日月化と晴れが続いた。
晴れると体がおのずと動き出す。
まずは庭の畑を見回してと!って感じ。
日中は、
冬の田んぼ作業、
家の倉庫の屋根直し、
家の屋根の補修、
それらをした。
これらの仕事は1円もお金を産まない。
でもこれらの仕事(田んぼ作業は別かな)を
業者さんにお願いすれば、
それなりに掛かる。
自分で出来るということは、
収入が少なくても大丈夫ということだ。
しかも智恵と体を使って楽しい。
ひるがえって世の中では
全てをお金を払わねば解決できないカラクリに
いつの間にやら仕組まれてしまった。
近代化の名の下で。
だから倉庫の屋根と家の屋根を直すとなると
何十万と掛かるだろうから、
それだけ働かねばならないのが普通だ。
最近、自分の中でこだまする言葉がある。
「 Bullshit Jobs 」
人の名前ではない。
bull : オス牛の糞
shit : うんこ
jobs: 仕事
クソくだらない仕事
クソどうでもいい仕事
どうでもいい仕事
という意味だ。
汚い言葉だが、
なんだかこの社会に蔓延する仕事を表していて、
シュールで気に入っている。
さて、君がしている仕事、
ブルシットジョブじゃない!?
資本主義を延命するために無理やり仕事を作り出す。
無理にでも利益を出そうとして仕事を作る。
人のニーズが充足しているのに、
さらに供給を増やし需要を掘り起こそうと、
余計なモノを作り、
余計なコトをする。
それでストレスと労働時間が増えて疲弊する。
人口が減る社会にあって早々売れるものはない。
そんな大げさな話でなくても、
仕事の日常の中にブルシット・ジョブが色々あるだろう。
自分の中にだってある。
この言葉、
いろんな場面で使えそうだ。
「上司から言われて君がやっているその仕事、
ブルシットジョブじゃない!?」
って冗談でも言えたらいいな、と。
24時間営業が当たり前な社会になって20年だろうか。
たった20年だ。
俺が子どもの頃、コンビニなんてなかった。
スーパーも百貨店も定休日があった。
それが1990年代の半ば頃から夜間営業が増え始めた。
便利な世の中になったな、と
俺も思ったのを覚えている。
同時に、変だな、とも思っていた。
ひねくれ者の俺だからね。
でも同じように考えている人も少なくないはずだ。
24時間の店が増えれば、
働く人の労働時間が増えることになる。
それに関連する会社も24時間体制と取るようになる。
配達やシステムなどがそうだろう。
子どもを預ける保育所なども夜中まで対応するようになる。
社会全体が便利と引き換えに、労働過多になる。
さ、でも、
ここにきて変化が見え始めた。
潮目が変わってきた。
【外食に時短圧力 すかいらーくが24時間営業廃止】
(日経新聞より)
資本主義において
便利な社会が永久に続いてゆく右肩上がり信仰。
それがたかだか20年で崩れてきた証だ。
人が人らしく生きるために当たり前。
まさに深夜営業で
好む好まず働くハメになってきた人たちの仕事も
ブルシット・ジョブだったのではないか。
という俺も学生の頃、
深夜営業の店でバイトしたものだ。
低収入化する社会で
ブルシット・ジョブでも
働かなければ暮らしていけない人たちがたくさんいる。
だから最低賃金を上げるべきだし、
大企業の「内部留保は増やし、人件費は下げる」
なんてのはもってのほかだ!
一方で価値観変えれば、
違う見方もできる。
儲けられる人はいい。
でもそうでない人の方が多い。
儲けるのが上手じゃない人でも
安心して働ける世の中にしなければ。
働く時間が減る、収入も減る。
その代わり時間ができる。
そうだ、コメを作ろう!
とはならないだろうか(笑)
ということで、
お米作りプロジェクト、
30組募集です。
前回ブログをご参照ください。
⭐️ 髙坂 勝 情報
●SOSA PROJECT マイ田んぼ2020
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● ハーバービジネスオンライン連載『たまTSUKI物語』
●タマツキテキトー料理
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【 髙坂勝の著書 】
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次の時代を、先に生きる。 – まだ成長しなければ、ダメだと思っている君へ –
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以下の本の3章と4章で、
私・髙坂も、
平田オリザさんと藻谷浩介さんに混じって鼎談しています。
経済成長なき幸福国家論 下り坂ニッポンの生き方
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