今日は他愛ない話を書きたい。
時折、実家の母と電話する。
ここのところ、2回ほど実家にも戻った。
母は、
電話でも実際に会っていても、
同じ話を繰り返す。
そういえば、祖母もそうだった。
人は歳を重ねるほど、
そうした傾向になる。
私もそうなるに違いない。
ふと思った。
歳を経て同じ話を繰り返す頻度が高まるのは、
生き物たる人間の無自覚の本能において、
子孫への知恵の伝承のためなのではないか、
と。
同じことを何度も伝える。
忘れないまで、刻みこまれるまで、伝える。
私には、
祖母、祖父、そして母の、
悲惨な戦争の体験、
戦後を生き延びるための苦労した体験、
それらの話が骨の芯まで染み入っている。
どんな理由があろうとも、
絶対に戦争はダメだと。
犠牲のなるのは普通の人たちなのだと。
幼少の頃、毎晩のように、話を聞いた。
時には私からせがんで聞いた。
いつも同じ話だった。
でも聞くのが好きだった。
悲惨な話だけど、それでも聞くのが好きだった。
そのDNAが今の私に引き継がれ、
今の政治の危険性を察知させているし、
行動の原動力になっている。
そう考えると、
歳を重ねた人が、
同じ話を繰り返すようになるのには、
深い意義があるのかもしれない。
まぁ、母が、
たわいない話や結論に結びつかない話を繰り返すのは、
傾聴する身にはきついな〜と思う場合もあるが、、、(@@)
ついつい、聞いているフリをして聞いていないことが多い。
それでもたまには、
と思って母の話でも聴こうか、と
電話するのも不思議なものだ。
親孝行、と思いつつ。
匝瑳で田畑活動をするようになって、
たくさんのご年配者と話す機会が増えた。
含蓄に富む話や、
なるほど〜という知恵、
また面白くない出来事を面白い話に昇華させるセンスなど、
大好きなご年配者と会話するが大好きだ。
田舎で田や畑や家を切り盛りしてきた人たちは、
そもそもサバイバル技術の宝庫だ。
用がなくても、
そうしたリスペクトするご年配の方の家やナリワイに
つい、訪ねて行く。
しばらく会えていないと、会いに行きたくなる。
そして家に上がり、
気がつくと1時間くらい、あっという間に過ぎる。
帰り際には必ずとれたての野菜などを土産にくださる。
そうした空間と時間と話を頂戴できることが、
本当にありがたいと思っている。
先週の匝瑳では、Iさんをお尋ねした。
今週の匝瑳では、KさんやSさんを訪ねようかな〜!
国会での
加計学園疑惑の答弁。
野党の追及に、
この国の「トップレベルA氏」が、
同じ話を何度もして時間稼ぎをしている。
この「同じ話」は、
聞くに耐えられず、
見ていて恥ずかしく、
冴えないね〜。
同じ話にも、
「いい同じ話し」と「悪い同じ話し」
という多様性があるようだ。
国のトップの言い訳がましい「同じ話し」は
国のボトムのおぞましい「同じ話し」だ、
とも、
ふっと思った。
さ、明日あたり、
母に電話でもして、
良い「同じ話し」でも聞くかな!
【雇われない生き方】
「嘘で嘘を塗り固めること」に耐えられず、、、」
ハーバービジネスオンラインに記事を書きました。
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貧困の現状と取り組み/森川文人さん
井出英策氏の「救済型」から「共存型」の再分配という提案/白川真澄さん
宮本太郎さんの「共生保障」の提案について/大川慧さん
http://umininaru.raindrop.jp/datsuseichou/tuo_cheng_zhangmitingu/di13hui_kai_cui_jiang_zuo.html
■ 7/30(日)鴨川自然王国で脱成長MTGについてトーク
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「しあわせの経済世界フォーラム」の分科会で登壇
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