私自身は日々、感謝しながら生きている。

平穏こそ安らぎの暮らしだ。

 

しかし、

この世の中には、正直、

落胆してしまう日々だ。

 

 

近代社会では

憲法や法律、

暗黙のルールやモラルのもとで、

秩序は保ち保たれ、

人々は暮らしている。

 

そう思っていた。

 

だけど、、、、

 

トランプ氏、
安倍政権の人々、
官僚の上層部の一部の人々、
経済界の上層部の一部の人々、
彼らは、せめて、建前だけでも、

世界的ルールや憲法や法律やモラルを率先して遵守すべきでは？

なのに、

逆に率先して、堂々と、

誰にでもバレるような、

見ててこっ恥ずかしい嘘や言動で、

秩序を破る。

 

道徳強化を謳う安倍政権の人々が、

いちばんの不道徳な行動と発言と無責任。

ご都合主義なのだ。

 

まちがいなく、

この国はどうも、

きな臭くなっている。

 

「きな臭い」の意味合いがわからない人は、

調べて欲しい。

 

 

この国を愛するどころか、

この国のトップたちを恥ずかしく思う。

 

私は

愛郷心は旺盛だが、

愛国心は地に落ちてゆくばかりだ。

 

今のこの時代に、

絶対に愛国心がある、なんて、

死んでも言いたくない。

 

 

さて、

この酷いサイテーの政権を倒し得る可能性がある政党は、

残念ながら、

複雑な想いだが、

数の上では民進党しかない。

 

その民進党の大会で、

気迫のスピーチをした井手英策さん。

 

魂を揺さぶられる。

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=yi9cldnC-nA

 

１２分の短いスピーチ、

前半で気迫の意気込みを隠し事なしに吐き出し、

後半で世の真実と方向性を語っている。

 

ぜひ、見て欲しい。

 

 

 

 

　本来、税や保険料は、

富める者から貧しい者に再分配をして、

自由な経済活動で生じた格差を是正するためにある。

 

それが政府の役割だと思っている。

 

日本では、再分配の前と後で貧困率を比べると、

勤労者や子供のいる世帯で

再分配後の方が貧困率が上がる逆転現象が

経済協力開発機構（OECD）の加入国で唯一起きている。

再分配が機能していない先進国として恥ずかしい事態だ。

 

こんな国に愛国心など持てない。

 

格差是正をすれば経済は成長できる、

という学者や政党も多い。

ピケティもそう言っている。

 

しかし、違う。

 

格差是正しても経済は成長しない。

成長などしなくていい。

環境や資源の制約を考えれば、

経済成長などもう無理だし、

無理やり経済成長させれば、

さらに格差を拡大させ、

将来世代に財政と環境悪化のツケを回すだけだ。

 

 

成長の果実を福祉に！

と言って政府は経済優先をしてきた。

しかし２０年経済成長してない。

だから福祉は削減されるばかり。

 

ではなくて、

成長などアテにせず、

福祉を優先すればいいのである。

 

 

 

以下はある雑誌から切り抜いた写真。

 

 

 

経済が成長期から成熟期に移行したのに、

企業が未だに成長期型の

人事や働き方を引きずっている

 

 

その通りだ。

だから苦しいんだ。

 

 

金曜日、当店に苦しそうなサラリーマンが訪ねてきた。

 

私の書籍を読んで、文句を言いに来たという。

 

日本人として生まれた以上、

国のために、経済のために貢献しなければならない。

良い大学を出て、会社に入り、マイホームを持ち、

子どもを良い大学に行かせなければならない。

ダウンシフトなど、逃げだ、負け犬だ！

 

と。

一方、彼は言った。

 

新入社員を教育したら、

その後輩は今では自分より偉くなった。

会社は俺を必要としていない。

 

国のために何もできない自分はダメ人間だ。

 

そういう奴は死ねばいい。

俺もそうだ。

だけど死ぬにも死ねない。

 

 

彼が被害者であり、

加害者にもなりうることは、

井手教授のスピーチを映像で見てもらえればわかるだろう。

 

 

また、来ます、と言って帰った彼。

スーツ姿だが自転車で来てくれていた。

と言っても近所ではない。

彼の住まいの最寄り駅からすると、

当店から自転車で４０分くらいだろう。

 

 

再び彼が訪ねてくるのが、

怖いけど楽しみだ。

彼にラクになってほしい。

経済のサバイバルから落ちこぼれても、

人生は豊かにできる。

 

それこそが次の時代のトップランナーになれる。

 

 

サバイバルで勝ち組も負け組も心身が劣化する社会から、

分かち合いと満たし合いの未来へ。

 

 

 

タマツキで、田んぼで、

ずっとやってきたことである。

 

 

 

追伸：

 

私が関わってきた緑の党グリーンズジャパン。

緑の党がずっと訴えてきた「脱成長」の専売特許。

しかし、

選挙の時になると引っ込めたり、

現在の緑の党の中にも

「成長が必要だ」などという一部の人がいる。

 

うかうかしていると民進党に先を越されるよ！

 

民進党が本当に早く脱成長に指針を示してくれることを望む。
しかしまだ時間がかかるだろう。

 

緑の党はだからこそ、
一番目立つ打ち出しで
「脱成長」を訴えるべきだ。

 

これは、
緑の党立ち上げで共同代表を引き受けて以来、
ずっと一貫して主張してきたことである。

 

 

 

 

⇧私の新著です⇧

 

 

 

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