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当店「たまにはTSUKIでも眺めましょ」、


今年から日曜日・月曜日を定休とさせて頂きます。

みなさん、おはようございます。

昨日、お伝えした

JVCのパレスチナ・ガザ地区への緊急医療支援で

100万円以上集まったようです。

同じ想いで「パレスチナを見捨てない」と考える人がたくさんいることに、

勇気を貰います。

昨日現地の職員に第一回目の送金が行なわれた

と情報が入りました。

もし、このブログを見て寄付された方がいてくれたなら、

ありがとう。

必ずや、いのちの確保に役立つはずです。

私の友人で、

「パレスチナが見たい」著者の森沢典子ちゃんが、

今のパレスチナへの想いを文章を書いております。

彼女は、幼稚園の先生でしたが、

パレスチナで起こっていることを見なければ・・・

と思い立ち、現地に入った経験を本にしています。

彼女は、5年前に私が店を出すとき、

内装を手伝ってくれました。

ぜひ、読んでください。

真実を伝えないこの社会を知るために・・・・

イスラエルが何を企んでいるのか・・・

読んでください。

パレスチナで殺されてゆく人たちに

私達にできることは、唯一、「知る」ことです。

「パレスチナの過激派ハマス」 VS 「イスラエル」

というマスコミが伝える構図に、目を凝らしてください。

以下より、森沢さんのメール

(難しい言葉は、私なりに緑の字で解説を書きます。)

************************

皆さま、新しい年が明けました。
今年もよろしくお願いします。

昨年祖母を亡くし喪中だったため、新年の
ご挨拶は控えるつもりでいました。

けれども年末から始まったイスラエルによるガザへの
大規模な空爆が連日激しさを増し、辛い気持ちで
年を越し、喪に服す思いは一層強くなりました。

でも私の気持ちを暗く重くしているのは、

イスラエルによる空爆の事実だけではありません。

この一連の出来事には大きなトリックがあり
一般の報道も、政府の対応も、人々の反応も
そのトリックに陥ったままであることが、状況を
一層悲惨にしていることに心が張り裂けそうになるからです。

今回のイスラエルの空爆、そしてこのほど開始された
地上での攻撃はイスラエルの言う『戦争』でもなければ
ハマスのロケット弾阻止の大儀のためでもないことは
イスラエルのこの60年間のパレスチナへの戦略を
ほんの少し学ぼうとすれば誰にでもすぐにわかるはずです。

小学生にだって。

これは戦争でもテロ対策でもなく、あきらかな侵略行為です。

60年前に始まったイスラエルのパレスチナ地方への
侵略『NAKBA』の一環です。

NAKBA : 1948年にイスラエルが建国され

        パレスチナの平穏な村々を突然、

        軍事攻撃し、村から追い出し、

        大虐殺をしたことを「ナクバ」という。

        70万のパレスチナ人が難民になった。

ガザ側からロケット弾が打ち込まれる遥か昔から
イスラエルによるこうした攻撃は姿かたちを変え
繰り返されてきています。

そして今回のガザへの大規模な攻撃は、周到に準備された
ものでした。

2003年夏ごろから突如として始まった封鎖の硬化。

(それまでもパレスチナの人々にとっては
イスラエルによる軍事封鎖のため移動も物資の輸送も著しく
制限されていましたが、私たち外国人は交渉次第で出入りできました。
それがそのころから国連職員、NGO、ジャーナリストが次々に
ガザに入れなくなり完全に封鎖されてしまったのです。)

そして極めつけ、シャロン首相によるガザからの入植者撤退、

世間に対しては平和的な行動のようにアピールされていましたが、

入植地がなくなりいよいよ大規模な空爆を可能にし、

準備を進めている気配が
イスラエルによるガザへの激しい攻撃、侵略を予測させ、私の中に
不気味な不安を掻き立てました。

入植者・入植地 : パレスチナ人の居住区を軍事力含む圧力で

            不当に破壊し、イスラエル人の居住区を作り

            上げる。その地域を入植地、そこに住む人を

            入植者という。

            入植地は、ガザの中に点在していたが、

            イスラエルのシャロン政権時代に撤去した。

            イスラエルはガザ地区のイスラエル人居住区

            をなくしたので、無差別に経済封鎖や攻撃が

            できるようになった


この時7000人のガザの入植者を撤退するシャロン首相に
ブッシュ大統領は次のことを了解していたのです。

一、ほとんどすべてに近い西岸地区入植者の永久保存(約16万人)
二、イスラエル建国にともなうパレスチナ難民の帰還権の放棄
三、西岸に建てている隔離壁の建設
四、暗殺攻撃を含めた、パレスチナ抵抗勢力への攻撃


