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当店タマツキは、残り4ヶ月で〜す

2018年3月で「閉店」ならぬ「減店」!?

http://ur2.link/G9HT

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12月から土曜日も営業です

(よって12月から定休日は日曜日と月曜日)

12/23の土は予約で満席

  (年末 30日の土まで営業

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昨日は小屋作りWSだった。

土曜夜の閉店後に店で仮眠して、
早朝5時半に軽バンに乗って池袋を出発。

匝瑳に着くも
眠くて眠くてコンビニ駐車場で車中仮眠15分。
ちょっと元気出たので
軽バンの荷台に載せてあった手押し耕運機を
(大桃豆腐さんと豆問屋の山口物産さんから頂いた)
田畑がある場所の屋根付き倉庫の下に下ろし、
匝瑳の自宅へ。

去年自作したお醤油が切れたので、
(約1年もった、確か7リットルくらいだったかな!)
今年3月に仕込んだ醤油(もろみ!?)を

タンクから布フクロに少量だけ移し、

木製の醤油絞り器に収めて圧を掛けた。

 

もろみから絞られ滴り落ちる醤油をあとに、

急いで
八日市場駅に8時半すぎに到着するWS参加者をお迎えに!

 

帰宅する頃には受け皿に

たくさん溜まっていることだろう。

 

駅で集まった面々を乗せて、

旧市街を抜け、山に入り、

ソーラーシェアリングが点々と広がる道を通り抜けて、

小屋を作る場所(SOSA Project の田んぼと隣接)に。

 

 

集まった20人強のメンバーで自己紹介。

それから今回の小屋をデザインされている

中村真也さんから「板倉造り」についてのプレゼン。

なるほど〜、とても勉強になる!

 

 

お昼ご飯は、

SOSA PROJECT 代表まりりん手作りの

カレーと豚汁と漬物。

皆に大好評だった!

 

 

そしていよいよフィールドへ。

 

土台となる杭を打ち込むのだが、

その前に、

杭を焼く作業。

 

 

ご覧の通り、かなり太い杉の木で、

先をチェーンソーで切って尖らせている。

 

表面を焼いて炭化させることで

杭が土中で腐りにくくなる。

炭化すると菌が住みやすくなり、

土中からも菌糸が伸びてきて、

周りの草木の根も引き寄せられて伸びてきて、

杭にからむ。

 

根に絡みつかれた杭は

大地と一体になって強くなる。

 

この上に小屋を作ってゆくのだ。

 

コンクリートで基礎を作ると、

大地を密圧にして水脈や気脈を潰してしまい、

家の下の土と周辺の土地の水の循環や、

土と気中の循環を滞らせてしまう。

 

炭化した木の杭を打ち込むことは、

大地や環境を痛めることがない。

 

土地と建物が互いに心地よく共生できるのである。

 

さて、杭を打ち込むにも、

小屋の建てる場所をしっかり計測し、

水平にしなければならない。

 

丁張りという。

 

その作業を、

地元でずっとお世話になっている増田さんが指導実施。

みな、うなずきながら、作業は進む。

 

 

 

手が空いている人には、

小屋周りの土中の環境改善のために、

溝や穴を掘ってもらい、

枝葉を絡めて入れる作業。

 

 

枝を絡める、

だから「しがらみ(枝絡み)」という。

そう、高田宏臣さんが教えてくれたことがある。

 

この枝葉の有機物が分解してゆくにあたり、

微生物が活躍する。

微生物の誘導で溝や穴の縦の側面に、

水脈や気脈が導かれる。

要は土が呼吸を始めるのだ。

 

また雨が降った折には、

この溝のおかげで小屋の高床の下に

雨水が流れてゆくことを妨げてくれる。

溝に入った水は

溝の中の所々に掘ってある深い穴に流れ、

その穴から地中奥へと吸い込まれる。

 

そうやって

雨水や土中の水を動かして、

大地やその上の空気も動かして、

循環を促す。

すると湿気が少ない家になる。

虫もわきづらい。

居心地がいい空間になる。

 

 

さ、大雑把に環境改善も終え、

その計測が終わっていよいよ、

焼いた杭を打ち込む。

 

 

全部で25本の杭を打つのだが、

8本を打ち終わった。

 

この作業がハードで楽しい!

 

20代から60代まで、

老若男女が協力しての共同作業。

 

女性の参加者のAさんも

張り切ってハンマーで叩いて嬉しそう!

 

 

この作業に加わった参加者たちは、

今日から数日、

激しい筋肉痛に苛まれることだろう(笑)

ご飯の折にお箸を持つ手が笑うはずだ!

 

 

ということで楽しい出会いがたくさんあり、

しかも無職の方が多い(@@)

なのに、

皆さんの終わった後の清々しい笑顔(^^)

 

 

 

今回、無事に作業を進めることができたのは、

増田さんのお陰。

先々週だったろうか、

増田さんと私の二人で日中かけて、

杭焼きと杭打ちを試してみた。

絶望的だった!

こりゃ、まずい!!!

