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アーサー・ビナートさん & ウチダ・ゴウさん

共に、詩人です。

アーサーは、近所付き合いの仲なんです(^^)。

彼は、詩人としても、エッセイストとしても、時の人。

出版のたびにベストセラーですね(^^)。

エコロジー思考で、いつも自転車にのって都内を走り回っています。

遺伝子組み換え、原子力の危険性に関することにも詳しく、

憲法9条の必要性にも、積極的に活動・発言・執筆しています。

そのアーサーと、一昨日、近所の大桃豆腐さんで、

久しぶりに、ばったり遭遇。

たまにはTSUKIでも眺めましょ

ちょっと立ち話しました(^^)

この日は、

文化放送の毎週木曜日レギュラー番組収録からの帰り。

最近、何に関心あるの・・・って聞いたら、

やっぱり、金融崩壊・・・・トヨタ・・・・・・

でしょ!と

今日の番組でも

「金融崩壊でドル沼(「どろ沼」に掛けている)」

というテーマで話してきたという。

トヨタはじめ世界の自動車産業がきしみ始めているのには、

金融危機がキッカケになったのですが、

どのみち、

もう、自動車の時代が終わり始めていたんだ・・・・

と言っていました。

そして、「やっぱり来るときが来たね」と、

二人で相槌を打ったのでした。

10月に私の高校時代の友人が、

このブログに下記の書き込みをしてくれました。

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1.脱石油について

石油が諸悪の根源のように書いて
ますが、石油会社に勤める者として
一言。
最近大流行のエコカー(ハイブリッド)
に関してですが、これが今後も
売行き好調の場合、日本国内に
原子力発電所を何基も作らないと
電力供給が追いつかないという点
についてどう思われますか?
原発反対を主張されているようですが
日本では新規に火力発電所が
作れない中で、どう解決するのかが
問題になると思います。

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彼と、その後何回かメールでやりとりし、

ピークオイルのこと、

ハイブリット車の矛盾、

人口減少、

経済が縮小してゆくこと、

原発の非効率性、

原発に変わるエネルギーの可能性や転換などについて、

私の想いは届けたのですが、

さらに、

株に関心のある彼に、

これからは農地を探す方がいいよ・・・とも伝えたのでした。

そのとき、

「そもそも、もう車は売れなくなるよ」

「そして、この経済の仕組みが壊れてくるよ」

とも書きました。

そんなこんなのメールをやり取りしていた後、

アメリカの金融崩壊が起こり、

自動車業界も、ヒドイ有様になりましたね。

さらには、

彼の務める石油大手会社もつい最近、

大きな合併になりました。

記者会見に臨んだ両社の代表が、

自動車の減少でガソリンスタンド事業は縮小しざるをえない中、

環境分野の方向へシフトする・・・

と話していました。

石油会社が脱石油を考え始めねばならない程に、

社会が変わってきたのです。

時代を読む目は、

大企業に勤めて狭い世界に染まっているだけでは、

見えてこないものなのかな(^^)

さてさて、次は、詩人のウチダゴウさんに話しを移します。

若くても、しっかり者で自立心の高い、ゴウさん。

ブックパッカーという企画や、

イラスト・デザインの世界でも活躍の場が広がっています。

酒が飲めないのに、フラっと店に遊びにきてくれるゴウさん。

貸本屋を開店させるという夢に着実に進んでいる姿は

飄々としながらも内面は熱く活き活きしていて

素敵です!

その彼からメルマガが届きました。

素晴らしいにゃ・・・と思ったので、

下記に一部抜粋しますね(^^)

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アメリカ発の金融危機は、世界経済に混乱を招きましたね。
ニュースでは、企業が次々と生産ラインを休止していく報道が

ありますが、せっかくだから、工場休止によるCO2削減量も

調べてほしいと思うんです。

「ピンチはチャンス」ってよく言うけれど、あれは決して根性論じゃなく、
先人たちが教えてくれた、生きる上での冷静な知恵だと思います。

先日、ビッグイシュー日本代表の佐野章二さんと

お話する機会を得ました。

高尾山のこと、ニートのこと、精神障害のこと、コケのこと、

さまざまな話のなかで生まれた言葉があります。

「圧倒的社会的無力感」です。

社会に対し、なす術なしの圧倒的な無力さを感じることをいいます。

この無力感。問題なのは、「人頼み」「他人任せ」なところです。

誰に対しても何に対しても期待の寄せられない時代、

それは確かですが、じゃあ自分で何かしてみたかというと、

大概の場合、何もしていない。

仕事を探すかもしれないけれど、仕事を作ろうとは思いもしない。
食費がないなら、農村に住み込んで、

畑で食べものを作っちゃえばいい。

家がないなら、みんなで知恵を集めて、

雨風凌げる家を建てちゃえばいい。

極論だけれど、生きたいのなら、

やれることはいくらでもあるということ。

「圧倒的社会的無力感の創り手=無力感に苛まれている本人」

という構図は、チャンスなわけです。

本人が立ち向かっちゃえば、無力感は鎮まっていく。

かつて無力感を抱きかかえて路上生活者となったひとたちは、

今日駅前で、1冊300円のビッグイシューを天に突き上げ、

販売しています。

彼らに会うと勇気づけられます。なぜか。

表情がいきいきしているから。

雑誌を売ってみた。購入者が声をかけてくれた。

名前を覚えてくれた。
雑誌販売を「自分でやってみた」ら、

自分の生きる場所=ホームを得られた。

自分の存在を感じ取れているひとは、

ホームレスではもうないんです。

ビッグイシューからの初の単行本

『世界一あたたかい人生相談~幸せの人生レシピ』が、

12月と来年1月に、路上販売者によって先行発売しています。

社会は、ぼくらのホームのはず。

マイホームを奪還するためのいいヒントが
おいしいごはんレシピと一緒に載っていますよ。

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今、苦しい立場に居る人には、厳しい内容かもしれませんね。

働く人をモノのように切り捨ててゆくこの経済の構造と、

大企業の在り方に、私は憤りをもっています。

だから、ここのところ、政治・経済界に苦言を呈しています。

でも、社会が変革してゆくには、時間がかかります。

だから、逆説的に考えて、

弱者の私達一人ひとりが変わるチャンスでもあると思うのです。

みなさんは、どう思いますか(^^)/

~ 追伸 1 ~

昨日、隣の区にある素敵なコミュニティーカフェが閉店しました。

オーナーの彼女は若干25歳。

大学卒業して直ぐに、お店を開いて4年を経ました。

互いに情報交換している間柄でした。

なぜ、店を閉じるの・・・

ビジネスとして厳しかったの?

と聞いたら、

「今度は、自分で野菜を育てたいんです」・・・・

と返って来ました。

地域のたくさんのお客様に愛されていた店だったから惜しいけど、

彼女のその意思は、素敵ですね。

山梨で畑をしながら、

お店のこと、料理のこと・・・・今までの経験を本にしたいそうです。

そして、また、「場」づくりをしてゆくと言っていました。

いい仕事しましたね・・・・そして、その夢、必ず実現しますね(^^)/

~ 追伸2 ~

派遣切りされた外国人労働者の方々は、

日本人よりさらに厳しい状況にあります。

企業の社会的責任を厳しくしっかり追求せねばなりません。

そして、政治的にもセーフティーネットの確立が急務です。

そうした中、

地域地域で、雇用創出・住宅開放など、

「シェア」の精神で動き始めた自治体や企業があることに、

希望を感じます(^^)

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