西岸地区 : パレスチナは、ガザ地区とヨルダン川西岸地区という

         距離的に分かれた二つの地域からなっている。


(このことはエリック・アザン『占領ノート』現代企画室の解説にも
詳しく触れています。上記の訳はこの著書から引用しました。)

これまでどの米国大統領もイスラエルを擁護していても
パレスチナ難民の帰還権に触れることはありませんでした。

それがブッシュ大統領は安々とその放棄を一方的に
認め、さらに入植地を初めて認めた大統領に対し呆れ果て、
その浅い判断による重い罪と、このため今後のしかかるパレスチナの
人々の恐ろしい運命に、当時私たちは本当に落胆し、恐怖を感じ
たことを覚えています。

またこの4つ目の暗殺攻撃を含めた攻撃の許可は今回の大規模な
空爆の格好のステップとなりました。

それでもアフガン攻撃、イラク攻撃と次々に失敗し、米国民からも
すっかり支持を失ったブッシュ大統領と、その大統領を支えてきた
マスコミ、国際社会は、大きな反省と成長の元、イスラエルの暴挙は
抑えられるだろうとどこかで楽観的な期待もしていました。

今回のような大規模な空爆を許さない国際社会の監視という
抑止力が働くことを信じていました。

でもそんな期待はあっという間に吹き飛ばされました。

長期間封鎖され、食事も水も電気も仕事も失われつつある
ガザの人々に対し、戦闘機、無人戦闘機(卑劣です)、戦車、
軍艦を総配備してイスラエルは容赦なく攻撃をし、それを国際社会は
止められずにいます。

そしてパレスチナ側からの抵抗は一切認めようとしません。

イスラエルの情報量、最新技術では、ピンポイントで
人一人に絞って爆殺出来ますし、これまで何度も
それを行ってきています。

でも、2006年のレバノンの時と同じ、核心は残し、
ガザの歴史的建造物であるモスクや大学、マンションなど
多くのものを攻撃し破壊し人々を犠牲にし続け、

『パレスチナは人道危機にはない』と言い続けています。

いったいガザをどうするつもりなのでしょう。

レバノンの時 : 2006年にイスラエルは

          ヒスボラからのミサイル攻撃への防衛と称して、

          レバノンに軍事侵攻している。

先日知人が苛立ちながら私に質問してきました。

『どうしてハマスはロケット弾を撃ち込めば攻撃されることをわかっていて
撃ち続けるんだ。』

その方は、イスラエルの攻撃は許されない、だけどハマスが
攻撃を止めれば納まるのに・・・と心配していたようです。

でもその言葉は私を深く傷つけました。

困ったことに、こうした質問に答える的確な答えを
探しても見つけることが出来ない自分がいました。

パレスチナの状況は勘のいい人ならすぐに理解できるかもしれませんが
ほとんどの人は中に行って、パレスチナ側から世界を見てみないと
理解するのは難しい。想像を絶する状況があります。

そして理解されない・・・ということが、本当に辛く孤立感や絶望感を
生んでいます。

私も以前は抵抗するパレスチナ側を批判していました。

何故?と詰め寄ったこともありました。

でも闘わなくてどう生きたらいいのでしょう。

私たちが食べないと生きていけないと同じくらいに、
生きるために闘うしかなかったら。

そんな状況をどうやって私たちは想像できるのでしょうか。

パレスチナで聴いた言葉が今でも心に焼き付いています。

『信じてください。世界というものは、弱い人々の言葉を聞かないものです。』

食糧支援、教育支援、医療支援、金銭的支援
それらを命がけでやってもやっても人々が殺され続け、政治部門
軍事部門と立ち上げ、それでも結局何をしても変わることの無かった
パレスチナの状況を憂いながら、ハマスの幹部イスマイル・アブ・シャナブさんが
涙をためて私に言った言葉です。

シャナブさんは2003年当時、イスラエルと闘っても軍事的にはかなわないことを
私にはっきり言いました。

『共存しか道は無いのです。そのためにもまずはパレスチナ自治区内の
イスラエルの軍事的政治的占領をやめてもらうことです。

そして共存のための
話し合いのテーブルにつくつもりです。』

シャナブさんは政治部門のトップで、インタビューをお願いするたびに
繰り返し共存について発言しました。

ラジオでも、日本のテレビ局向けにも発言していました。

でもそれは大々的には報道されず、シャナブさんは2003年夏、
乗っていた車に対する戦闘機からのピンポイント空爆で
爆殺されてしまいました。

ハマスはイスラエルとの停戦に合意し、攻撃を

止めている真っ最中でした。

その時私はイスラエル政府が望んでいることは、

共存でも占領の終結でもないことを知りました。
停戦も和平など望んでいないことを。

それまでも、もしかしてそううかな?と思う節があっても、
いや、まさか・・・と信じたい気持ちでいました。

でもこの時知ったのです。

そしてシャナブさんの死を受けて、ハマスの残された人々は
怒りに震え、停戦破棄を宣言しました。

『ハマス停戦破棄』は各紙大々的に報道され、ハマス側から停戦が
破られた印象が世間を走りました。

その後私もガザに入れることは無く、今のハマスの状況も、

パレスチナの状況も
本当には把握し切れていません。

でもなぜ、新聞も報道のたびに「ガザを支配するハマス」と
枕詞のようにつけるのか疑問は消えません。

ハマスは、

パレスチナの人々の選挙で勝ったアラファトを認めようとしない
イスラエルと米国、国際社会の圧力により、国際監視団のもと
正当な選挙で選ばれたパレスチナの第一党です。

