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みなさん、こんにちは。

暑い毎日が続きますね。

私はなるべく冷房を使わず、

たくさん水を飲み、たくさん汗をかいています。

夏にどれだけ汗をかけるかが、

その後の冬を乗り越える健康の鍵だからです。

この暑さを利用して、

身体の中の老廃物を出しましょう。

身体に水を循環させましょう(^^)。

冷房を使いすぎると、

外をますます暑くしちゃうし、

身体機能もおかしくなるし、

電気代もかさむし、

電力不足を理由に原発やダムをつくる口実にされちゃうよ!

さてさて、

悲しいことに無差別殺人が続いてますね。

被害者の気持ちを想うといたたまれません。

「だれでもよかった・・・」などという考えの加害者を

絶対に許せません。

一方、未然防止のために様々な対策は必要かもしれませんが、

警察官や警備員の数や巡回を増やしても

効果があるかはわかりません。

昨今の悲惨な事件の背景の根源は、

夢のもてない社会の閉塞感が原因なのですから・・・・

夢のもてない社会とは、

「~安心して生きることのできない社会~」

という意味です。

さてここで、

前々前回に書いたデンマークという国のお話の続きに入ります。

http://ameblo.jp/smile-moonset/entry-10111458568.html

食料自給率は300%

医療費(入院・出産など全て)無料

大学まで教育費がかからない

ビジネスマンは定時に皆、帰宅する

失業者や定年退職者も安心して暮らせる(無条件に8割支給)

個人事業者が多い

起業者が多い(年間二万人・・・日本では7000人)

投票率80%以上

市民運動が盛ん

農家や職人がリスペクトされる社会

「環境管理は国民の健康管理のため」という国家方針

デンマークでの上記にも書いたような事柄は、
安心して働き、安心して生活するに
大きな役割を果たしていることでしょう

そのデンマークの施策の中で、

今日、書こうと思うことは、

賃金システムです。

「職人こそが尊敬される」

この国では、小さなビジネスの「職人さん」が大切にされます。

資格・才能・技術を尊重し、

労働に対して正当な報酬で報いる健全さがあるのです。

例えば大工さんがいたとしましょう。

現在、デンマークでは大工さんの時給が一万円もするそうです。

好景気で労働人口が不足しているため、

大工さんの外国人労働者も増えています。

その外国人の大工さんも時給が一万円で、職人さんと同額なのです。

えっ、なんで?・・・・ってビックリでしょ

職人は同一の職種では、

雇用先、国籍に関係なく、

同一の労働条件と報酬が保証されているからです。

普通に考ると、

企業にとっては高い人件費になるし、

デンマーク人の職人にとっては

「腕が違うのに昨日きた外国人と同じ給料かよ・・・」

と不公平・不満を感じるしょう。

しかし、よぉく考えると、違うんですよ!

安い労働賃金を海外から入れると、

企業は安い人件費を求めて自国の職人を雇わず、

リストラも増えるでしょう。

安い労働賃金が認められると、

いい腕を持った職人さんの給料はダンピングされて、

最低賃金が最低賃金を下回ってゆくという悪循環に!

得するのは企業だけ!

(でも実際は、仕事の質が下がるので、

長期的には企業にとっても損失ですし、

技術が伝承できなくなるでしょう。

・・・うぅ、今の日本だぁ!)

そして労働賃金が下がってゆくと税収が減り、

失業保険や生活保護などの国の負担が増えます。

イコール=国民の負担がさらに大きくなるのです。

これはまさに、今の「日本」の姿ですね。

だからデンマークでは

自国の職人の地位を守り、

未来世代に技術の維持・発展をバトンタッチするために

外国人に対しても同じ労働条件と賃金を保証する。

外国人に対してのやさしさ・寛容性と同時に

職人さん自身にとって自分達の賃金を防衛する

有効な政策なわけです。

人材派遣でも面白い施策

デンマークでも看護師不足で人材派遣が増えているそうです。

しかし、

企業が人材派遣会社から労働力を受け入れる場合、

正規社員の1.5倍近い給与を払わねばなりません。

だから企業側は

高いコストで派遣労働者を受け入れるより、

正規雇用者の労働条件を充実させることに向かいます。

「高い給料をもらえるなら、派遣社員で働く方がいいじゃん・・・」

とみなさんは考えますか?

