昨今、政治がメチャクチャ度を増してますね。

また、

ＴＰＰ開国フォーラムなど、
ワケわからん矛盾だらけの内容のシンポジウムを各地で開いていて、
プレゼンみたら、
笑っちゃいます。

http://www.npu.go.jp/policy/policy08/pdf/20110224/siryou2.pdf

ＴＰＰなるものに加盟したら、
農業だけが廃れるのではありません。
医療、食品、金融など、様々な分野で
グ（愚）ローバル・スタンダードを押し付けられ、
デフレは進み、雇用も労働条件も悪化し、格差が進み、
購買力は下がり、幸福度が下がる。

儲かるのはグローバル企業のみ。

その利益は市民・国民・労働者には降りないし、
税収にも繋がらない。

こんなアホなことに加わろうなんて、
相当の紙一重の天才さんの集まりですね、菅政権は！

さて、ＴＰＰ加盟に反対するだけでなく、
できること、したいことって何だろう。

一人ひとりにできることは、
大地に根ざして生きてゆくこと。

それが最良の対抗手段であり、
文化・経済・社会の再構築につながり、
人々が幸せになってゆく。

そう思います。

そんな折、大和田順子さんの新著、

『　アグリ・コミュニティービジネス　』

を拝読いたしました。

大和田さんは
http://owadajunko.com/

ロハスという概念を日本に紹介された方です。
立教大学の21世紀デザイン学科で授業をされており、
様々な方からのご縁を頂き、
昨年ご紹介いただきました。

この本には、
大地に根ざし、
コミュニティ（地域）の循環・再生を目指し、
ビジネスとしても持続可能な取り組みしている各地の先人を
細やかに取り上げておられます。

「ローカリゼーション」が
やっと世間で言われるようになってきました。

本に登場する先人や取り組みが、
もっともっと注目を集め、
各地の取り組みへのオープンソースになると、
楽しい未来が想像できるようになります。

ときおり、ウルウルしながら読み進みました。

私の知り合いや当店のお客様もときたま登場し、
嬉しくもなります。

「ダウンシフターズ」という言葉も、
三箇所で取り上げてくださりました。
とっても、ありがたいことですm(..)m

最後の方で、大和田さんはこう書いています。

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私は、川の上流・源流にある地域を「新・上流社会」と呼び、憧れている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここを読んで思い出したことがあります。

ルポライターの堤美果さんは、
９．１１のとき、崩れ落ちるツインタワーの隣のビルで仕事していました。
事故が起きたとき、エレベーターは止まり、
何十階もの高いところから、
人々は非常階段に殺到し、押し押しつぶされながら、逃げたのです。
彼女もハイヒールで必死に降りました。
パニック化した人々の群れの中で
押し、押しのけられながら、階段を必死に降りたのです。

その間、20分から30分、

いや、一時間も階段を下っていたと記憶も恐怖で曖昧。

ビルを脱出し、遠方まで走り、

命助かったと気づいて下を見たら、

足は血だらけだったといいました。

今までは、都会の高いビルに住むこと、高いビルで仕事することを
上流社会と呼んでいました。

でも、
石油、電気、食料が切れたら、
高いビルに住む人は、生き残れない。

そんなとき、
川上（水の沸くところ、畑や田があるところ、山、海、川など）
に居れば、生存を脅かされることはない。

私も、今は都会にいますが、
数年後には、「新上流社会」なる地域へ、
降りてゆくつもりです（＾＾）

話が逸れました。

関心あるみなさんも、ぜひ手に取ってほしい本です。

3月3日夜、池袋ジュンク堂にて、
『　幸せな地域をつくる「アグリ・コミュニティビジネス」　』
と題して、
大和田さんの出版記念トークもあるようです。

詳細は↓
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/evtalk.html

さてさて、日曜日も上流社会なる田んぼに行ってきました。
去年までの田んぼは、
わけあって使えなくなってしまったのですが、
その田んぼは未だ冬水田んぼとして素敵な姿です。

緑のアオサミドロが浮いて、
素晴らしい田んぼになっているのに～～～くやしい。

でも新しい田んぼも素晴らしい。
新天地で、いい田んぼちゃんにしてみせるぞ！

アカガエルが元気に水の中を飛び跳ねていました