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明日、6/15(日)10時~、
池袋から5分の勤労福祉会館でトークしますので、
遊びにお越し下さいね。

https://www.city.toshima.lg.jp/jinken/danjokyodo/032387.html

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『上へ?下へ? どっちが楽しくて幸せ?』

今の経済社会で勝ち残るには、
何かを、誰かを、犠牲にしなければなりません。
「何か」とはいのち育む環境、「誰か」とは社会的弱者。
その先に、平和な地域社会や持続可能な地球環境が
あるのでしょうか?
誰もが弱さを補完しあいながらつながりあう未来へ。
私が少しずつ実践してきて、誰もが少しずつ実践できる、
暮らし/仕事/経済/社会への働きかけと広がりをお話します。
幸せへのダウンシフト、いかがですか?
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さて、今週も当店は面白かった!

名古屋からお越しいただいた男性Sさんから頂いたメッセージ。
美味しい料理と心強いアドバイスを頂きまして大変感謝しています。
お酒を一杯飲んだ時、目の前の霧が晴れ迷いや焦りも、
一緒になくなった気がしました。
これからは今の仕事を済ませ焦らず次の道を探して行こうと思います」
会社を来月で退職し、農業に転向するかもしれないと言う。
名古屋でダウンシフトした方を三名程ご紹介した。

静岡からお越し下さった女性Aさん。
女性ひとりで二人の子育てもほぼ終わった。
結婚式場で働いているが、
毎年売上げ拡大のため、無理に取引先を探したり、
お客さんに本当に喜ばれるサービス提供というよりは、
むしろ騙しているのではないかと思われるサービスを押し付けている!
と心が痛む。
そろそろダウンシフトしたい。

例えば家の前に
「あなたの望む結婚式をプロデュースします」
という看板を出したらいかがですか?
結婚衣装をお婆ちゃんやお爺ちゃんの着物で
リユース/リフォームしたりしてお洒落にコストを下げてあげたり、
式場でなくお客さんの望む場所でコーディネートしたり、
お花やブーケなどを野花で用意したり、
オーガニック料理をコーディネートしたり、
引き出物を新郎新婦の手作り品で薦めてあげたり。
そんなことを生業にすると思うとわくわくしませんか?

とお話した。
10年前のデータだが、
結婚費用は平均770万円。
披露宴は260万円。
非正規雇用が労働者の4割になり、
その人たちの平均年収が168万円という現実社会では、
そんな結婚式は無理です。
ろくでもないこの経済の中で、
苦しい人に役立つ仕事を興してもらいたい、
それがいつも私が考えるビジネス論です。
(自給論もそうですが)

結婚式をお洒落でオリジナリティーとメッセージ性のあるものにして、
コストを下げれば、
コーディネート料を頂いて、
充分に小さな生業にできる。

税理士を目指して税理士事務所で働いてきた男性Sさん。
半農したい、とご来店。

今まで得てきた税務の仕事を活かして、
例えば田舎に移住し、
小さな事業者や生業の方に、
三年パッケージで税務処理をお教えするなんてのはどうですか?
とお話しました。

一年目は税理士事務所並みのお代かそれよりは安い値段で
税務処理を一緒に作業してお教えする。
二年目は
クライアントさんが一年目の経験で出来ることが増えているので、
できないところや要領をサポートし、
価格を一年目の2/3にする。
三年目は同様にすすめ、価格を1/3にする。
それ以降は、個別ケースの相談を受けた場合のみ料金を頂く。

小さな事業者や生業人は
厳しい経営の中でコストを下げたいでしょうから
喜ばれるでしょう。

上にお話ししたような商売は、
「ライフスタイル基準金額」を決めるからこそ、
そして
「ミニマム主義」で考えるからこそ、
可能になる商売。
拡大や右肩上がりや前年対比UPを目指す方には向かないでしょうが、
ダウンシフト志向の方にはオモシロイはず(^^)

