みなさん、こんばんは。
最近、私のブログの読者登録が増えています。
こんな下手な文章なのに、みんさん、ありがとうございます。
お正月から戦争のことばっかり書いているのに、
エコに関心ある方が読者登録してくれることが多いようです。
戦争も、崩壊しつつある経済も、
「環境」と切り離せないという認識が、
拡がってきているのでしょうか?
嬉しい限りです(^^)
私が、もっとも影響を受けた方・・・・田中優さん。
8年前、脱サラして旅をしているとき、
田中優さんに出会いました。
様々な社会問題に対して解決のための現実的実践方法を
提案するトークを聞いて、
「世の中は、一人ひとりの力で変えられる」
という勇気を貰いました。
そして、
「コウサカ君、インプットしたことをアウトプットすることが大事だよ」
とも教えてくれたのも優さんでした。
その後、私も社会を変えたいと思って行動していたら、
何故か、居酒屋のオヤジになっていました・・・・
何処で道を間違えたのだろうか???
8年前からしたら、社会も変わってきました。
田中優さんが示してきた実践は各地に広がり、
例えば、
経済・マネーの流れを変えるために日本初の市民バンクを作り、
それは各地に広がり、
ミスターチルドレンの桜井さんやプロデューサーの小林武史さん、
坂本龍一さんすらも動かして、AP BANK が立ち上がったほどです。
ぜひ、優さんの講演会を聞きに行ってください。
ぜひ、優さんの本を読んでみてください。
さて、ここからが本題です。
その田中優さんが、
イスラエルがなぜ、パレスチナの攻撃・虐殺に至ったのかを
分析・発見しました。
アメリカがアフガニスタンやイラクを攻撃したのは、資源のため。
ロシアがチェチェンを攻撃するのも、資源のため。
中国がウィグル地区やチベットを押さえつけるのも資源のため。
結局、
石油・石炭・天然ガス・鉱物資源などが戦争の原因なのです。
はやく、自然エネルギーで賄える社会を造らない限り、
ますます、世界の戦争は拡がっていきます。
ピークオイル・・・・
石油がなくなるときが問題なのでなく、
石油の供給が、需要に間に合わなくなるときが危機です。
もう、世界で石油を採り続けていくことが
技術的にも量的にも、油田新発見も、困難になっています。
だから、
既存の経済を維持したい既得権益をもっている産業界や政治家は、
資源を確保するためには、戦争・人殺しだって辞さないわけです。
ならば、
お金の流れを変え、
化石燃料に頼らず、自然エネルギーにしてゆくことでしか、
戦争をとめてゆく方法はありません。
そして、それは同時に、
私たちが地域で心豊かに生きてゆく方向性とも一致します。
前置きが長くなりました。
田中優さんのメルマガを、
丸ごと転載します。
みなさまも、まるごとご友人に転載してください。
(最近、私のブログを読者の皆様が、
みづから行動やアウトプットをしてくれています。
そんな報告を頂くと、本当に嬉しくて、
涙が出ることも多々あります。
ありがとうございます)
下記より田中優さんのメルマガより転載
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田 中 優 の “持 続 す る 志”
優さんメルマガ 第33号 2009.1.25
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□◆ 田中 優 より ◇■□■□◆◇◆◇■□■□
イスラエルのガザ大虐殺の背景
紛争の五つの原因
ぼくはこれまでの著書の中で、ほとんどの紛争地は、その背景
に「石油、天然ガス、それらのパイプライン、鉱物資源、水」が
あると説明してきた。「宗教紛争、民族紛争」というのは後から
つけた理由にすぎないと。
「ではパレスチナ問題はどうなのだ?」という疑問が出てくる。
これまでも水紛争と呼べる部分もあった。しかしそれ以上に大き
なものが、「領土」という資源なのではないかと考えてきた。し
かしそれでも疑問は消えない。というのは、そもそもパレスチナ
人とイスラエルの民は共存してきたし、それが唯一の解決策にな
るはずだ。それをなぜわざわざイスラエルという国家まで作って
