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先日、
NHKのサンデーエッセーに出演して話したもの
次年度もレギュラーで年4回出演が決定
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1月14日に寺田本家酒蔵ツアーを開催した。
総勢65人くらい。
 
もう何回やっただろう。
毎回、楽しすぎる。
 
今回が最後かもしれなかった。
次回はやるか未定。
タマツキがなくなっちゃったからね〜ゲッソリ
 
 
当主の優(まさる)さんは風邪で本調子でなく、
それでも今年は杜氏として酒造りに勤しんでおり、
一仕事終えて体調悪い中、
挨拶だけしてくれた。
 
 
匝瑳移住者の近藤さんが、
待ち時間を即興で演奏してくれた。
 
 
今回、蔵の中を案内してくれたのは、杜氏の さのっち。
彼が酒母室で歌ってくれた仕込み歌、
腹に響いてすごかったな〜!
 
 
毎回、参加者全員が一品持ち寄り料理で宴だったが、
今回は蔵の隣のカフェ「うふふ」へ。
寺田聡美さんはじめ
寺田姉妹が発酵料理を披露してくれた。
美味しい、美味しい、酒が進む!
 
 
 
今回、匝瑳でお世話になる長老お二人をお招き。
楽しんでもらえたようで、しめしめ(^^)
 
 
行きのバスの中で、
今や有名で知る人ぞ知る「月のとうふ」に行きたい、
と言うリクエストがあったが、
「今日は休みだから」と冷たく返事。
そしたらなんと、
宴の最中、
「月のとうふ」の周浦さんがいきなり来てくれた!
 
みんなの前でも話してもらった。
 
 
かつてタマツキに通ってくれて、
サラリーマンで悩み体を壊したころのお顔とまるで違う。
自分を生き切っているという清々しさ。
嬉しかったな〜!
 
 
宴も佳境、
最後はやらかしてしまった。
 
 
両サイドにギターという贅沢。
左はギターテクずば抜けのスーさんこと鈴木さん。
匝瑳への移住者だ。
右は岩井さん、今年から SOSA PROJECT のスタッフに。
 
下手でひどい俺の歌とギターを隠してもらった。
 
 
大学院生として参加してくれた長谷川楓さんが、
報告と映像を作成してくれたが、
俺の技術で映像がこのブログに貼り付けられない、
すいません。
FBには貼り付けられたので以下からご覧ください。
彼女のお見事な報告は以下に。
 
1月14日 寺田本家
~命と向き合う酒蔵ツアー~ 長谷川楓
 
 近年、日本では工場ツアーなどが盛んに行われるようになった。その目的は製造過程が安全に確保されていることを消費者に示すためである。清潔な白衣で全身を覆い、徹底した除菌、殺菌を実践し、機械による厳重な管理の下で大量に製造された日本酒は一見すると「安全でおいしい酒」という魅力あふれるものになっている。寺田本家23代目寺田啓佐さんはその魅力に隠れた矛盾に気づいてしまった。自身が「安全でおいしい酒」と信じていたものは実は添加物が多く含まれた健康を害する偽りのものであったと自身の経験から気づくこととなった。うまみやコスト、大量生産、事業展開などという利益を追求し続けた結果、寺田さんは病にかかってしまったと語っていた。そこで自然と向き合いながら酒造りという原点に返り今の寺田本家ができた。
 
 現在、ほとんどの酒造りは蒸米、麹、酵母、もろみづくりというようにどの工程も今では強大なタンクの中でボタン一つを介して稼働する機械の中で行われている。しかし、これらの機械に任された作業がここ寺田本家では人間の手へと返されている。それは酒を造る微生物や菌に対して手袋や過剰な殺菌という失礼な態度で望むべきではないという哲学が含まれているのもあるが、何よりも米を傷つけずに扱うには素手が適しているからである。手作業に始まり、蒸米の移動も蔵人が木桶を肩に抱え運び、もとすりではもとすり唄と呼ばれる大地や水への感謝の意味合いを含めた寺田本家独自の唄を歌いながら酒母造りが行われている。唄は酒造りに最適な時間を計測し、歌うことによって寒い中作業する蔵人に癒しを与え、楽しい酒造りの環境を作り、その思いが酒をおいしくするということだ。手作業というのはおいしい酒を造るにはもちろん必要な条件だがその作り手たちの心を豊かにすることにも作用しているようだ。ツアーの中で24代目寺田優さん、酒蔵ツアーを案内してくださった蔵人さのっちさんも口にしていたがおいしい日本酒を作るために無農薬の米を使用する、神崎の豊かな水を使用する、手作業で行うという伝統的で健康的な酒造りにこだわってはいるがそれと同様に地元の農家とのかかわりあいや、仕込み水の源となる神崎の水資源を未来にまで保つためにはどうしたらよいか、微生物や菌などの命との向き合い方を考えながら酒造りを行うことに誇りを持っていた様子だった。
 
 都会、田舎関係なく共通する風景の一つにショッピングモールを筆頭にした街並みが挙げられる。ショッピングモールにはすべてがそろっている。都会にもある有名な衣服のブランド店、ファストフード店、食品売り場、パン屋、ケーキ屋、家電用品、そして有名銘柄の日本酒など生活さらにいわゆる「人間の楽しみ」に必要なものはすべてがここで手に入れることができるであろう。しかしそこに隠されているのは同時にすべてがそろうということは他が必要なくなるということだ。そこでは「便利、安価、おいしい」という消費者には魅力的な言葉が並べられているが、それらが本当に大切なのか、奪われている大切なものの方が多いのではないかと疑問に思うときがある。消費者から人とのかかわり、安全な健康に配慮された食品を手に入れる機会が奪われているのだ。これにより人々は企業に頼らざるを得ない生活を余儀なくされる可能性がある。ショッピングモールを筆頭とする開発都市に一極集中する生活の先には地域の衰退しか残されない。そんな状況を打破する地域が神崎のような町なのかもしれない。人と人との生業、自然の恩恵を感じながら過剰な消費をしない生活これが今の日本に必要な地域社会ではないのだろうか。私は神崎に田舎は静か、景色がよい、けれど不便というような消費文化によって作られた印象で「地方創生」という名の地域の生活を奪うような企業の進出がなされないよう協力していきたい。ここはすでにこれからの日本に必要な自然との調和、維持、人との生業で生きていく地域循環型の生活が当たり前となっている素晴らしい町なのだから。
 
 
 
2月9~10(土日)
古民家の傾きもなおしちゃう、
 他にもいろんなことなおすよ〜、
  よくするよ〜 
   ワークショップ by【 Re 】
 
詳細は以下より
 
 
 
 
⭐️  髙坂 勝  情報

 

 

・2.11(祝月)ちば移住市町村合同フェア

    20分ほどトーク  詳細 

 

 

 

・2.16(土)10:00~  今福亭トイレ作りWS

 

・3.17(日)〜  なりわいづくりラボ

https://www.facebook.com/events/798731903799267/

 

 

・5.16(木)夜 タマキンブラザーズ & 髙坂勝

                         Live at 渋谷MeWe

 

・タマツキテキトー料理

          動画&レシピブッック  http://urx.red/Pzbl

 

 

 

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ハーバービジネスオンライン連載『たまTSUKI物語』

 

 

 
以下の本の3章と4章で、
私・髙坂も、
平田オリザさんと藻谷浩介さんに混じって鼎談しています。
 
以下の本の第6章全体で、
髙坂/タマツキ/移住者のことを取り上げてくれています。↓

 

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