※ライフスタイル基準金額やミニマム主義に関しては
                                                     私の本をお読み下さい。

こうしたアイデアは、
エコロジー、地域、わかち合い、持続可能、遊休物の再構築・・・
という思考を持っていれば、浮かんで来るものです。

今週は他にもたくさんの面白い方が来たんです。

半農してバーを開きたい男性Tさん。

脱サラして焼き鳥屋をしたい50代男性。

製薬会社を辞め介護の会社を興した上記の同級生。
その方はかつての自分の製薬会社のCMのコピー
「ふくらまそう未来」を、
社内ではみな「ふくらまそう利益」と皮肉っていたと言っていました。
今も薬投与事件や医療事件が新聞を賑わせていて恐ろしい!

かつて薬剤師をしていて、薬を乱発することに良心が痛み、
今は漢方薬の仕事に転職して充足しているという20代女性。

たまたまですが、
カウンターで隣り合わせになる元製薬会社の方とこの漢方薬の女性。
会話が弾んで行きます。

会計士だが、仕事がたいへんで転向したいという男性Fさん。

フリーターで貧乏なのに
ダウンシフトして収入を減らして豊かに暮らすSさんは
自分で育てて収穫した巨大キューリを差し入れしてくれました。

沖縄出身の若い男性Oさんと女性Hさん。
学生のころ成長経済に疑問を持ち、菜園をし、就職しなかったOさん、
今、上京し、新聞配達の仕事をしながら、社会のことを学ぶべく、
本を読みあさっている!
そしてギター片手にライブハウスで演奏している。
店で「家庭菜園」というファンキーな曲を披露してくれました。

会津喜多方の農産物(1ベクレル以下)の復興を手がける女性Yさん。

京橋でマルシェを企画運営している男性Oさん。
Oさんはシンガポール勤務なのに、帰国の度にご来店くださる。

今日で退社して海外協力隊に応募した女性Aさん。

農水省勤務でフードマイレージについて発信している男性Nさん。

脱サラし、
パン屋で働きつつも、
飲食店と自然農へ切り出そうとしているご夫婦。

私のトークに来てくれて来店してくださった
仲良い別居婚のYさん夫婦や糠床を始めたばかりのSさん。
そして一緒に来てくれたダウンシフト志向で転職した男性。

著名なITジャーナリストのKさん。

京都から来店してくれた若い男性。
秘密保護法に疑問を持ち、
デモなどのために福井や東京までくる。

木曜日は何故か、SOSA PROJECTで田んぼしている人が集まった。
みんな、それぞれ偶然にして当店に来て、
互いに「なんで○○さんが居るの~」ってビックリ!
シンクロってやつで、俺も引き寄せの法則が目の前で次々起こることに
笑いました。

テレビCMなどのナレーションをしている男性Nさんは、
2年前にマイ田畑で参加してくれて、
今は南房総で月5000円の古民家田畑付きを借り、
ご夫婦でリフォーム&復田しながら暮らし始めている。
原発に絡むような仕事は全部断っているという、カッコいい!

派遣で働いている女性Nさんは匝瑳で田んぼを始めて三年目。
ご飯を自給するのが楽しいらしい。
でもたまには他人にご飯を作ってもらいたいと
久しぶりに来店してくれた。

SOSA PROJECTの代表の まりりん までが突然に来店。
俺が紹介した出版社社長とMTGした帰りに寄ってくれた。
耳が聞こえない彼女が同じ聴覚障がいの友達と来店してくれたのは
3~4年前。
田んぼに行きたい! この古民家を直して住みたい!・・・
その彼女の希望は、今に繋がって、NPOの代表をしながら、
様々な夢を実現しつつ、多くの方を助け、希望を届けている。

今年、マイ田畑に申し込んでくれた大桃豆腐の晃子さんも来店。
大桃豆腐は、誰もが知る美味しい日本一のお豆腐屋さんだと思う。

マイ田畑に参加している大月短大で講師をしているYさんの学生が
3人で来店。
先月2回も授業しに行ったので、こうして来てくれることが嬉しい。

すると、Yさんも来店。
「待ち合わせしてたの?」と聞くと、違うという。
偶然にしてここで居合わせることになったのだ、スゴイ!

