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想いをもって小さな農家を目指したい人が、農家になれない!
そんな現実を切り開く素晴らしい報告を
このブログの下にシェアします。

今年は国際家族農業年です。
小さい農業こそが効率的で生産量も高く、
様々な問題を解決することが、
明確に国連から打ち出されました。
大規模化を目指すなんて、逆行だぜ、安部政権。
時代遅れも甚だしい! 

明日14日(土)、
当店のお客さんでもある関根佳恵さん(農業経済学)が
上智大学で講演をしま す。
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http://altertrade.jp/event/familyfarming20140614
 2014年は、国連によって定められた国際家族農業年です。
国連食糧農業機関(FAO)や国連貿易開発会議(UNCTAD)などの
国際機関は、
現在、世界を苦しめている気候変動や飢餓を解決するために、
これまで各国政府が奨励してきた大規模企業的農業中心の政策を、
早急に家族単位の小規模農業を支持する政策に
転換する必要があると強く主張しています。
しかし、日本の農業政策をみると、
輸出向け農業、農業への企業参加、
アフリカでの大規模農業開発の推進など、
国連の警鐘を理解しているとは言い難い現実が引き起こされています。
世界の潮流に大きな変化をもたらした経緯を学ぶことから、
日本の農業政策、
南の地域の自立に向けた活動の進むべき方向を共に探ります。

講演者:関根佳恵さん(愛知学院大学経済学部教員・農業経済学)
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 農家への道が開かれました。先日農水省へお問い合わせをして
得られた正しい認識をもとに、再び農業委員会と掛け合い、「新
規就農」と「農地の 利用権設定」の書類を受理するよう求めまし
たところ、いろいろなことを言われましたが、あくまで正論によ
る正面突破を試みた結果、書類は受理され、審査に も通って、
私を新規就農者と認める書類が送られてきました。どのようなや
りとりがあったか、同じ希望を持つ人たちの参考になればと思い、
よろ しければ広くシェアして頂きたいと思います。
 初めて申請したとき、「農家 でなければ農地を利用出来ず、農
地を利用出来る者でなければ農家ではない」・「非農家が農家に
なるためには認定された機関の研修を終了する必要がある」・
「農家になるには年齢制限がある」・「農家登録は世襲され、
登録済みの空家では新規に登録出来ない」・・・などと言わ
れて受理されなかったが、これらはす べて出鱈目である。
 今回も一度は上の理由で書類は不受理となったが、「正しい知
識」に基づく確信があったのでこれらを論破した。書類は一旦受
理されたが、地区の農業委員に諮るということになり、その会合
に呼び出された。その場での主なやり取りは、以下のようなもの
であった。

 曰く、「食糧自給率を上げるには集約的な農地利用が不可欠で
あるが、機械も使わず手作りするということはこれに反するので
はないか ?? 」・・・「食糧自給率が下がったのは、集約的な農地
利用を名目に資材を投入して人力を排除したこと、つまり、一人
一人が自給しなくても農産物が確保出来る 環境を作ったのが最も
大きな原因であって、真に自給率を上げたければ、まずは就農を
希望する一人一人が自給出来る体制作りから始められなければな
らない。 機械化がどうしても必要ならば、そのとき考える。」・
・・提出書類のひとつに「営農計画書」というものがあって、その
「農業用施設・機械の保有状況及び導 入計画」という欄に「導入
予定なし」と書いたことをめぐっての質問。質疑の後、「導入予
定なし」の文言を「必要に応じて導入」と書き換えることを求めら

れ、渋々承諾した。

 曰く、「無農薬・無肥料・不耕起栽培とあるが、病気が出たり土
地が痩せて農地として利用出来なくなった場合どうするつもりか ?? 」
・・・「その心配には根拠がない。収穫することは地力を衰えさせる
という前提に立った考えだと思うが、むしろ、自然界とは異なるバラ
ンスの肥料を人為的 に土に混ぜ、特定の植物の生育を促進を期待した
結果、害虫が発生して農薬を使わざるを得なくなる悪循環のことを心配
すべきである。耕さずに栽培を続けれ ば、次第に堆積した有機物が分解
して地力が回復していく。私の圃場では年々収穫量が増えているし、
歴史的にも農薬・肥料・耕起を基本としたのはここ数十年 のことであ
って、それ以前は一般的ではなかった。にも関わらず農業は一万年も
続けられてきた事実にもう一度目を向けるべきである。」・・・同書の
「将来的 な農業経営の構想」欄に「無農薬・無肥料・不耕起栽培による
持続可能な生活の在り方の模索」と書いたことに関連した質問。

 曰く、「農家としては農産物の流通への出荷が求められている。しか
しこれらを調理・加工して収益を上げることは農地の私物化に当たると
考えられるがどう 思うか ?? 」(こいつか)・・・「野菜や穀物を作る本
当の目的は食べるためであって売るためではない。食べるということを
中心に据えて営農計画を立てず、売ることを 主目的とするから単一品目
の栽培に傾倒する。農地も自然の一部であって、その多様性が失われる
と回復が困難になることは、旧ソ連の農業政策を見ても明らか である。
新規就農者に最初から出荷量を問うのは無理があって、まずは多様な品目
の生態を知り、その圃場の植生に合ったものを見極めていかなければ、
持続可 能な栽培には繋がらないと考える。」・・・同書同欄に「食品の
保存と加工を通じて食の在り方を考える」という表現を使ったことに関連
した質問。質疑の後、 「土壌に適した品目の生産を目指す」という文言の
追加を求められ、渋々承諾した。

 曰く、「1反5畝の営農計画であるが、拡張の予定はあるか ?? 」・・・
「私は農産物やその加工品などを、付加価値をつけて高く売りつけたり、
増産して規模拡大を目指したりする考えはない。そのかわり、一人でも
多くの 自給農家が増えてくれることを願っており、そのための一助となれ
ばと考えている。」「申請された地区の平均的な農家1戸あたりの農地所
有面積は約3町であ る。そのうちの20分の1しかやらないというのはいか
がなものか。残る広大な農地についてはどう思うか ?? 」「地主との話し
合いで1反5畝ということになっている。その地主には現在遊ばせている
農地はない。私は都市部から移住してきたので、それを見て同じよう に
就農したがっている友達が多い。地主との話し合いがつけば、今後返還
されてくる農地を友達と分け合っていくことで農地管理の一助となれば
と思う。将来的 には彼等は独立して住居を確保することが望ましく、市
街化調整区域に新しい住居を建てることが出来ない現行の都市計画法の
規定が緩和されることを望む。例 えば1反の農地ごとに、農業を続ける
ことを確約の上で1軒の住居の新築を認めるという運用がなされれば、
農業の後継者や農村の過疎化の問題は解決に向かう であろう。一人で
3町もの農地を管理させようとすることに無理があるのであって、日本中
の広大な農地を数少ない後継者に押し付けている現在の農業政策の方 が
間違っていると考える。」

 こういうことを言う人たちが日本の農業の許認可業務を司っているのです。
その実態を重く受け止めて、しかし天気は晴れやか、心も晴れやかに、早速
「謹 慎」させられておりました緩やかな農作業共有グループ「farminhos」
の活動を再開したいと思います。ご興味のある方は、下記のリンクをご参考
にな さって下さいませ。最後になりましたが、シェアしていただいた方々
からの温かい励ましがあったからこそ、ここまで来られたと思っております。
どうか、同じ 希望を持ちながら挫折しそうになった方がおられましたら、
道は開かれていると励ましてあげて下さい。その一助となれれば幸いです。
皆様ありがとうございま した。

 http://jakiswede.seesaa.net/category/10139103-1.html
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