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日本の石油最大手の
「ENEOSが再生エネ新興買収 2000億円、石油依存転換」
買収案件なので気持ち良い記事でもないが、
時代は変わるものだ。
 
ENEOSは
匝瑳のソーラーシェアリングとも
数年前から提携が進んできたので自然の流れ。
 
 
思い出すのは10数年前。
 
大きな集まりで、
高校時代の同級生と後輩で石油業界に勤めていたのがいたので、いつもの俺のシュールな冗談で、
地球環境悪化や戦争の原因たる石油業界の面々も
今日来てくれてますが〜!
とマイクで話した。
 
親しい同級生は、
このやろ!と笑いながら受け止めてくれた。
 
そいつは俺が
「システム恨んで人を恨まず」なることを
ちゃんとわかっているから、冗談を受け止めてくれる。
 
それほど親しくない後輩は
後日メールで俺に噛み付いてきた。
 
彼自身の生き方まで否定されたと思ったのだろう。
申し訳ないことをした。
 
彼からのメールは温暖化懐疑説に始まり、
石油を退けて再生可能エネルギーが広がるわけない、と。
 
鯨捕鯨問題から色んなことに派生して
環境問題の様々な活動を否定してくる。
 
原発こそこれから必要だとも筋を曲げない。
 
それに俺が丁寧に説明した。
 
彼はジャーナリスト気分だが
表っつらでそれぞれの知識は浅い。
 
やりとりが続いて彼も意地になっていたので
終わりにしようと思って、
 
「JOMO(彼がいた会社の)も代表が
  もしお前と同じ考えだとしたら、
   取り残されて未来はないよ、
    これから石油業界も統合が進んで
     再生可能エネルギーに徐々にシフトしてゆく時代が
      必ずくるんだから」
 
と。
彼は、絶対それはないと反論が止まなかった。
 
そんな折、ニュースが流れた。
 
彼の会社が他社大手と統合になり、
互いの社長が記者会見で、
「統合にあたり、
   再生可能エネルギーへの変換などに取り組んでゆく」と。
 
それが今のENEOS。
 
あ〜あ、お前の会社の社長が俺と同じこと言っているのに、
と思ったが、トドメは刺さなかったし、
それ以来彼からのメールは途絶えた。
 
その後、原発事故があり、
今やENEOSの経営陣が
匝瑳のソーラーシェアリングを訪ねてくる時代になった。
 
彼は、今、何を思っているかな〜、どうしているかな〜、
とふと思い出すが、
その後連絡をとっていない。
 
俺は俺で、
シュールな冗談は程々にしなきゃ、
なんて反省するものの、
その悪い癖はいまだ治ってない。
 
今回の記事でもそんなことを思い出した。
 
 
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明日10日(日)朝6:40〜約10分、

NHKラジオ第一「マイあさラジオ〜サンデーエッセー」に
出演します。
 
年4回のレギュラーで、
毎度ながら一人語りです。
 
もしよかったらお聴きください(^^)。
 
 
【 髙坂自宅民泊 】
 
 
【 一棟貸し】

 
撮影などのスペースとしてのご利用は↓
 
 

 

     髙坂勝の著書 

 

 

以下の本の3章と4章で 髙坂も
平田オリザさんと藻谷浩介さんに混じって鼎談しています。
 
以下の本の第6章全体で、
髙坂/タマツキ/移住者のことを取り上げてくれています。

 

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