独占する必要があるのか、という疑問にうまく答えることができ
ないからだ。
国家というものが、利益の独占をするための枠組みだとすれば
分かりやすい。確かにイスラエルという国家にすることで、アメ
リカから毎年3000億円もの「援助」を受けている。ほとんどが軍
事援助だ。つまり国家という枠組みのおかげで利益を独占し、軍
需産業を発展させることができたわけだ。国家は利益を奪い合う
ための枠組みのようにも見える。
ガザの天然ガス田
しかしきくちゆみちゃんが見つけてくれたホームページ
(http://www.informationliberation.com/print.php?id=26383
)
で、もしかしたら最初に述べた「紛争の五原因」の枠組みそのま
まである可能性が出てきた。なんとガザ沖に天然ガス田が発見さ
れていたのだ。1999年11月、パレスチナ自治政府はイギリスのブ
リティッシュ・ガス(以下BG社)等と「石油とガスの25年の探
査権利協定」を結んだ。BG社はそれに基づいて探査し、その結
果、2000年に「約40億ドル、1兆4000億立方フィート」という巨大
なガス田を発見した。しかもそれはイスラエルの持つ海洋ガス田
と隣接し、実際には見積もりよりもっと多い量があるものと思わ
れた。
しかしイスラエル政府は、この金がハマスにコントロールされ
た政府に流れることだけは我慢ならなかった。ハマスは民主的な
選挙で選ばれた正当な政権だし、ガス田は以前パレスチナ自治政
府が契約していたとおり、ガザの領海内にある。しかしイスラエ
ルは10億ドルの資金がハマス政権に流れることだけは許せなかっ
た。そこで隣接するイスラエルのガスパイプラインにつなごうと
すらしていた。イスラエル自治政府との正当な利権を持っている
BG社は、2008年1月、いったんイスラエルとの交渉をあきらめ
事務所も閉じた。しかしその後、再度イスラエルとの交渉が復活
している。
キーになるのは2008年6月だ。その月はイスラエルがハマスと
の停戦交渉を始めた月であり、今回の大虐殺につながる侵略作戦
が作られ始めたのも同じ月だ。さらにイスラエル政府がBG社と
ガザの天然ガス交渉を再開し、イスラエルの意図をBG社に伝え
たとされる月だ。これらが同時に進められたのだから、相互に関
連していないと考えるほうがおかしいだろう。
戦いを避けたがるハマスを停戦交渉で動けなくさせておき、そ
の間に2008年末から開始した今回の大虐殺を計画する。それと平
行してBG社との間で戦後の天然ガス奪取の計画を練る。そして
6ヶ月後に侵略し大虐殺に至る。とすると虐殺後に来るのはイス
ラエルの弾圧的な駐留と、ガザ沖のガス田の開発をBG社と再開
することではないのか。
今回の攻撃で、何もない漁村が爆撃されている。それがぼくに
はとても奇妙に思えた。しかしガス田を中心に考えると合点がい
く。
ガザは地政学上の重要地点
これを地図で確認してみると、このガザ海域は石油と天然ガス
のパイプラインから見ても重要な位置にある。ロシアはこの間、
エネルギー資源を武器に強引な交渉を進めてきた。昨年8月に軍
事介入したグルジアには、「BTC(バクー油田、グルジアのト
ビリシ、トルコの地中海出口ジェイハンの頭文字)パイプライン
」がある。このパイプラインは第二のペルシャ湾と呼ばれるほど
世界的に重要な、「カスピ海」から石油を運び出している。
グルジア、アゼルバイジャンが旧ソ連領であった時期には、ロ
シアはカスピ海のバクー油田からの石油を、二本のパイプライン
で運び出していた。一本がグルジア、アゼルバイジャンを通って
黒海に抜けるルート。もう一本はチェチェンを通って黒海につな
がるルートだ。しかしアゼルバイジャン、グルジアが旧ソ連から
離脱すると、アメリカ寄りの政権になった。その後、グルジア、
アゼルバイジャンを通るパイプラインは、地中海に抜けるルート
が開発されて変更された。それがトルコを抜ける「BTCパイプ
ライン」だ。これまでの黒海のルートは、狭くて船舶が混雑して
渋滞する「ボスポラス海峡」を通る必要があった。これがボトル
ネックとなって効率的にはならなかった。しかし今度は直接地中
