Blog

リスペクトしている税理士の山本憲明さんが先週ご来店された。

私のブログで何度かご紹介している
税理士の井ノ上陽一さんとともに、
山本さんは、
「必要以上儲けない」「経済成長なき時代」
という私のコンセプトや認識に共鳴して下さって、
お二人それぞれのブログで
店やダウンシフトをご紹介下さっている。

そんな方と互いにブログなどを通じて知り合い、
当店にもお越しいただくというのは、なんとも驚きで嬉しい。
ちなみに同い年!

実は私の両親は私が税理士か会計士になることを望んいた。
そんなプレッシャーを子供心に感じながら、
なんとなく心の底流でずっと悩み続けていた。
「俺、数字とか計算、嫌いなんだけどな~」

そして結局、その道に歩むチャンスは何度かあったのに、
なんの勉強もせずにここまで生きてきてしまった。

親には申し訳なかったと思う。

でも今、山本さんや井ノ上さんと知り合い、
お二人が私をブログなどでご紹介くださったことで、
税理士&会計士さんがたくさん来てくれるようになった。

環境や人権侵害に加担する大量生産ものをなるべく避け、
安心の食、
本当に必要なモノ、
顔の見える関係のモノ、
未来につながる経験、
・・・・
そうした出費(消費)だけに集中し、

社会常識を疑って
マスの大量消費文化に踊り踊らされていることに気づき
そこから少しずつ脱すれば、

ライフスタイルが変わり、
それに必要な一ヶ月の金額が明確にわかる。

そんな
「ライフスタイル基準金額」の分だけ稼ぐことを考えれば、
ナリワイを興しても、
必要な売上と利益を想定できる。
具体的に一ヶ月に
〈何人に/いくらで/いくつ〉取引すればいいか、
見えてくる。

ナリワイ独立への道のハードルが下がる。

ひとつだけの収入源でなく、
いろんな小さな収入源を足し算してもいい。

そんなナリワイやビジネスの考え方が、
数字のスペシャリストたる
税理士の山本さんと井ノ上さんと合致し、
このうえなく私自身、自信になった。
本当に感謝感謝なのだ。

税理士や会計士になれなかったけど、
この話しを親にすると、笑っている(^^)

親の期待は裏切ったが、
結果として子どもが幸せに生きていれば、
親は最後は認めて安心するものだ。

その山本さんが新著を出した。
お金の不安の捨て方
』 山本憲明氏・著

83p/105p/162p/184p の4カ所も
ダウンシフトやライフスタイル基準金額や自給農ついて
取り上げてくださった。

マークボイル氏や坂口恭平氏や坂爪圭吾氏や
名前は出していないが井ノ上さんのことも書いている。

読み進む程共感する部分がたくさんある中で、
今回、心に一番止まった文章があった。

実は、3万円とか5万円とか10万円を毎月稼ぐことは、
非常に難しくもあり、
反面、
ごく簡単でもあります。
「何を矛盾していることを言っているの」
と思われるでしょうが、
それが真実です。
それでは難しいとの境目はなんなのでしょうか?

「やってきたか、やってないか」 の差でしかない 
と思います。

ちょうどこの部分を読んでいたとき、
私達の活動する SOSA PROJECT に3年前から参加して
匝瑳市の隣りの旭市に移住して
シロアリにほとんど土台を食われていた古民家を
見事にお洒落にセルフリフォームした有馬夫妻のブログ
を見た。

ふつーのヒトのふつーの日常の延長に、

家をつくったり食べ物をつくったりする生活。

モノづくりなんてしたこともなかった、

そんなんでも楽しく生活を作り上げることが出来ています。

特別じゃないヒトでも結果なんとかなるんだよと。 

無理をしない範囲で、実際に楽しく手を動かしたこと。

あとは自然にまかせればうまいことしてくれるだろう

というおおらかさがあれば・・・

そんな自然のおかげさまで、今年も脱穀終了!!

1年分近いお米を収穫できました。

農作業なんてしたことなかったけど、

こちらもなんとかやれていて、あーしあわせ☆

「出来るか、出来ないか」の 問題でなく、
「やるか、やらないか」 だけの問題。
やれば、な~んとなく、できちゃうんだね~。音譜

山本さんは、
お金の不安を捨てた生き方は、
「自分を取り戻す生き方」
「時間に縛られない生き方」

だと再三書いている。

実は去年山本さんと知り合う前、
山本さんが書いたビジネス記事を読んだことがあって、
税理士さんなのに同じような感覚をお持ちなんだな~って、
感銘したことがあったので、
お名前を鮮明に覚えていたのだ。

その記事を探してみたら、まだあった!

〈 社長は会社を「大きく」するな! 〉

http://diamond.jp/category/s-syachohakaisyawo

もちろん、本も読ませて頂いた。
頂いたメッセージも超嬉しい!