 

増田さんはその試しの経験をもとに、

様々な準備をしてくださった。

 

その下準備がなかったら、

昨日は全く作業が進まなかっただろう。

 

土木や大工作業に限らず、

様々なことができる増田さん。

 

こうした地元の方々の力によって、

私たちは活動できるわけである。

 

 

今回参加してくださった石井大介さんが

FBにこんな感想を書いてくださった。

 

木枯らしの東京を抜け出し、

青空の下 匝瑳での小屋作り。

東さんのダーチャ的構想
高坂さんからの高田式土壌改善里山復興論
中村真也せんせの板倉造りの講義

とワクワクするスタート。

 

古くは

伊勢神宮や正倉院から使われている技術の板倉造り
木だけで組み立てる「さくりはめ」
地域の環境から土蔵の蔵に発展した歴史
近年では復興仮設住宅に使われた技術を学びます

尊敬する増田さんからは

丁張りの方法と技法を進行と共にご講義頂きました

丁張り班と杭焼き班に分かれての作業からの
その後の杭打ち作業がどんどん進化していきます

様々なBGの皆さんとの作業、超楽しい一日でした^ ^

 

ものづくりはアタシにとっての潜在的な喜び
魂が覚えている感覚

ぜひ今生に生かしたい

学びが多かった今日

先を生きて道を残すのが先生
伝えうけたまわるのが伝承

次の時代を先に生きるってことは
正道を背中で語り 実行するってことなんですね

ようやくやりたいことがわかり始めた芽生えの時
来年は目覚めてしまうかもです

 

 

岩間公伸さんもFBに感想をお書きくださった。

 

「自給小屋作りワークショップ」に参加。

本日は土台基礎づくり。

と言ってもコンクリートは使いません。

水平垂直を横板や水糸できっちり目印をセットした後、

表面を炭化処理した丸太をくい打ちなのです。

 

作業に夢中になりすぎてくい打ち画像撮り忘れ(^^;)。

個性あふれる参加者の方々と

一緒に作業すると楽しいのだ♪ 

 

スタッフ自家製のお米と野菜を使った

昼食のカレー&豚汁がうまいうまい☆ 

 

小屋は木の循環から生まれた

「板倉造り」という建築だそうだ。

あと4回。さて、どこまでできるやら。

集まった人のパワーを感じる1日でした。

 

 

 

さて、次回は1/14(日)

 

電車組は八日市場駅に

8:34集合と9:43集合

の二班に分けたいと思う。

 

車組は9時にアルカディアの里に集合。

http://umininaru.raindrop.jp/masarukohsaka/gao_ban_sheng/SOSA_PROJECT.html

 

定 員:30名

  ※ 全回通しでご参加頂ける方を優先させていただきますが、

   既にに17名いますので、単発参加でも構いません)

参加費:無料

資料代:500円
食事代:1.000円(弁当持参可/持寄り歓迎)

作業内容:杭焼き/杭打ち/小屋周りの環境再生

 

申込み:oh.moonsetアットマークnifty.com へ、

    以下の6項目に沿ってご記入頂き、

    メールでお申し込みください。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 1)お名前:

 2)携帯番号:

 3)メールアドレス:

 4)参加可能日に○をお付け下さい

   1/14(日)(杭打ちetc):
   1/21(日)(小屋建て):
   2/4  (日)(小屋建て):
   2/11(日)(ソーラー取り付けetc):
   予備日 2/18(日):
   予備日 2/25(日)

 5)電車8:34 or 9:43 or 車:

   (車の方は9時前にアルカディアの里にお越しください)

   (電車に方は八日市場駅に8:34着か9:43着かお書きください)

    ※8:34に乗り遅れたら9:43に、というのはお止めください。

        車で送迎するにあたり人数制限があるので

            乗せられないかもしれません。

 6)ランチ申込み1000円:

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

     
持ち物:
 ①汚れても良い恰好(ぬかるみ対応の靴)

 ②軍手(グリップ付き)
 ③食器(皿・はし・スプーン・コップなど)

 ④(お持ちであれば)カマ や 枝切りバサミ

 

 

次回は、杭焼き、杭打ち、

そして小屋前の藪を環境改善したいと思う。

 

 

藪がなくなれば、

小屋から下に広がる田んぼが見えるようになる。

春の稲が幼い時期に夕日を照らす水面や、

秋の稲穂が風でなびく黄金色の風景や、

そんな景色を眺めながら過ごせる小屋。

想像するだけで気持ちが清々しくなる。

 

 

 

このような小屋に、どこまで近づけるか!

 

皆さんもご参加ください、

楽しいですよ、乞うご期待!

 

 

 

余談として、、、

先月のとある日曜日は、

収納 兼 キッチンの台をDIYした。

 

 

先週の日曜日は、

キッチンの棚をDIYした。

 

 

 

スペースに合わせて家具や棚を作れるのがDIYの醍醐味。

様々な工夫も凝らせる。

統一感も出せる。

壁などの色調と一体感を持たせられる。

 

買ってきた家具ではそうはいかない!

特注なら高額になる!

 

 

しかも今回の木材は全て廃材を使った。

なので頭や知恵は使ったが、

お金は全く使わず、制作費0円!

 

こういう試みこそ、

愉快であるし、

オシャレであるし、

お金なくてもできるし、

エコである(^^)

 

何かを工夫し生み出す作業。

 

皆と試行錯誤しながら何かを作り上げる作業。

 

この行為や過程にこそ、

生きる喜びが宿るような気がしている。

 

 

余談は終わりにして、、、、

 

小屋作りのWSを終え、片付けも終え、

駅に参加者を送り、

自宅に戻ると、

何かが発酵している濃〜い良い香りが充満している。

 

思い出した、醤油だ! しぼりたての醤油だ。

舐めてみた。

深い、実に濃い、今年も大成功だ。

 

 

これで来年一年、

料理の味付けが上出来になることが確定した(^^)

 

 

 

—  【 高坂 勝 HP 】  —
http://umininaru.raindrop.jp/masarukohsaka

 

 

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