加型エネルギーを促す人たちを応援しながら、
一方で、ひとりひとりが地域に散ってゆきましょう。

私も、少しづつ、東京から軸足を移してゆく計画です。

10月1日(土)、
東武動物公園に隣接する「新しい村」で、
新しい村 収穫祭  
と題したイベントがあります。

半農半歌手の Yae さんのライブ、
農産物のブース、農的経験できるワークショップなど、楽しそう。
芝生で寝転びながら一日過ごせます。

私と Yae さんのトーク  「  農力向上でダウンシフト  」 もあります。
ぜひ遊びに来てくださいね。

都心で過ごす方には下記イベントがあります。

「六ヶ所あしたの森から東北のあしたを考える
 ~設立報告会&間伐材ミニ楽器製作ワークショップ~」

  ←(昼)

「六ヶ所あしたの森 設立記念交流会」
  ←(夜)

2007年、
原発沿いに木を植えながら歩く 『 WALK9 』 に深く関わりました、

そのゴールだった青森県六ヶ所村 
( 六ヶ所村核再処理工場がある ) に
農的エコビレッジを創り、
原発に頼らない生き方、生業、コミュニティーを
築こうということで始まったプロジェクトが
 『 あしたの森 』 です。

お時間ある方は、そちらにも足をお運びください(^^)

10月1日は雨マーク。
どうか、晴れますように・・・

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10月の トーク/ 講演 情報

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● 10月1日(土)
新しい村 収穫祭  
 (埼玉県宮代町、東武動物公園近く) 。
~ 農力向上でダウンシフト  ~ と題して、 Yaeさんと対談です。

● 10月3日(月)
ポスト・フクシマをどう生きるか
    ~「思ったこと」を話すことからはじめよう ~


    (六本木ヒルズアリーナスペースUMU)

田中優さん、いしだ壱成さん、森雅浩さん、南兵衛さんとトークします。
参加型ワークショップなので、みなさんと語り合いましょう。
(急遽決まったので、上のHPに私の名前はクレジットされていません)

      
● 10月4日(火)
船井総研 代表取締役会長・小山政彦さん、
クウォーターバック 代表取締役の中島セイジさん、
と対談 
( 非公開収録 「月刊CD 小山政彦のビジネス・イノベーション 」 
 )

● 10月9日(日)
綾部里山交流大学 
     交流デザインの観点からの日本再生


           ~万象の天の才が交流し合う世紀へ~

 「ポスト3・11を減速しつつ、社会起業家として生きる」
   と題してお話予定です      
     (京都府綾部)

● 10月16日(日) 
土と平和の祭典 2011   
平和ステージ 16:00-16:45
    ~ 脱原発から100年の暮らしセッション にて司会をつとめます。
     中村隆市さん、山戸孝さん、こうちあきおさん、桜井 薫さん

  脱原発以降のエネルギーのあり方、
  暮らしの豊かさの価値について見直し、
  生きとし生けるすべての自然の多様性に見習い、
  人間同士が共生し地球と共鳴するライフスタイルについて、
  ダウンシフトをキーワードに長期的視点から3.11被災地の現場、
  祝島、各地域での取り組みを紹介します。

● 10月22日(土)
Be Nature School


  

自分という自然を活かす  ~  転機の見つけ方つくり方 

    
 中野民夫さん、 林厚見さん、 岩谷孝子さん、
 志村季世恵さん、森雅浩さん、
そして参加者のみなさんと語り合うワークショップです

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2010. 10.10 小生初の著書
『 減速して生きる ~ ダウンシフターズ 』
幻冬舎 http://amzn.to/awaWcY

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