今日は、お知らせを三つお送りします。
すべて、「食」に関連する情報ツールです。
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①『GMO』・・・・・・
「食糧危機を救う」とうたって踊る
「遺伝子組み換え作物(GMO)」のうらで糸をひく企業をあばく、
ドキュメンタリーがNHK BS1で放送。
http://www.nhk.or.jp/wdoc/yotei/index.html#080614a
<シリーズ 地球は訴える ~大地~>
アグリビジネスの巨人 “モンサント”の世界戦略 前編
6月14日 (土) 午後7:10~8:00
フランス政府が遺伝子組み換え作物を禁止する検討を始めるなか、
世界最大のシェアを誇るアメリカ・モンサント社の歩みを、
企業側の説明と批判的な科学者の声を
両論併記しながら検証したドキュメンタリー。
前編は、
米食品医薬品局FDAが栽培植物の遺伝子組み換えを
認可したプロセスを調べていく。
<シリーズ 地球は訴える ~大地~>
アグリビジネスの巨人 “モンサント”の世界戦略 後編
6月14日 (土) 午後8:10~9:00
後編では、
同社が世界各国で自社の遺伝子組み換え種子を販売することで、
たとえばトウモロコシの原産国メキシコで
地元農民が育ててきた原種にちかい品種が
絶滅の危機に直面するなど、
各国の農業や食文化に多様性が失われつつある現状を描いていく。
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②「6」・・・・・・
河野 太郎 エネルギー政策 「再処理への疑問」
http://www.senkyo.janjan.jp/movie/0000/00000385.htm
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③「G8」・・・・・・
【講演会】 世界食糧危機の犯人は誰だ?
~G8サミットと食糧問題~
◎講師 佐久間智子さん(「環境・持続社会」研究センター)
◎日時 6月18日(水)午後6時半~9時
◎会場 東京・文京区民センター3階C会議室
(春日駅2分・後楽園駅3分・水道橋駅10分)
http://www.cadu-jp.org/notice/bunkyo_city-hall.htm
◎参加費 700円
◎主催 国連・憲法問題研究会
◎連絡先 (TEL)03-3264-4195
いま、全世界で食糧価格の高騰が問題になっています。生きるための食
べ物が価格高騰のために得られなくなった人々の困窮・飢餓、暴動(ハイ
チでは政府が退陣しました)、難民への配給食糧調達資金の不足などが報
道されています。
日本では7月上旬、北海道・洞爺湖でG8サミット開催が予定されてい
ます。既に労働、環境などの閣僚会合が全国で開催され、「テロ対策」を
口実とした警察によるこれ見よがしの警備「訓練」、入国制限、監視が行
われています。
今回、ホスト国となる福田政権は気候変動(温暖化)問題と食糧問題を
G8サミットにおける主要議題にしようとしています。しかし、日本政府
が食糧危機対策として出しているのは高収量の品種の開発・普及などです。
それは、サブプライム問題や石油の高騰などと連なる国際市場での投機に
対する社会的規制の必要性、燃料が貧困者の食糧を奪っているバイオ燃料
の問題などから目をそらすものです。
そもそも、民主主義の手続きから見ても正統性を持たない「首脳」会議
=G8サミットが、64億人の運命を決める世界政府のような振る舞いをし
ていること自体が疑問です。
温暖化や食糧問題で巷間で語られていることは正しいのでしょうか?
経済のグローバル化の社会・開発影響に関する調査・研究、発言を行って
いる佐久間智子さん(「環境・持続社会」研究センター)に話してもらい
ます。
■講師紹介
佐久間智子(さくま ともこ)さん
…市民フォーラム2001事務局長などを経て、
現在は「環境・持続社会」研究センター(JACSES)の
「暮らしとグローバリゼーションプログラム」プロジェクト担当、
女子栄養大学非常勤講師、
明治学院大学国際平和研究所研究員など。
共著書に『徹底討論WTO』(編・共著)、
『儲かれば、それでいいのか-グローバリズムの本質と地域の力』、
『連続講座:国際協力NGO』、
『サスティナブル・ウェルフェア・ソサイエティ―持続可能な福祉社会』、
『非戦』、『グローバル化と人間の安全保障』、
訳書に『世界の<水>が支配される!』など。
<国連・憲法問題研究会>
[連絡先]東京都千代田区富士見1-3-1上田ビル210工人社気付
(TEL)03-3264-4195 (FAX)03-3239-4409
kkmk@winterpalace.net
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①「GMO」と
③「G8」は
連鎖してくる問題です。
「日本政府が食糧危機対策として出しているのは
高収量の品種の開発・普及」
を名目にして、遺伝子組み換え作物を正当化してゆく流れ。
でも、その真実は、
穀物メジャーたるグローバル企業が、
世界の農と食を支配下にしてゆくという恐ろしいシナリオです。
モンサントという企業が
日本にも入り込んで農家に営業して回っています。
北海道、宮崎、新潟、茨城・・・・
おそらくは、アメリカ政府を介して
日本政府にも手を回しているはずです。
私達の命の源たる「食」「農」「自給率」に忍び寄る現実に
どう対応するか・・・・
まずは、知って欲しい・・・
③の講師・佐久間智子さんは、
貧困や格差の本当の理由である、
私達日本を中心とした先進国たち(世界銀行・IMF)が、
途上国に果たす「構造調整プログラム」にも
詳しい方です。
②の六ヶ所村のことだって、食の問題です。
東北産・放射能入り野菜・米魚介類を
皆さんは食べたいですか?
さてさて、
世界の穀物収穫量は約19億トン。
その11%を日本が輸入しています。
(日本人口は世界人口の2%)
19億トンを地球人口62億人で割ると、
一人当たり306キロ。
一人当たりの一年間の消費量は180キロです。
あれ、余ってるはず・・・・・?
鶏肉1キロのために穀物餌が3キロ
豚肉1キロのために穀物餌が7キロ
牛肉1キロのために穀物餌が11キロ
使われます。
そのうえ、バイオエタノールによる
穀物市場の混乱。
問題は生産量でなくて、
・流通分配の構造
・食文化の変化
肉ばかり食べているアメリカ人は3人に1人が肥満。
日本の食も欧米化で肥満・病気が増えて
医療費も増大しています。
さて、幸せとは、なんだろう?
またもや、ここに辿りつきますね。
知らないところで誰かから奪ってきた食を
食べ過ぎて肥満・病気になってる人と、
奪われて食べるものがない病人・被害者。
両者の対策に莫大な私達の税金が使われる。
でも
その原因を作っておきながら儲けてるモンスターたちとは・・・・
モンスター側には、なりたくないものです。
「共生経済」を作って行きましょう(^^)/
hhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh
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