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おはようございます。

一昨日までの情報で、

年末からのイスラエルの軍事侵攻によっての死者は、

イスラエルの市民 3人、兵士 10人

パレスチナの市民 821人

うち子どもの死者が34%を占めています。

亡くなった方々のご冥福を祈るしか、私にはできません。

10日に行われた、緊急 NGO共同行動
【ガザに光を!即時停戦を求めるピースパレード&シンポジウム】
に参加された方の感想が届きました。

ぜひ、じっくり、読んでください。

これが、真実です。

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今日は、東京のピースパレードに参加して、午前1
時頃帰ってきました。今報告を書いています。

12:30からの「ナクバ」の上映会から参加しましたが、天
木さんも那須から駆けつけました。名古屋で昨年の12月23
日の名古屋訴訟の会以来の再会でした。上映の前に天木さんは
、以下のような挨拶をされました。「私は、イラク戦争に反対
して外交官を辞めさせられたが、こうした政府の元で、これ以
上やっていても私の外交官人生に意味はあるのか、と自問した
。私は、レバノン大使をやって、イスラエルの非道とパレスチ
ナの困窮の原因を知ってしまった。知ってしまった以上、自分
にできることをやらねばならない。今日正直東京まで出てくる
のは億劫だったが、でもこのパレードに参加せずに、これから
私は生きていけるのか?と自問した。小田実氏は、「デモとい
うのは、前後左右見知らぬ人と一緒に歩き続けることだ」と言
っていたが、これから今日のデモに参加して、誇りを持って人
生を生きて生きたい」と挨拶されました。映画「ナクバ=大惨
事」については、近日中に八ヶ岳でも上映する予定です。

その後15:30からは、ピースパレードに移りました。主催
者側の発表では、1500人の参加でした。印象的だったのは
、とても若い人が多かったことでした。天木さんも同じ印象を
持ったといわれていました。今日の東京はとても寒く感じられ
ましたが、20才台の若者や、アムネスティやJVCで活動さ
れている若い人たちが、イニシャティブを取って運営されてい
るのを見て、とても勇気づけられました。

夜は、聖公会の聖アンデレ協会で、シンポジウムがありました
。会場に、入りきれない人もでて、会場は、二つに分けられ、
一つの会場での発言を終えた講演者が、次の会場に来て、同じ
ことをしゃべってくれました。参加者は、ここでも優に300
人を超えていたと思います。その講演で印象に残った発言を若
干紹介します。発言者の名前をわすれましたが、なぜ12月2
7日にガザ侵攻が行われたか、と分析してくれた人がいました

イスラエルでは、2月1日に総選挙がおこなわれますが、オバ
マ氏が大統領になったら支持してくれるかどうかわからない。
またイスラエルは、ほんの少し前まで、バブルで、テルアビブ
などは、建物の建設が相次いでいたが、ここにきて経済が急に
冷え込み、与党には不利な状況になっている。そこでハマスを
たたいて、弱腰でない強い政権を誇示しようとしているのでは
ないか、という見方でした。つまり、27日からガザへの攻撃
は、イスラエルの国内の政治事情によるものだという意見でし
た。

ところで、パレスチナ問題に対する日本の報道は、「暴力の連
鎖」などと言葉で、あたかも公正を装っているが、これは正確
ではない。

ハマスは、パレスチナの人々の要求から出てきたもので、孤児
院などの建設や福祉に力を注いできた中東最大のNGOであり
、圧倒的なイスラエルの軍事的脅威のために軍事部門を作るよ
うになったのであって、単なる軍事組織ではない。またハマス
の要求は、ガザの経済封鎖の解除であって、イスラエルは戦争
する必要などまったくない。イスラエルの狙いは、別のところ
にあるというものでした。そして、われわれが動くことは、日
本の品位を守ることである、といわれていました。

その後の広河隆一さんの発言もそのことをよりはっきりと明示
するものでした。パレスチナ問題を「報復の連鎖」であり「ど
っちもどっちだ」という人がいるが、これは事実をよく知らな
い。イスラエルは、ハマスからロケット攻撃を受けているとい
うが、事実を確かめれば、これは対外的な言い訳にすぎない。
このガザ侵攻より前の3年間で、パレスチナ人の死者は、

446人であるのに対し、イスラエルの死者は、7年間で12人で
ある。

広河さんは、パレスチナ問題は、決して難しい問題ではない、
という。この発端は、1948年にある。イスラエルを建国し
た折、その地にはパレスチナ人がいて、その人口の約半数がア
ラブ人であった。イスラエルは、そこで半数のパレスチナ人を
追放して、ユダヤ人だけの国家を作ろうとした。これは、19
48年にD計画と呼ばれ、イスラエル国家建設の指針となった
。そして村人を攻撃して追放しようとした。

このようにしてパレスチナ難民が生まれた。そして移送委員会
transfer projektが計画され、村の住民が戻らないように村
を破壊し、戻ろうとする者は射殺された。このやり方は、ナチ
スのハイヒマンの計画を真似たものであった。

こうした難民を作る計画に反対した国連の職員は、イスラエル
によって、暗殺された。こうした事実を隠し続け、日本のマス
コミは、イスラエルや米国のプロパガンダを鵜呑みにしている

また自爆テロという言葉を使うのは、日本のマスコミだけであ
る。英語では、suicide attac
k(自殺攻撃)で
ある。パレスチナ人のやることは、みな「テロ」という言葉で
くくり、人心を操作している。そしてこんな多くのユダヤ人が
殺されているというイスラエルのプロパガンダを鵜呑みにして
いる。事実を検証すれば、これはすぐわかることである、と日
本のマスコミの知的怠慢を批判された。

現在までのガザ攻撃でのパレスチナ人の死者は804人、そ
のうち子供230人、女性94人負傷者3310人と報告さ
れた池田香代子さんの発言は、「ナクバ」が今も続いているこ
とをよく示していた。また池田さんは、フランクルが「夜と霧
」の代版を1977年に出版したことの背景には、
彼の著作が、イスラエルの建国神話に利用されているのに、心
を痛めて第2版を出版されたのではないか、言われたことに、
僕は、フランクルを尊敬しているので、興味をそそられた。フ
ランクルは、別の本でも、収容所で病気になったユダヤ人のた
めの薬代をポケットマネーから出していたドイツ人収容所長の
ことを尊敬をこめて語っていた。また収容所内のユダヤ人が、
同胞を虐待していたことも語っていた。話から池田さんは、人
種主義的な発想に陥る危険に警鐘を鳴らした。僕はこの発言に
感銘した。

そのほかにも、JVCの方々による子供たち被害の実態の報告
もあり辛いけれども、有益な集会でした。

最後に主催者から、次パレードいつですか聞かずに、どうかあ
なた自身が発信者になって、あなたの町でもこうした事実を広
めてください。ガザの人たちの生命を救うのは、こうした国際
世論の盛り上がりに頼るほかないのですから、という呼びかけ
で終わった。僕には、若い人たちが、動きだしているのが、と
てもうれしかった。重要な発言は、このほかにもたくさんあっ
たのですが、きりがないので、取り急ぎ報告しました。もしこ
の集会に参加した人で、僕の報告に誤りがあたりお気づきの点
がったら、遠慮なく訂正していただければ、幸いです。

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