昨日は私が住む千葉県匝瑳市飯塚エリアの
オフグリッドへの展望や現在を描いた。
お世話になる椿さんや東さんの
メディアで発信した言葉たちを聞いて欲しい。
実は、
去年の台風後、
お隣の多古町で仮運営している古民家民宿「Re」のエリアも
二週間にわたって停電が続いた。
その時、
ソーラーシェアリングで余っていたパネルを2〜3枚運び、
電気接続を駆使して家の電気をつけた。
そして
地域の方に古民家を解放して、
給湯器復活でお風呂にお入りいただいたり、
スマホの充電スポットとした。
幸い、翌日に停電から復旧したので、
実質1日だけの運用だったが、
それでも10〜15人くらいの方々がご利用になり、
井戸端会議の場所にもしてもらえた。
古民家の後ろに住まわれる90歳の素敵なおばあちゃんに、
お風呂が気持ちよかった、と言ってもらえた時は、
じわっと嬉しさが湧いて来た。
突然に太陽光パネルを持ち込んで
家の電気回路に電気を流すことは、
通常は考えられないが、
ソーラーシェアリングに関わる東さんや
スタッフの関口さんや
土台を施工する増田さんや、
彼らみなさんの知恵と経験を頂いてのものだった。
二拠点居住の山口さん(映像作家)も
地域のために何かしたい、
と言ってくれて作業を手伝ってくれた。
それ以来、
災害時に各家庭で電気を少しでも自給できないか、
考え続けていた。
もちろん、我が家も太陽光パネルが二枚あって、
それで最低限の照明とスマホ充電くらいはできる。
だが不安定だ。
給湯器で風呂を沸かすなんてできない。
短時間でも冷蔵庫を動かすとか、
電動工具のバッテリーの充電とか。
もっと頼りになる方法が欲しいと考えていたところ、
先月だったろうか、
東さんから連絡があった。
ソーラーシェアリングのB品中古パネルが大量に余るから、
それを地元の方や移住者の家庭で
臨時電源にしてもらえることをやらないかと!
もちろん1つ返事でイエスと応えた。
電気に詳しくない俺ら移住者でも、
それを教えられるようになれば、
さらに地域の方や遠方の方にも広げることができる。
東さんもそういう考えだった。
ペイフォーワード、コピーレフト、
要は中間技術などを囲い込まず、
誰にでも使えるようにする、
という精神だ。
ワークショップをすると言っても今、
コロナでたくさんの方々を遠方から集めるのは憚る。
なので地元の方や移住者の部と、
米作りに通う方々の部に分けて、
参加者を絞りつつ、
先週土曜日にワークショップを開催した。
遠方の方には申し訳ないが、
秘密ワークショップにも関わらず、
想定を超える35組が参加してくれた。
その様子などは次回のブログで書こう!
我が家でももし停電になっても、
照明・スマホ・パソコン・給湯器・扇風機など、
安心して、安定して、
電気を自給できるようになった。
そんなに難しいことではない。
老若男女プラス@、
誰でもたいていできそうだ。
なんだか、じわっと嬉しいし、
今後もみなさんに伝えていきたい。
※ 写真は前述の山口勝則さん撮影
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髙坂勝の著書
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以下の本の3章と4章で髙坂も、
平田オリザさんと藻谷浩介さんに混じって鼎談しています
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髙坂/タマツキ/移住者のことを取り上げてくれています。
実践者が語る半農半Xのいまとこれから
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