土日は SOSA PROJECT の
今年初めて米作りをした32組の稲刈りだった。
2年目以降田んぼを続けているメンバー40組も、
次々と現れては、
ちょっとした冗談を交わし、
それぞれの稲刈り準備で田んぼフィールドを行き交う。
山から竹を切り出し、オダを立てている2年目以降メンバーたち
9/23〜24にトレーラーハウス作りWSを主宰する青山完さん
https://ameblo.jp/smile-moonset/entry-12308526205.html
マイ田んぼ32組は、
それぞれ0.5畝(50平米)だけだか、
それぞれのペースがあるため、
終わりそうにない面々の稲刈りを手伝う必要も出る。
農家になるべくベンチャーを脱サラし、
青梅からマイ田んぼの米作りに来ている加藤さん。
稲を束ねて括る作業も慣れてきた様子。
稲刈りと一言で言っても、
いろいろな作業がある。
刈った稲を干すためのオダを作る。
それから稲を刈り出し、
それらを藁でくくり、
オダまで運んで掛ける。
その繰り返しを続けるわけだ。
それらをリズムよく一人でこなさないと、
0.5畝と言えども1日では終わらない。
ましてや農作業の動きや筋肉に慣れていないから、
午後になると動きがゆるくなる。
午後3時を過ぎて全体を見回し、
これは終わりそうもないな、
というメンバーのところに行って、
刈る/結ぶ/運ぶを手伝う。
代表のまりりんや妻の早苗も、
暗黙の了解の中で、
それぞれのメンバーの様子や過程を見て、
手伝っている。
そうして32組、全員が稲刈りを終えた。
みんな清々しい顔だ(^^)
子どもたちが田んぼをはしゃいで走り回る。
里山に虫と子どもの声がこだまし、つい笑顔になる。
髙坂家の田んぼは、今年、4畝(約400平米)。
そのうち、
9年間続けてきた愛着ある3畝の田んぼの稲刈りを終えた。
他のメンバーの世話を見ないで集中して作業できるなら、
二日〜二日半で終えられる広さだ。
もちろん、全部手作業。
残すは、離れた里山にある1畝のみ。
今年は清々しい太陽のもとで一連の稲刈り作業ができた。
お天道様に感謝し、風が抜け、
喉が渇いた時の水が美味しい。
こんなに爽快なことはない。
黙々と作業をこなす気持ちよさ。
そりゃ、疲れるが、労働の喜びでもある。
腰をかがめて稲を刈っていると、
土と虫の世界に近づける。
稲で隠れていた彼らの住まいを奪ってしまう。
申し訳ないね、と彼らにも愛情を注ぎながら、
刈り進んで行く。
月曜日の13時頃だろう。
稲刈りを終えて、汗を拭き、
水で顔と手足の泥土を洗い流し、
ヘトヘトだが満足感溢れる体を
車に乗せる。
刈り終わって裸になった高坂家の田んぼ。
1年間、一緒に戯れてくれて、ありがとう。
風が抜けてゆく。
太陽で土は乾き、ヒビも割れ、そこに空気が入り、
土中の微生物が喜び、土を肥沃にしてくれて、来年の備えになる。
お世話になっているお百姓の香取さんに立ち寄り、
先週刈って、干して、今週脱穀した30キロ超の籾を、
籾摺りしてもらった。
香取さんとお米談義。
家を継ぐことになったカトリケの夫婦も出てきて、
(カトリケはこちらご参照ください)
何気ない会話が楽しい。
今年は天候不順で太陽が少なかった割には
お米は上出来だという。
高坂家のお米も、
「一週間くらい刈るのが早かったんじゃない?」
と香取さんがプロの目でお米を見て言った。
そう、ちょっと早かったのだ。
でも、早く刈るのはそれはそれで、
美味しいんだよ、とも教えてくれた。
ツヤがいいね、ともお褒めの言葉 (^^)
籾摺りされて出てきた玄米27キロ。
今年無償で頂戴した軽バンがちょうど車検だったので、
お世話になっている(株)飯高へ、
車で乗り入れ、手続きする。
この会社の大好きな社長と大好きなスタッフの方々。
俺たちの活動をいつも応援してくれて、
移住者の面倒もたくさん見てくれる。
車内や工場は、
いつも綺麗で、
スタッフはマイペースなのに手際よくて、
自然体で働き、冗談を交わし、
お客さんに低頭でなく仲間的な感じで対応していて、
気持ちいい。
こういう大好きな会社に必要なことをお願いできて、
お金をお支払いできる喜び。
用がないのに、
社長の石橋さんと会話しに行くこともある。
もう70代なかばだろうに、
いつもおもしろい。
社長もスタッフもマブダチみたいな会話なのが、
さらに居心地をよくする。
軽バンを預けた帰り、
空が高く、広くて、青い。
匝瑳の隣の旭市によく行く温泉がある。
旭の湯。
ここの露天風呂に一時間浸かりながら、
またもや青空と雲を眺めている。
とても幸せな気分に包まれる。
お米を自給すること、
なんて心地いいんだろう。
なんとも言えない充実感と安心感。
夜、新米を食べた。
香取さんが「ハネ野菜だから」と
たくさん頂いたジャガイモやキュウリやナス。
これらのなんと美味しいこと。
みずみずしく、ホクホクして、生命力にあふれている。
ハチに刺されたことなど忘れて、
心地よい眠りにつく。
安心とか幸せとか、
高いビルの向こうにあるのではない。
人とのつながりの笑顔、
大地が与えてくれる恵み、
それに感謝できるからこそ、
体いっぱいで感じられるものだ。
この爽快感を、
毎年、ずっと忘れたくない。
こんな感覚で死んでいければいい!
大スズメバチ2匹に刺されたからかもしれないが、
そう思った、最高に気持ちいい土日月だった。(^^)
ちなみに香取さんに頂いたたくさんのナス。
食べきれないほどだから、
翌火曜日にタマツキに持ってきて、
オリーブオイルでニンニクを炒め、
そこにどさっと刻んだナス、
オクラ少々、スライスした玉ねぎ、
を順番に重ねて入れて、
ちょい塩を振り、蓋をして、
超弱火。
火が通ったらオーガニックのトマト缶を加えて、
ラタテゥユ風に。
感謝、感謝、である(^^)
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当店タマツキは、残り10ヶ月で〜す
2018年3月で「閉店」ならぬ「減店」!?
http://ameblo.jp/smile-moonset/entry-12265565964.html
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税理士の井ノ上陽一さんと一緒にトーク @タマツキ
税理士の井ノ上陽一さんと一緒にトーク @タマツキ
■ 11/19(日)アースデー匝瑳
■ 11/23(祝/木)13:00~
「生業の始め方、育て方」 LIve & Talk @ タマツキ
糸島より本橋へいすけさん(Vo&Guiter)と
ゲストにミニマリストの佐々木典士さん
■ 11/25(土)18:00〜 脱成長MTG @ 江戸川橋
「楽しい縮小社会」著者の松久寛さんをお迎えして
http://umininaru.raindrop.jp/datsuseichou/tuo_cheng_zhangmitingu/di14hui_kai_cui_jiang_zuo.html
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12/2(土)
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以下の本の第6章全体で、
髙坂/タマツキ/移住者のことを取り上げてくれています。↓
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