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昨日は午前中雨だったが、
隠れワークショップを開催した。
 
コロナで遠方からの参加者は募りづらい。
なので仲間や地元にだけお知らせして作業した。
 
ワークは
市民エネルギー千葉の事務所 兼 東光弘さん宅の敷地に
掘立構造板倉小屋(小屋と言ってもほどほど大きい)を
建てる内容。
 
大工棟梁の加藤さんとスタッフ・
設計の中村さん・
地元から手仕事増田棟梁、
そして参加者20人に限定して作業した。
 
雨の中9時過ぎに集合し
俺から最初の挨拶や説明や仕切りをして、
作業スタート。
 
 
木材は加藤棟梁が刻んでくれているし
(これが凄い!釘を使わずに組み上げていく伝統工法なので)、
既に焼き杭を打ってあるところからスタート。
 
 
杭を土台にするのは、
現代建築のコンクリートベタ打ちではその下の土の
通気浸透を悪くさせて、
土地を劣化させ、
それと共に家も湿気などに覆われて劣化しやすいので、
古来から続けられてきた石場建や杭による掘立構造は、
実はそれらの課題を解決する知恵だったからだ。
 
 
上記のような傾斜地でも杭打ちなら
安定している土地を削って大地の形状を破壊する必要がない。
 
焼き杭を打つのは、
焼いた炭化部分に菌が住み着き、
糸状菌と草木の根っこが結びついて
それらが杭を掴んで頑強にするから。
 
杭のそれぞれの上部を高さを合わせて切り落とし、
その上に木材を配して土台を築いてゆく。
 
 
 
上記までの間、
俺は SOSA PROJECT 青山くんや
参加者のお子さん二人のお手伝いを貰いながら
30人分の昼ごはん作りをしていた。
 
3升のご飯炊き、
平飼い廃鶏肉の親子丼、
よく考えれば、
このお肉になっている鶏たちが産んだ卵を使ったわけだから、
正真正銘の「親子丼」だ!
 
お肉を食べることを少なくしてゆく未来社会への提案として、
親子丼ならぬガンモドキ卵とじ丼も作る。
 
丼の乗せる紅生姜は
前日に自家製梅干から出る梅酢に生姜を千切りして漬け込んだ。
 
副菜には、
オクラとプチトマトの酢醤油漬け、
キュウリのもろみ漬け、
キュウリと生姜の塩もみ、
コンニャクの胡麻唐辛子和え、
そしてワカメと大根と揚げの味噌汁。
 
お醤油は市民エネルギーちばのスタッフたちの自家製。
味噌は近所の有機農家の「みやもと山」の自家製玄米麹味噌。
出汁は昆布と干し椎茸からとり、
 
丼の汁も市販の麺汁でなく、
三河味醂と前述の出汁と醤油から作った。
 
料理の写真を撮り忘れた、、、
ま、見栄えあるお皿などに盛ったわけでないので、
合宿みたいな配膳だから、
ま、記録しなくてもいいだろうと撮らなかった。
 
 
さて、食後の片付け後に、
俺も午後作業の途中から合流。
 
 
床下の断熱材に籾殻燻炭を敷き詰めて、
床を張っているところだった。
 
床張りが初めての人もチラホラ。
そこはプチベテランやベテランが教えている。
 
 
床板を張り終えたらいよいよ上に競り上がってゆく。
柱を一本一本、刻みに合わせて差し込んで組み合わせる。
時に合わない時はノミなどで凹凸を削って微調整する。
ホゾやホゾアナなど複雑な切り込みに圧巻だ!
 
 
立てた柱には溝が切り込んであり、
柱と柱の間に壁板を溝に沿って落してゆく。
 
 
軒下まで競り上がってきた!
 
 
梁を持ち上げて組んでゆく。
 
 
ホゾアナやホゾという凹凸だけでは説明できない
複雑な切り込みの接続部を組み合わせてゆく。
 
 
梁がいくつか上がればその上に登って作業できる。
 
 
上から見るとなかなか爽快だが、一方の怖い!
 
 
高いところでの作業、
梁をロープで引き上げるのだが、
加藤棟梁はスイスイと細い梁の上を歩き慣れたものだが、
俺なんて足がすくんでそうはいかない(@@)
梁を引っ張り上げるにも棟梁は腰が入っている!
 
 
片流れの屋根の最上部まで迫り上がった。
 
 
午前中の雨と言う悪条件もクリアして
1日にしてここまで来たかと思うと感慨深い!
 
 
 
加藤棟梁の仕事ぶりには毎度圧巻! 
中村設計士とも久しぶりに雑談して、
作業の合間の雑談こそ面白い。
 
最高にご機嫌な共同作業だった(^^)/ 
 
みんなが帰った後は、久しぶりに東さんと語り合った、
 
この小屋は
大きなサッシ窓から竹林と月を眺められて、
杯を静かに楽しめる贅沢な空間になるだろう(^^)。
 
お手伝いに参加されたみなさん、ありがとう!
 
FBに参加者から以下のご感想を頂いた。
 
〜〜〜
大工さんの刻み加工が完璧だったからパズルみたいにスイスイ組み上がって行く。
いやぁ楽しかった
午前中の雨がなければもっと進んだろうなぁ。
〜〜〜
こんな小屋に住んでみたい
〜〜〜
板倉作りって聞いた事あるだけで、手掛けるのは初めて
継手の加工とかがあるから日曜大工じゃ無理だなぁ
良い経験させて貰いました!
それにしても自分で家建ててみたいなぁ
〜〜〜
丸々1日ありがとうございました✨
モノづくりはやっぱり楽しいですね〜‼️
それにしてもこんな小屋なら自分が住みたいです
〜〜〜
大工さんたちの匠の技と、
田んぼ仲間のセミプロ大工っぷりに圧倒される一日でした。
参加できて本当に良かったです。楽しかった!
〜〜〜
 
 
 
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     髙坂勝の著書 

 

 

以下の本の3章と4章で 髙坂も
平田オリザさんと藻谷浩介さんに混じって鼎談しています。
 
以下の本の第6章全体で、
髙坂/タマツキ/移住者のことを取り上げてくれています。

 

 

 

 

 

 

 

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