この本

初っぱなから気持ちいい。

大きくて、勢いのある会社であっても、
実はそれほど儲かっていないことが多い

会社の稼ぐ力は、
「従業員一人当たりの粗利」
イコール
会社で稼いだ粗利をいったい何人で産み出しているか

もはや「大企業=儲かる会社」ではない

会社を大きくしてはいけない理由
1) 資金繰りに一生悩み続ける
2) 一生「大きく」しなければならなくなる
3) 「右肩上がりの時代」 はもう来ない 

4) 常に株主から成長を要求される
5) 乗っ取りのリスクがある
              ・・・etc


目次を見ても、

• 実は大きな会社には未来がない
• 会社を小さくして大きく儲ける
• 小さなナンバーワンを目指す
• 好きで得意なことは儲けにつながる
• やりたいことだけをやろう
• 経営者の本当の幸せを考える
• 会社を潰さず、社員を守る
• 肥大化して利益が出ない大企業は社会の害悪

どうです、いいでしょ!
同感なんです。!!!

山本さんの本の特徴は、
ビジネス書なのにとってもシンプルな文章で読みやすいこと。
ご自身のことにも折々触れていて、
そこに肩肘張るところが全くなくとても正直なこと。
お人柄が現れている。ラブラブ

私のような毒がない!叫び

ーーーーーーー

今、この国の総理大臣は、
臨時国会を開く義務も果たさずに、
世界を回っている。
50もの大企業幹部とともに営業活動だそうだ。

大企業は全うなことをしてても
もう今以上に大きくなれないし、利益も出せない。
だから権力と癒着して、
利益誘導できるように法や政治すら変えて行く。
行き過ぎた資本主義が、民主主義を壊して行く。

企業減税に誘導し、
労働者の権利を蔑ろにする法に導き、
財源が少なくなる分、
国民の社会保障を削るよう働きかける。

肥大化して利益が出ない大企業は社会の害悪
山本さんの書いている通りだ。

政治家も選挙には莫大なカネが必要だから、
裏に表に大企業や業界団体から献金を貰う。

やり方が汚い。
それらが丸見えで大人げなくて、
見てて恥ずかしい。

ここ数日の辺野古基地の強引な進め方も然り。



原発も安保法案もTPPもしかり。

あぁ、また毒を吐いてしまった 叫び

もしアナタが、
そんな癒着の中で降りてくる仕事に
矛盾を生きることを強いられる会社に居たなら、
さっさと、もしくは、いつか、
辞めよう!

辞めるには勇気がいる。
辛い。
わかる。

でもその先に、心豊かな生き方が待っている。
ナリワイだって興せる。
山本さんが書く本がそれを示しているじゃないか。

先週来てくれたブロガー阿久田川直紀さんが
当店に来たことをブログに書いてくれた。
〈 悩んだ時に行くと心が軽くなる居酒屋 〉

料理が美味しいとも書いてくれてウレシイ。
(私は料理を宣伝する取材はほぼ全てお断りしている)
 
阿久田川さん、
近年中に脱サラし、小説家を目指すと言う。

そういえば、
山本憲明さんもビジネス本にとどまらず、
将来は小説を書きたいという夢もお持ち。

お二人だけでなく、
どうか皆さんの夢が一歩でも現実に近づきますように(^^)


–【 髙坂 勝 の トーク 出演情報 】–


■ 11/1(日)  土と平和の祭典

以下ふたつでトークに加わります。
• 暮らしの種まきエリア
  12:00~13:00
• 土と平和のステージ  14:30~15:10

    ◎林良樹さん(スマイルレボルーション/千葉県・鴨川市)
    ◎相原成行(相原農場/神奈川県・藤沢市)
    ◎神澤則夫(トージバ/千葉県・神崎町)
    ◎高坂勝(東京池袋/千葉・匝瑳市)


■ 11/4(水) 昼間 NTTさんにてトーク

■ 11/18(水) 13:00~ 月間 髙坂勝 
        テーマは 「 ファスティング:断食 」

■ 11/22(日) 13:30~17:00 第8回 脱成長ミーティング
    「協同組合の可能性と課題~成長がない時代に」


     講師:白井和宏さん
    
 http://qq1q.biz/nN3e

■ 11/29(日) 16:00~ 
   楽読の代表・平井ななえさんとトーク at お茶の水
https://www.facebook.com/events/972885949436682/

■ 1/11(祝/月) たまつき発・寺田本家酒蔵ツアー2016
    (当店にご来店経験あり、且つ、このツアー未経験者のみ)
http://kokucheese.com/event/index/253086/

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
拙書 【減速して自由に生きる ダウンシフターズ】




@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

—–

コメントは利用できません。