コロナ禍で外出も控えてストレスが溜まる、
という話が多い。
地方の田舎にいて、
会社勤めしている人は別として、
俺など何も生活が変わらない。
むしろコロナ禍で時間ができて、
やるべきことをやれる。
昨日も今日も、
風が抜けてゆく広い里山や田んぼで
信頼する仲間たちとともに気持ちよく作業して、
家に帰ってきて冷えた体を温めるべく風呂入って、
一杯だけ酒飲んで昼寝(というか夕寝)。
(地元の方が作ったどぶろくを頂いて、
それがまた驚くほどに洗練されていて美味いのだ!)
里山や田んぼで体を動かして空間を綺麗にするのは、
それでけで気分が良い。
(田んぼの中に浮かんでいるのは、米ぬか。
微生物を増やすために蒔いている)
地元の方が分けてくれた
イチジクの挿し木やアジサイなどを
里山のスモールハウスの周りに植えた。
昨日は大根、
今日はチンゲンサイ、
たくさんもらった。
みんなに分けるのが大変なほどで、
食べ物に困らない(笑)
10個500円で買ったら、
13個貰った(笑)
明日は仲間から貰ったブロッコリーの苗や、
地元の方から頂いたノビルを庭の畑に植えよう。
枝豆のための大豆や
スナップやインゲンの豆も植えよう。
やることはいつでもある。
食べられる野草も毎日すごい勢いで伸びる。
この時期の野草は本当に美味い!
今日は野生のクレソンが山ほど生えているところを
仲間から教わった。
その場で食べて美味い。
ふとしたことで
その場所にポケットに入っていた500円を落としてしまった。
探しても見つからない。
いつでも貰えるクレソン代の前払いだ、
そう思うことにしよう(^^)
コロナをきっかけに
確実に世界が変わることは間違いない。
コロナで各国各地の大気汚染が減った、
というニュースが流れてくる。
コロナ後に、
元の経済成長至上主義に戻したくない。
そして格差社会を是正していきたい。
低所得者や困窮者に歪みがゆく現在。
やるせない。
そうでない未来へ、
一人一人の変化がそれを可能にする。
ローカル化が進むだろう。
しかし排他的で偏狭なそれに進むのか?
それとも
他地域や他国に開かれて信頼に基づくそれに進むのか?
今のニュースでは
各国は大局で自国中心主義で排他的な側面が目立つ。
その方向に行かせない健全なローカル化は
一人一人にかかっているのではないか。
そう思う。
コロナをきっかけに
いい未来にしていきたいし、
この悲しみと苦境から
それを克服する未来を作っていきたい。
それはずっと俺が実践してきたことだし、
何も変わらない。
さて、
2年前まで東京池袋で営んでいた
Organic Bar【 たまにはTSUKIでも眺めましょ 】に
数回来てくれて、
去年のマイ田んぼ2019に参加した方が、
以前に以下の文言のメールをくれた。
タマツキに行って以来、自分の生活が一変しました。
それまでは、
休日も何も予定がなく、
今日は寒いからスーパー銭湯でも行くかぁ~
みたいな感じでした(笑)
俺も自分の過去を思い出した。
サラリーマン時代の20代、
休みの日に「何かしなきゃ」「楽しまなきゃ」
といつも迫られていた気がする。
で、まさにスーパー銭湯行ったり、
必要ないのに買い物に行ったり、
そうして「自分の人生は充実している」と言い聞かせたかった。
どこか行かなきゃ、何か消費しなきゃ、
と思い込まされていた。
この経済社会で置いてけぼりにされないように
急かされていた気がする。
しかし地に足が着いてない感じ、、、!
翻って今、
休みの日に「何かしなきゃ」「楽しまなきゃ」
なんて一切思うことがなくなったことに気づく。
だいいち、休みの日がない。
というより休みも遊びも仕事も同じ。
毎日仕事しているとも言えるし、
毎日遊んでいるとも言える。
毎日昼寝もする。
どこか行かなきゃ、何か消費しなきゃ、
なんてちっとも思わない。
「自分の人生は充実している」
と言い聞かせる必要などない。
なんだかんだあれこれあるけど、
足るを知り幸せに満ちていて、
自分に言い聞かせる必要なんてない。
田畑や自然の近くで暮らすことは、
いい意味でやることに追われる。
だからと言って、
自分のペースで動けばいいし、
誰からも指示や命令を受けないし、
当然 残業もない。
「暇だからスーパー銭湯に行こう」ではない。
身体動かして、いい汗かいた、程よく疲れた、
だから「近くの温泉にでも行こう」だ。
ストレス解消に酒を飲むのではない。
いい1日だった、
と労いに酒を飲むのだ。
都会の喧騒や消費生活なんて
数年過ごせば「こんなもんか」とわかるはずだ。
虚しさも残るはずだ。
そしてコロナ禍で、
隣の家や部屋と接近した限られた空間で過ごす暮らしや、
満員電車で過密に通勤する働き方や、
自由に空を向いて深呼吸すらできない環境。
遠くから運ばれてくる水や電気やガスは
今後も機能するのだろうか。
遠くに運ばれる便を含む下水は今後も機能するのだろうか。
食べ物を運んできてくれる物流は今後も機能するのだろうか。
心配は尽きない。
大袈裟かって?
以下のNHKで2017年に放送された
「MEGAクライシス〜ウィルス大感染時代」
をご覧いただきたい。
物流や移動が滞る可能性を示している。
番組は今のコロナを予言していた!
というか、
ウィルスやパンデミックが襲う社会は、
人間が犯してきた経済至上主義によるもので自明のことなのだ。
コロナが終わっても次が待っている。
ウィルスが頻繁に襲ってくる社会が始まったのだ。
それは間違いない。
ご存知の通り残念ながら
自然災害(というより気候変動という人災)も増えてゆく。
俺らがこの社会を変えない限り、
どんどん不幸な「禍い」と「災い」は増えてゆく。
さぁ、
自らの安心のためにも、
社会を変えるためにも、
ローカル化へ!
どんどんあゆみ始めよう(^^)
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