そうはなりません。

派遣労働者は一時的には高い給料をもらえますが、

いつ契約が切れるかわからない不安と、

実際の現場では派遣という立場は働きづらいものなので、

安定した正規就職に向かうことになるのです。

上記に見て来た様に、

デンマークでは

外国人労働者と派遣社員への厚遇によって、

高い人件費で企業が持ちこたえられず、

国際競争に勝ち残れず、

倒産が増え、

景気が悪化しているでしょうか

いえいえ逆です。

高い人件費を支払う企業は、

人的資源の技術と効率性が向上するし、

働く人の「尊厳」や「やる気」が尊重・維持されるので、

世界経済が実質不況と格差拡大の中にあっても、

デンマーク経済はゆるやかに好景気が続いているわけです。

グローバル化する国際社会では、

過酷な競争で人件費を削減するのは仕方ない・・・というのは、

間違いだということですね。

ちなみに日本では、

外国人労働者が「研修生」という名目のもとで増えていますが、

時給は300円程度と言われています。

大企業の下請け町工場や農場で、

「研修」とは程遠い過酷な労働を果たされ、

大きな社会問題となってきているのは皆さんもご存知でしょう。

日本の派遣労働者の酷い実態は、

昨今話題になっていますから皆さんもお知りですよね。

現在、

日本の労働人口の「3分の1」が

派遣・請負・パート・フリーターという実態です。

政財界は経済優先といますが

結果その政策は、

国民の生活を奈落の底に落とし、

経済そのものを崩壊させている。

そんな国に住んでいる私達は、

外国人に優しくなれる余裕なんてありませんね。

外国人どころか隣人にも目を向ける余裕がない。

ましてや世界で起こっている

環境破壊や戦争や飢餓や食料問題やエネルギー問題に対して、

考えるゆとりなどありません。

もし、デンマークのような労働政策であったなら、

秋葉原をはじめ昨今様々に起こる恐ろしい事件があったでしょうか?

「もし」「何々なら」を言っても失われた命や時間は戻りませんが、

私達は未来を選び取ることはできます。

豊かさとは何なのか・・・・今日もまた、ここに尽きるのです。

前々前回も書いた

経済成長を声高に追いかけて、

成長のためといいながら

福祉予算を引き下げて、

医療費も上がり

国民年金も将来どうなるかわからず、

国民に格差が拡がって低所得層が大多数となり、

借金だらけの国。

それでいて、経済は伸びない。

働く人々は「安心」と「ゆめ」を持てない社会。

それとも、デンマークはじめとする

様々な地域で始まっている本当の豊かさを青写真に描きますか?

それが、私達の選択だと思います。

ちなみに、

日本は今、フィリピンからの看護士受入れ政策を進めています。

ちなみに、

秋葉原事件の加藤容疑者は

トヨタの下請け最大手である

関東自動車で働いていた派遣労働者でした。

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ありがとうございます(^-^)

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tu-taさんから頂いたコメントを、
こちらに追加させていただきます。
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「日本は今、フィリピンからの看護士受入れ政策を進めています。」
インドネシアからの受け入れは始まりますね。
「日本とインドネシア、EPAが発効」
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080701AT3S0101O01072008.html
「インドネシアの看護師・介護士、受け入れ224人どまり」
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080725AT3S2401924072008.html
ぼくはそれを一概に否定はできませんが、
まず、日本で看護士や介護士の職場を希望のもてる職場にすべきという
高坂さんの意見、そのとおりだと思います。
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tu-taさん、いつもありがとうございます(^^)

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