昨晩は新月でした。
そして、旧暦では、昨日から冬入りです。
どうりで昼間から冷えましたね。
旧暦でみると季節感がわかりやすいのです。
今年の冬は、はじめは暖かいのですが、
だんだんジワジワ寒くなってきます・・・
というのが旧暦から読み取れる季節天気予想!
近代的な現在の天気予報より、
実は旧暦のほうが長期天気予報は的中率が高いのです。
(的中率は旧暦で70%、気象庁は60%程度だったかな!)
明治維新に日本は旧暦から今の新暦に変えてしまった。
そのことによって、日本の文化は随分と軽いものとなり
どんどん忘れられてしまったのです。
季節がわかりずらいから、
季節の野菜を食べるという当たり前のことすら
もう私たちはわかりませんね(-_-)
旧暦では、月の始まりは新月からスタートします。
月の半ば(14日か15日)が満月です。
新月の昨日は神無月のはじまり・はじまり!
神様、出雲へいってらっしゃぁ~い(^^)/
日本人が季節感を忘れてしまった例をいくつか挙げましょう!
●お正月の年賀状に「迎春」と書きますが、
春なんか感じれない寒さ?
●3月3日の桃の節句に桃の花は咲いてるっけ?
●5月5日の鯉のぼり、
なんで五月晴れの中を泳いでるの?
●7月7日の七夕に夜空見上げても、
梅雨で星は見えないことが多い?
旧暦は、今の新暦より一ヶ月ずらして考えるとわかりやすいです。
するっていと・・・・
今の2月(旧暦正月ころ)なら、寒さの中にも春の芽吹きを感じるから
迎(える)春ですね。
今の4月(旧暦3月3日ころ)なら桃も咲いてますね。
今の6月梅雨(旧暦5月5日ころ)なら、
雨の中を川に見立てて鯉のぼりが泳げますね。
今の8月(旧暦7月7日ころ)なら、
梅雨は開けていて満天の星や天の川も見れますね。
まぁ、温暖化で随分と季節感も狂って来てますが・・・
中国や朝鮮半島はじめ、多くのアジアの国々では、
今でも旧暦正月(現在の2月)のほうこそ
盛大に祝っています。
農や漁も月のリズムで考えると収穫は上がり、
冷害なども避けられるといいます。
沖縄の海人は今も旧暦を基準にして漁に出ますね。
考えてみれば女性の月経も29日周期で、
旧暦の一ヶ月の長さと同じ。
赤ちゃんが生れるのと、
お年寄りが亡くなるのも、
新月と満月が多い。
ヒトは元来、月のリズムで生きてきたのです。
(写真;月のオブジェ)
衣替えも旧暦の季節代わりにするといい。
ファッションビジネスも旧暦で考えると、
無駄なロスが少ない。
季節に応じた衣服を準備できれば、
冷暖房のコストも下がって、
石油消費や温暖化を少なくできます。
もちろん料理も然り。
これからの寒いシーズンは、
根菜をたくさん食べてね。
根菜は身体を温めてくれるのです。
寒い冬に出来る野菜はヒトの身体を温める効果がある。
自然界って、本当に完璧でスゴイなぁ!
冬にトマトなどを作るには、
ビニールハウスを温めるために莫大な石油を使います。
そして冬に出来上がったそういう夏野菜は、
ヒトの身体を冷す効果があるから、
現代人は冷え性が多いのです。
冷えは万病の元ですよ。
先進国では最近、体温が35度台のヒトが増えてます。
抵抗力も無くなり、病気になりやすい身体。
これは、一年中夏野菜を食べることや
砂糖・添加物の取りすぎが原因でしょう。
季節のはずれた野菜を求めることは、
ヒトにも地球にもマイナスばかりです。
そうやって近代人間だけが、
必要の無い便利さと
経済合理性を優先するためにのために
完璧な自然界システムと循環から遠ざかっているのですね。
そして、石油を消費して戦争と温暖化を推し進め、
みずから滅びる道を走り続けている。
スローライフとは季節に合わせて生活すること。
スローフードとは季節に準じて食すること。
旧暦はその大きなヒントになります。
季節に合わせて生きることは楽しいのだ。
月のリズムを取り入れて、
ヒトも自然も健康にするシーズン・ライフ!
そうです、
「たまには月でも眺めましょ!」
(今晩は新月翌日だからほとんど見えないけどね!)
最近店に
「フルムーン・ビール」というオーガニックビールを仕入れました。
満月に仕込んで、
翌満月まで29日間寝かして出荷するというビールです。
これが、メチャ旨い!
月見にフルムーンビールはいかがですか?
追伸:
さあ、これから「土と平和の祭典」ライブに行って来まぁす!
会場でお会いしましょう(^^)
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