私は、昔から北欧の政策が好きです。
デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド・・・など、
早い時代から自然エネルギーへの移行を実践してきました。
しかも、その流れを創ってきたのが、
政府や産業でなく、
ひとりひとりの「市民」や「NGO」であることです。
力強いですね(^^)リスペクト!
スウェーデンでは過去、
電気を水力と原子力に頼ってきましたが、
1980年の国民投票で脱原発を決めました。
2020年までに自然エネルギーの割合を50%にし、
脱石油社会を目指しています。
例えば、
寒い北欧なのに、
地域暖房の分野では
電気はほとんど使われなくなっているそうです。
スウェーデンの取材から帰ってきた
鎌仲ひとみさん(「六ヶ所村ラプソディー」監督)の話しでは、
現地の人に、
日本ではオール電化が進んでいることを話すと、
「電気で暖房!それは随分野蛮だねえ」と言われたそうです。
他にも、鎌仲さんからのMLメールから抜粋します。
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70もあるエコ自治体では、
ソーラーパッシブハウスの家で
ほとんど暖房がいらない、
太陽のエネルギーだけで暖まる家。
何もエネルギーを使わず、お湯が74度になっていました~~
足し算ではなく引き算なのです。
そしてトイレのし尿でメタンガスを作り、ほとんどの市バスが
これで運転されているのです~~
取材していたら怪訝な顔をされました、
10年前からやってるけど?
それが何か?
みたいな。
恥ずかしい~~
2020年には
ほとんど石油に頼らない社会が構築できる目算があるんです。
脱石油、脱原発。
日本と間逆ですね。
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デンマークでは市民が風力発電を立てやすい仕組みがある。
だから農家さんは畑の中に風力発電を立てる。
農家さんが儲かるシステムっていいですね。
小さな個人や事業所が発電する電気ほど、
高く買ってくれるシステムです。
すると、小さい事業ほど儲かる。
私の目指す「一億総自営業社会」にもいいでしょ、
このシステム!
ドイツでは、
市民は自宅の省エネ&自然エネルギー自慢が常識。
町の公共施設(学校、ドーム、駅など)の屋根には
太陽光パネルが敷き詰められて設置してある町が増えています。
地域小型発電ですね。
アイスランドでは地熱利用が盛ん。
北欧ではありませんが、
キューバなども自然エネルギー促進が進んでいたり、
ますます脱・石油&脱・原発国家が多くなってきています。
注目したいのは、
自然エネルギーを目指す国は同時に、
福祉・医療・教育が充実していて、
お金があまりかからない。
人々の労働時間も短い。
とても住みよい国なのです。
それに引き換え、
日本はやっぱり「間逆」!
医療費、福祉、教育費を削減してゆく方向。
増えてゆくのは軍事費?
健康保険の無いアメリカのようになりたいのかなぁ・・・
市民がモノをいう社会の必要性を感じます。
市民とは、私達、ひとりひとりですよね(^^(。
日本では市民は何事にも
「仕方ない」と諦めている人が多い。
諦めるもなにも、
仕事に時間を奪われて、
そんなことを考える暇すらない人が多々。
だからこそ、
「たまには月でも眺める」時間を取り戻しましょう(o^^)b
(当店の宣伝のようで、失礼・・・・(-_-(; )
「北欧の国々がそういうことをできるのは小さいからだ!」
と言う方がいいます。
いえいえ、
例えばイギリスでも、フランスでも、医療費は無料ですよ!
自然エネルギーが進むドイツは小さい国ですか?
できない・・・理由をあげつらうのは簡単。
大切なのは意志です。
私の座右の銘は
「未来は予測するものでなく、選び取るものである」
デンマークを環境政策に導いている市民化学者
ヨアン・ノルゴー氏の言葉です。
7~8年前、彼が来日してNHKに出演したとき、
番組の最後にアナウンサーが質問しました。
「不景気の日本へのメッセージは?」
するとノルゴー氏が答えました。
「もう、日本の皆さん、一生懸命働くのを辞めたらどうですか」
当時、テレビの前でひとり
「パチパチ」拍手したのを思い出します。
「不景気だからもっと働け・・・・じゃないの?」
いえいえ違いますね。
当時の7~8年前、
ヨアン氏のメッセージとは間逆に、
産業界も個人も
もっと一生懸命働いてきた結果、
格差は拡がって、
ますます労働時間は増えていて、
失業者も増えて、
医療費は上がり年金も崩壊寸前で、
世界では戦争が続いている。
ヨアン氏の言葉は、的を得ていたんです。
自然エネルギー社会を目指すと、
教育も医療も福祉も充実して、
一生懸命働かなくてもいい。
戦争も必要ない。
この「よい連鎖の仕組み」、おわかりでしょうか?(^^)
そんなに働かなくていいなら、
「会社」のいいなり人生でなく、
自分の好きな仕事で小さく自立できるのではないかな!
さて、話し変わって
アメリカの下院では
ブッシュ大統領の弾劾を求める決議法案が提出されました。
http://moritagen.blogspot.com/2008/06/blog-post_12.html
理由は、
ブッシュ大統領が偽りの理由で戦争を始めたことに対してです。
その最大の理由の「石油」。
さて、
私達日本人は、
アメリカ型
「戦争はあるけど健康保険のない格差拡大の国」
を目指しますか?
それとも
北欧型
「自然エネルギー、高福祉で時間のあるハッピーな国」
を目指しますか?
温暖化が進む今、
選ぶ方向は自明だと思いますが・・・・・
私達が未来を選び取る!
福田首相が宣言した
「日本としても、2050年までの長期目標として、
現状から60~80%の削減を掲げて、
世界に誇れるような低炭素社会の実現を目指してまいります。」
政治屋ちゃん、ちゃんと見張ってますからね(^^(
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