そうなったとたん、それを認めず、秩序を著しく乱しているのは
イスラエル、アメリカ、そして私たちです。

マスコミに勤めている方たちにお願いがあります。

私たちの平和を望み、今の状況をペンの力で打開したいと
思って記者になったのでしたら、マスコミにはその力があります。

でも記者のかたたちがいくらエルサレムに駐在したって
占領地のことはわかりません。

西岸やガザにもっと入ろうとして、ご自身の目で確かめてから
記事にしてください。

こんな時はガザに近寄り、どうしても中に入れない状況くらい
自分でリポートしてみて欲しいと思います。

それからブッシュ大統領に声を届けることの出来る方に
お願いがあります。

英雄になりたくてイラクもアフガンも経済もことごとく失敗してしまった
ブッシュ大統領に、あと一つだけ英雄になる方法が残されていることを誰か
伝えてください。

残すところ後僅かな任期中にイスラエルの攻撃を今すぐ
ストップさせることです。

米国大統領の力において。

ブッシュ大統領にはそれが出来ます。

数々の失敗の後でも
世界から尊敬され後世名を残す立派な大統領として
幕を閉じることが出来るでしょう。

皆さんにお願いがあります。

私たちが今回の攻撃について正しく理解するためには
少しでもいいので、イスラエルの建国から今に至る全体の
流れを知ってください。

また1月10日には子どもキャンペーンやアムネスティ、JVCなど
日本を代表するNGOとともに、今回のガザへの攻撃に対して
出来ることを模索し、イベントを企画中です。

何か良い案がありましたらお知らせください。

パレスチナのことに関心が無かったり、あまり良く知らない方たちも
巻き込んで出来る何かいい方法を探しています。

詳細が決まりましたらまたお伝えします。

乱文、お許しください。

                              森沢典子

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私も、パレスチナを見てきました。

だから、

森沢さんと同じ想いです。

イスラエルが本当にハマスの攻撃が脅威なら、

ハマスのミサイル発射場所に攻撃するはず。

「パレスチナから攻撃されているから、

自衛のために仕方なく応戦している」

という構図を作り、口実にしているわけです。

ハマスは単発のミサイル以外、

一切の反撃をしていません。

抵抗がないのに、一方的にパレスチナ人を殺している。

このまま行けば、いずれ、ゲリラ戦になるでしょう。

そうしたら、イスラエルにも沢山の死者が出ます。

イスラエル兵も徴兵制による若い命です。

そして、ベトナム、アフガニスタン、イラクと同様、

底なしの苦しみの連鎖に入ってゆくでしょう。

得をするのはアメリカ始め軍需産業でしょうね。

これが、アメリカの経済対策ですか?

人を殺して、経済対策ですか?

今日は、国連が運営している学校を攻撃して、

避難民が40人も亡くなりました。

国連関係施設なら安全だろうと非難している市民を

殺しているのです。

私達、世界の市民は

これを許すのでしょうか・・・・・!

緊急 NGO共同行動のご案内
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★ガザに光を!即時停戦を求めるピースパレード&シンポジウム
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1月10日(土)
15:30集合「芝公園23号地」
       地下鉄:御成門駅3分、神谷町駅5分、大門浜松町駅10分
       東京プリンスホテル・芝高校・正則高校に囲まれた空間

16:00ピースパレード出発
17:30パレード終了(解散地は六本木三河台公園)
  ※パレードには、ペンライトなど光るものを持参して下さい。

18:30—20:30 シンポジウム
      会場 聖アンデレ教会(最寄り駅神谷町、芝公園そば)

  ※パレード解散地近くの日比谷線の六本木駅から1駅で
   シンポジウムの会場の最寄り駅である神谷町まで行けます。

※呼びかけ:
  ピースボート
  日本国際ボランティアセンター
  パレスチナ子どものキャンペーン
  アーユス仏教国際協力ネットワーク
  日本YWCA
  日本聖公会東京教区エルサレム教区協働委員会
  パレスチナの子どもの里親運動
  1コマサポーター   ほか

※一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。
 ぜひお知り合いにお声をかけてください。
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