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関東学院大学経済学部経営学科で
「スローライフ論」を教えている。
 
かわいそうに、
スローライフなんて聞いて
単位簡単そうだと思って履修しただろうに、
毎回、政治経済、国際関係、格差貧困、環境破壊、
それらの原因、などの講義。
 
俺らの暮らしや働き方や無知無関心が、
全ての原因につながっていることを
いやってほど話す。
 
俺の授業計画はシラバスという形で、
以下から見ることができる。
 
前々回、
わからない言葉を挙げろと書かせたら
以下写真のような言葉が羅列された。
 
 
 
「グローバリゼーション」
の意味ががわからない学生が多いことに
びっくりしたが、
反省して前回の授業でこれらの言葉を丁寧に説明した。
 
毎回授業終わりに
リアクションペーパーを書かせるのだが、
「かわいそうと思った」「よくないと思う」
というような第三者的視点で書いていた学生たちが、
以下写真のように第一人称で考え始めた! 
彼らの中に大きな変化が始まった。
 
 
 
 
 
学生たちが自分とつながっている問題として、
奨学金の話もよくする。
奨学金をもらっているか手を挙げさせると
半分まで行かないものの
それに準じた数だけいる。
 
そうやって
授業では様々な問題に派生・脱線しながら、
前回は以下の問題も話した。
 
時給300円!
低賃金・長時間労働・パワハラで
1年に7000人以上の外国人技能実習生が
失踪している日本。 
 
外国人が労働で日本に来ることに、
俺は違和感はない。
 
わざわざ海外まで
働きに来なければならない構造には異論があるが、
現在のグローバル社会において
受け入らねばならない。
 
そして同じ地球人として人種や文化の違いを超えて、
共存する道こそ平和に繋がる。
 
しかし、
人件費削減のために外国人を使うのであれば、
絶対にダメだ。
 
残念ながら産業界はそれを狙っているわけだ。
 
外国人労働者が安く雇われることになれば、
それに比例して、
必然として日本人も安く雇われる傾向になってゆく。
 
そういう日本人が、
「俺たちが仕事がなくなったり
  給料が安くなるのは、
     外国人のせいだ!」
と言い出しかねない。
そしてヘイトや対立が生じてしまう。
 
政府や産業界が人々や労働者を統治するには、
都合が良い構造になる。
 
政治家や大企業こそが批難されるべきなのに、
矛先を変えられるからだ。
 
日本で働く外国人の方々が、
安心して幸せに暮らしてもらえる権利を、
ちゃんと用意しなければ、
この俺たちも不幸になる。
 
 
さて、
そんなことを考える機会がある。
 
俺が発起人を務める
6月16日(日)14:00~
脱成長ミーティング 第18回
「移民社会の現実と課題
      ――欧米と日本」
と題してこの課題を取り上げ、
参加者で語り合おうと思う。
 
TVなどにも多数出演する、
一橋大学の社会学者・森千香子さんに、
お話をいただきます。
 
森さんのインタヴュー記事。
「移民はグローバルシティを豊かにする」
 
ぜひご参加ください。
 
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「移民社会の現実と課題――欧米と日本」をテーマに
森千香子さんをお招きして話しをしていただきます。
日本は人口減少時代に入っていますが、
安倍政権は人口減少に伴う
労働力不足をカバーする切り札として、
「女性活躍」政策に続いて
この4月から外国人労働者の受け入れ拡大
(事実上の「移民政策」)に踏み切りました。
しかしこれは、
あくまでも経済成長のために
外国人労働者を「労働力」として利用する政策で、
これまでの技能実習制度に見られるような
人権無視の差別的扱いや
「使い捨て」を温存する怖れがあります。
私たちには、
すでに日本が多くの移住者によって支えられている
「移民社会」である現実を直視し、
彼ら/彼女らを「人」として迎え入れ
多様性に富んだ社会、
共に暮らす地域コミュニティを
創り出していくことが求められています。
そこで、多くの移民を受け入れてきた欧米でいま、
なぜ排外主義の波が高まっているのか、
そして事実上の
「移民政策」が始まった日本で
問われている課題は何かについて、
森千香子さんから話をしていただき、
討論したいと思います。
貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。
 
第18回脱成長ミーティング
◆日時 6月16日(日)
      14:00(13:30開場)~17:00
◆会場 ピープルズ・プラン研究所
    (地下鉄「江戸川橋」下車10分)
◆報告 森千香子さん(一橋大学)
  一橋大学大学院社会学研究科準教授。
  専門は国際社会学、都市社会学、レイシズム研究。
  フランスや米国の移民の人たちの現状を
  詳しく調査・研究。
  『排除と抵抗の郊外:
    フランス〈移民〉集住地域の形成と変容』
  で大仏次郎賞受賞、
  「『分断のナラティブ』を超えて」
  「『働きに行きたい国』めざせ」
  など多くの論文がある。
◆参加費 500円
◆参加申し込み 
  髙坂まで oh.moonsetアットマークnifty.com
                     090-9322-8722
 
ピープルズ・プラン研究所
【住所】 〒112-0014 東京都文京区関口1-44-3信生堂ビル2F
【最寄駅から】
◎地下鉄有楽町線「江戸川橋駅」1-b出口徒歩5分
◎地下鉄東西線「早稲田駅」1番出口徒歩15分
◎地下鉄東西線「神楽坂駅」2番出口徒歩15分
 
[江戸川橋駅(有楽町線)からの行き方]
江戸川橋駅1-b出口を出て、左手にドトールコーヒー、ファミリーマートなどを順に見ながら大通り(新目白通り)を5分ほど歩くと、「一休橋入り口」という交差点があります。角に中華料理店があり、その手前を左に曲がって、道路の左側にある3つ目のビルです。1階は道場、2階がピープルズ・プラン研究所です。
※江戸川橋駅は改札から1-bの出口まで地下道で3分かかります。
 
 
 
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詳細は以下からどうぞ。
 
⭐️  髙坂 勝  情報

 

● 6.16(日)14:00~17:00 脱成長MTG
「移民社会の現実と課題」
◆ピープルズ・プラン研究所(江戸川橋下車10分)
◆参加費 500円

http://umininaru.raindrop.jp/datsuseichou/tuo_cheng_zhangmitingu/di18hui_kai_cui_jiang_zuo.html

 

 

ハーバービジネスオンライン連載『たまTSUKI物語』

 

 

 
以下の本の3章と4章で、
私・髙坂も、
平田オリザさんと藻谷浩介さんに混じって鼎談しています。
 
以下の本の第6章全体で、
髙坂/タマツキ/移住者のことを取り上げてくれています。↓

 

 

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