この日、もともと予約してくれていた男性SさんとKさんも
今年のマイ田畑の参加者。

そんなこんなで皆が帰って行った後、
生活保護のことを知ってもらうために発行している
「はるまち」の編集に携わっている方々が来店。
近所の女性Kさんは、池袋地域で不登校の子や、
経済的に学校に行けない子を世話したり、
カッコいいママだ。
「はるまち」メンバーに加わって話し盛り上がっていた。

こんな週休三日/営業四日のタマツキ今週物語でした。

(来店されたのに紹介できなかった方、ごめんなさい)

そうそう、ついでながら、
もう一ヶ月も前になるかな!

静岡からお越しのOさんご夫妻。
名古屋の名百貨店を辞め、
自然農と生業を目指すと言って、
わざわざ当店まで来てくれた。



脱サラを機に、スキンヘッドにしたという(^^)

こうして皆さんの変化が、社会を変えて行く。

そんな皆さんの姿を見れる俺はなんて幸せだろう。

オーガニック ボッタクリ バー店主という生業、
なかなか悪くない叫び音譜

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———-【 髙坂 勝 の トーク 出演情報 】———-



■6/15(日) 10:00~
     豊島区男女平等推進センター・エポック10
 
「『減速して自由に生きる』~上へ?下へ?どっちが楽しくて幸せ?~」
https://www.city.toshima.lg.jp/jinken/danjokyodo/032387.html

■7/6(日)14:00~
学校に行かないでオトナになった方々をお招きしてトークセッション
     詳細はもう少々お待ち下さい。

■9/13(月/祝日) 13:00~
株)楽読 代表 平井ななえさんと対談

■10/25(土) 19:00~
半農半Xを提唱する塩見直紀さんと対談  at 中野

■12/7(日) 「次元は上昇する」イベント
田中佳さん/船瀬俊介さん・・・・と一緒にトークいたします。


———-【 直近のトーク映像 】———-

■2/19  藻谷浩介さん & 高坂勝
『未だ経済成長ってカッコ悪い  こっちの み~ず は あ~まいよ』
            
■4/1   後藤彰さん with 高坂勝
田舎に移住して月3万円で充足して暮らせる現実』
            
上ふたつのトーク、ユーストリームで見ることができます !
http://www.ustream.tv/channel/downshifters



                 



———-【 髙坂 勝 の 直近の掲載記事 】———-

★ 月刊『現代農業』5月号(4/1発売)に
「脱成長の店で 酒を呑まして 脱TPP 」と題して寄稿しました。
こちらからご覧頂けます http://p.tl/2VzV

★ 4/25 東京新聞朝刊13面「暮らし」で
【「減速」 してみませんか 「繁盛しない店」主人が説く】
と題して大きく取り上げて下さいました。
こちらからご覧頂けます http://p.tl/7tJc


———–【 髙坂の著書/共著/掲載情報 】———–
 


■ 『減速して自由に生きる ダウンシフターズ
』  
(ちくま文庫)髙坂勝 著

 


 『自分を生きる働き方』 
荒川龍さん著


 
    1章で「稼ぎすぎない自由を楽しむ ~ 髙坂勝」他、
 
タマツキに出入りする人や田んぼの仲間達がたくさん登場します。


■ 『 ホーキせよ!~ポスト3・11を創る 』
 (ゆっくり堂)

    辻信一さんと髙坂の対談も入っています

■ 『スローなカフェのつくりかた ~暮らしをかえる、世界がかわる 

                                                        (自然食通信社)
■ 『土から平和へ
』(コモンズ)
■ 『しあわせcafeのレシピ
』(自然食通信社)
■ 『 kototoi 』
 高坂が毎号寄稿しています。  


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