海に出られる。このBTCのルートは、運び出すのに圧倒的に有
利なルートなのだ。この開発には日本の伊藤忠も参加している。
http://www.jogmec.go.jp/news/release/docs/2006/new_060606.pdf
そうなると不利なのがロシアだ。チェチェンを軍事的に弾圧し
て独立を妨げてまでパイプラインを死守してきたものの、ロシア
側に残る最後のルートはボルポラス海峡がボトルネックになる「
カスピ海-黒海」のルートにすぎない。地中海に直接出られない
ため、BTCよりはるかに不利だ。2008年8月、ロシアがわざわ
ざグルジア紛争に介入したのも、「いつでもBTCなど止められ
るぞ」と圧力をかけるためのものだったと言われている。
http://democracynow.jp/submov/20080815-3
それが証拠にロシアの意図をめぐっては、日本の石油業界内で
も神経質に何度も論議されている。BTCは虫歯につながる神経
のようなものなのだ。そのBTCの最終地点、地中海沿岸のジェ
イハンに、もう一方、エジプト側からつながる「地中海東部沿岸
パイプライン」がある。そのパイプラインはBTCとエジプトま
でつなぐのだが、唯一切れているのがガザ地区沿岸なのだ。しか
もそこには巨大な天然ガス田がある…。
ロシアは2009年1月1日、ウクライナ経由ドイツ行きの天然ガ
スのパイプラインを停止させた。ドイツなどヨーロッパ各国は文
字通り震え上がった。それがヨーロッパの生命線であるからだ。
一方のBTCパイプラインも、ロシアのグルジア介入以来不安定
になり、紛争後の流量も完全には回復していない。そのとき、逆
のエジプト、ガザ側から天然ガスが供給されるとしたらどうだろ
う。ヨーロッパにとってもガザのガス田は重要な位置になる。そ
れを狡猾なイギリスのエネルギー企業が放置しておくだろうか。
戦争を抑止するエネ・カネの仕組みづくりを
ガザの紛争ですら、天然ガス田とパイプラインと密接な関係が
ある。エネルギーの重要拠点で利益の源でもある。そのせいでガ
ザの人々が侵略・虐殺を受けているのだとしたら、エネルギー源
を変えない限り続いてしまう。やはりぼくらのエネルギーの問題
でもあるのだ。資金の点でもイスラエルを支えるアメリカの軍事
援助だって、日本政府が購入するアメリカ国債から多くが流れて
いる。化石燃料で今の経済を支え、利潤のためなら人を虐殺する
ことも気にも留めずに投資していることに問題があるのだ。
しかも昨年11月、IEA(国際エネルギー機関)は従来開発
済みの油田からの石油が、2007年にピークがあって、その後減少
していることを認めている。つまり今の世界はすでに、ピークオ
イル後の世界なのだ。もう今後、石油の産出量は増加しない。し
たがって景気が回復しても石油がボトルネックになって経済には
ブレーキがかかる。石油は底が見えたのだから、さらに増やすこ
とはできない。奪い合うか、石油に頼らない社会にしていくかの
二つに一つしか方法がないのだ。しかも100年後の未来から見れば、
石油だけでなく、天然ガスもウランもすでに枯渇している。もし
ぼくらが今後も存在していきたいなら、エネルギー源を自然エネ
ルギーに変える以外にないのだ。
しかし利権のために未来のない原子力が推進され、化石燃料が
使われている。はるかにエネルギー効率が高くて低公害の電気自
動車ですら、アメリカの自動車業界によってつぶされてきたのだ。
http://democracynow.jp/submov/20070413-3
こうした利権のために、自らの未来を滅亡させるのは愚かなこ
とではないのか。しかもあなたの使っている石油の先には、ガザ
の大虐殺がつながっている。銀行預金の通帳の先にはイスラエル
の武器がつながっている。ここでも再び、エネルギー問題、カネ
の問題に行き着いてしまった。ぼくはこの構造を変えていきたい
のだ。
□◆ 今後の講演会予定 ◇■□■□◆◇◆◇■□■
1月24日(木)~ ピースボート
シンガポール~ケニア
□◆ 2009年2月の講演会予定 ◆◇◆◇■□■
2月
~6日 ピースボート
8日(日)三条商工会議所(新潟県三条市)
