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原発震災」を警告した地震学者、石橋克彦さん
 
地震による原発事故の危険性を、
1990年代から指摘してきた地震学者の石橋克彦さん。
 
先日の朝日新聞のインタヴューで
「リニア原発震災」への警告を発していました。
 
リニアの危険、
原発の危険、
それらが南海トラフ地震で現実になるであろうことを
警告しています。
 
石橋さんの指摘を、
私も講演などで使わせてもらっています。
 
その通りだと思うんです。
 
だから、
地方へ、田舎へ、
ナリワイヘ、半農半Xへ、地域循環経済へ、
と言い続けているんです。
 
被災後、救援の対象が膨大で行き渡らないおそれがあり、
どこも自力で生き延びなければならない。
 
人口減少や高齢化、地方の疲弊、都市の過密などで、
自滅する地域が出たり、日本の衰亡につながる可能性も。
 
今の日本は新たな感染症や、
気候変動による世界規模の災害にも弱い。
食料自給率が低く、観光や貿易に頼りすぎている。
 
都市の過密と地方の過疎を抜本的に解消し、
県単位くらいで
食料やエネルギーを基本的に自給自足できるような、
分散型の社会に変えていく必要がある。
 
安倍政権以来
「国土強靱化」や「地方創生」が
声高に言われるが、
経済成長路線の一環に過ぎない。
 
国際分業・自由貿易至上主義を改め、
第1次産業を再び興して地方を元気にする。
農林水産立国を目指すくらいにしないといけない。
 
「一極集中の是正」と言いながら、
目先の便利さやにぎわいを求めて地盤の悪い都心を再開発し、
タワーマンションを建てて集中させている。
やはり大都市の震災の怖さの想像力が足りていない。
 
リニア計画は原子力とよく似ていて、
両方とも国策民営で、
きちんと批判する専門家がほとんどいない。
バラ色の話だけを信じ込まされて、
沿線住民だけが苦労している。
 
三大都市圏を1時間で結んで
巨大都市集積圏をつくるというリニアは、
成長信仰から脱却して「ゆとり・分散・小規模」などを
大事にすべきポストコロナでは時代錯誤。
人口減少で需要も減るのだから。

人類より桁違いに歴史の長い自然物のウイルスに対して、

「打ち勝つ」という意識も人間の傲慢。
 
 
 
 
 
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