そういえば、感じたことを一つ。
先日の地元中学生120人が、
ソーラーシェアリングの活動に来訪時に、
背丈10〜20センチの草場で記念写真を撮るにあたり、
先生が一番前列に「座って」と伝えても、
「虫がいるし、ムリ!」みたいなことを言って
大地に膝すらつけない男女が多々いた。
びっくりした。
田舎に暮らしているのに
草にも土にも虫にも脅威を覚えていて触れられない。
だが、かつての俺もそうだった。
仕方ないなと思って、
カメラマンの横で大地の上に寝転がった。
すると子どもたちが、
「え、痒くないんですか?」
「気持ち悪くないいんですか?」
俺は
「土の上に寝転がるのが一番気持ちいいんだよ、
虫のほうが怖がって逃げてゆくよ」
と返した。
前列の子どもたちはやっと座って記念写真が済み、
「寝ている人と写真撮りたい」と言って
大の字で寝ている俺の横に来て何人かが写真を納めてた。
米作りに来る一年目の人たちも、
俺やスタッフが土の上や畦道に直に横たわっていると
写真を撮られる。
土の上に寝ることに驚くからだ。
いつから、
敷物しないと
人は土に座れなくなったんだろう。
寝転べなくなったんだろう。
程よく汚くしないから、
ウィルスに弱くなる。
免疫力が落ちる。
俺たちは大地からの食べ物で出来ている、
土から生まれて土に帰る、
というのは抽象でなくて事実なのに。
心が疲弊している人は、
畑に寝たり少し埋まったりすると、
回復する事実がある。
俺たちは大地なんだ、
大地が俺たちなんだ。
「身土不二」なり!
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