11日(祝)原村中央公民館(長野県諏訪郡)
13日(金)PARC自由学校
14日(土)天然住宅セミナー
最勝寺(東京都江戸川区)
15日(日)さいたま市生涯学習総合センター(さいたま市大宮区)
18日 (水)和光中学
21日(土)旭川市科学館サイパル(北海道旭川市)
22日(日)聖心侍女修道会管区本部(東京都品川区)
23日(月)藤岡公民館大会議室(群馬県藤岡市)
24日(火)あらかわエコセンター2階会議室(東京都荒川区)
26日(木)生活クラブ生協(北海道・札幌市)
28日(土)平塚市市民向け講座共催事業(神奈川県平塚市)
鶴岡市中央公民館ホール(山形県鶴岡市)
※定員に達していたり、非公開のイベントもございますので
詳しくは、こちらをご覧ください。
http://tanakayu.blogspot.com/2008/11/200812.html
◆◇◆◇■□■□◆◇◆◇■□■□◆◇◆◇■□■□
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
この間のメルマガ読者の増加には本当に驚きます。今年に入って
から5通目、とメールの回数も多いのですが、なんと読者さんが
150人も増えているのです(@_@。!とても励まされます。
田中優さんは、現在ピースボートでシンガポールからケニアに向
かっています。お留守の間に新刊発売。コンパクトでチャーミン
グな外観とぴりりと辛い中身。ご注文、お待ちしております!
(こはら)
◆◇発行責任者 田中優の“持続する志”メルマガ担当 小原
◆◇公式ブログ http://tanakayu.blogspot.com/
◆◇お問い合わせ happykoara3@yahoo.co.jp
◆◇メルマガの登録・解除は、
http://www.mag2.com/m/0000251633.html
◆◇このメルマガは転送歓迎です。
転載ここまで——————————————-
友人のジャーナリスト・シバレイが数日前に、
ガザに入りました。
シバレイのブログです。
下記は彼の昨日のブログより一部引用
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停戦後も、海からイスラエルの軍艦が漁師の舟に砲撃し、
わかっているだけで5人が殺されています。
先日、海岸に近い地域に行った時も
「ドーン」という大きな砲撃の音がしました。
上空を観ると、飛行機雲が浮かんでおり、
恐らくイスラエル軍の飛行機のものかと思います。
日本の報道をネットから観ていると、
「先にパレスチナ側がイスラエル軍に攻撃し、同軍が反撃する」
というお決まりのパターンからまだ脱せていないようですが
(何か、そういうルールでもあるのでしょうか?)、
停戦後も何人もパレスチナ人が殺されていることを、
まず伝えなければ、「中立・不偏不党」ではないかと思います。
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停戦後の未だ、
イスラエルはガザの海岸線の村や海域の漁船を攻撃している。
ガス田が目的だとすれば、合点が行きます(怒り)。
日本においては、自衛隊がソマリアへ向かうようです。
そもそも、なぜあの海域に海賊が増えたのか・・・・
http://eigokiji.justblog.jp/blog/2008/12/cia-12e7.html
↑
ぜひ読んでください。
私達の国も関わることです。
政府の狙いは、
自衛隊を海外に出すこと自体が目的。
本当に海賊問題を解決したいなら、
上記を読めば解決策は見えてくるはずですね。
今日のブログも、
長くなってしまいました・・・・・
いつも、読んでくれて、
そして、行動してくれる皆様、
ありがとうございます
hhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh
楽しくお読みいただけたなら
下記をクリックしてくださいね(^-^)
ありがとうございます(^-^)
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