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GWも営業します。
通常通り、土/日/月を定休。
火~金が営業日になります。
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今朝(4/25)東京新聞13面「暮らし」で大きく取り上げて下さいました、
記者の発知さん、あ
りがとうございます。
東京だけでなく中日新聞でも読めるようですね。
ウェブでも見れます!
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2014042502000144.html
安部政権はホワイトカラーエグゼプション導入を狙っています。
今でさえ、
平均年間労働時間が2018時間で
(幸福度の高いオランダは1370時間)
働く人々はますます過重労働を強いられ病気や自殺が増えるのに、
今より
更に産業界側に都合の良いルールにしようとしていて、
とことん許せない!
だからこそ尚更、ダウンシフト的思考と実践が自らを済い、
社会を変えるはずで
す。(^^)
降りてみっか!と苦しい人へ気づきになってほしいな、この記事。
昨日から今日も「ダウンシフト」をテーマにNHKがカメラ密着してます。
5月放送らしい、どんな番組になるかな~!
去る3/15に千葉県金谷でロングトーク&ライブに行きました。
美しい海の前の館で、重い存分、ビールを飲みながらトークという、
最高のロケーションで、2時間以上、講演させて頂きました。
そのとき、聴きに来て下さった方が、
一昨日メールを下さいました。
とっても嬉しかった!
感動したので、名前などを伏せて公開してもいいですか?
と返信したら、
「是非、実名でそのまま出して下さい」と下さいました。
みなさんにぜひ共有したいと思います。
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高坂 勝 様
高坂さん、こんにちは。はじめてご連絡申し上げます。
とは言いましても「はじめまして」では、ありません。
去る3月15日、千葉の金谷ベースでのトークの際、
公演終了後、真っ先にサインをお願いした者です。
その際は快くご対応くださいまして、ありがとうございました。
改めましてご挨拶させていただきます。
私は千葉県君津市在住、和田一寿(わだかずひさ)と申します。
1964年生まれの50歳、
たぶん里山資本主義の藻谷さんと同学年ではないかと思います。
今日は、
是非とも高坂さんにお礼を申し上げたくてメールをお送りしました。
まず私のこれまでを簡単に説明させてください。
私は2001年に脱サラして自営業者になりました。
それまでの仕事は主に営業職を中心に、
約20年の間に3社を渡り歩きました。(ちなみに私は高卒です)
私が脱サラを決めた理由は2つでした。
ひとつはサラリーマンがほとほと嫌になってしまい、
そこから逃げ出したいという後ろ向きな気持ちです。
多くの人が感じるように、自分の時間を切り売りし、
どう考えても正しいとは思えないこともしなければならない。
逃げたいという後ろ向きな気持ちを正当化して耳障りよく変換するなら、
このままの生活をしていたのでは病気になってしまうだろう、
もしかしたら
仕事の為に法を犯すようなことまでしなければならないかも知れない、
それらに対する危機管理といったところでしょうか。
もうひとつの理由は、自分はもともとサラリーマンに向いておらず
会社に依存せず仕事をした方が成果を収められる、
端的に言うと自分で好き勝手やった方が
もっと稼げるのではないかというやや右肩上がり的な思考からでした。
独立後約2年は貯蓄を切り崩しながらの生活でした。
しかし、3年目から急激な右肩上がりに転じ、
それから半年も経たずして月商100万円に達しました。
私の仕事は名刺を製作しネットで販売するというものです。
この仕事は売り上げが多くなればなるほど利益率も高まるのですが、
月商100万ですと90%弱くらいが利益になります。
サラリーマン時代の年収を遥かに超える収入を得るようになり、
その勢いで中古ではありますが現在の家を購入しました。
そのような状況が数年続きますが、
そのうち雲行きが怪しくなってきます。
私の生業など吹けば飛ぶような小さなものですが、
不思議なことにその時の社会情勢や景気などに
きっちりと追随して売り上げが上下します。
ITバブルがはじけ更にリーマンショックを迎えると
100万あった売り上げは40万にまで下がりました。
40万くらいですと利益率は85%くらいになります。
これでも30万円以上の利益になりますので
生活には不足ないはずですが、
それまでの状況が当たり前になってしまっていたので、
妻(家族は妻と娘一人です)からは不満も出ますし、
私も負け意識を持つようになりました。
その後は横ばいを保ちつつも
じりじりと僅かずつ売り上げが下がるような状況ではありましたが、
お得意様に支えられ幸いにも
大きく崩れることもなく下げ止まりました。
このころになり私の中にちょっとした意識の変化が起こります。
「100万円じゃなくても
その半分にも満たない40万円でも普通に生活できるじゃないか。」
「だったら忙しく働くよりも必要なだけ働けば、
それで良いのではないか?」
確かに、100万円時代は、
朝から夜まで仕事部屋に缶詰で黙々と作業するという
不健康な生活ぶりでしたし、
税金や国保にもびっくりするくらい払っていました。
その気付きを自分の中で反芻し、
私はひとつの考えをまとめます。
「狩猟して生きている人たちは自分が食う分しか獲物を獲らない。
それが環境の調和を守ることになる。
お金を稼ぐことも一緒で良いのではないか?
むしろそうあるべきではないか。」
しかし、もうひとりの私が囁きます。
「それは自分の負けを正当化しているだけだよ。
君は資本主義経済の中で生きているんだよ。
そういうのを負け組み根性って言うんだよ。」
そして3.11です。
世の人々がそれまでの価値観に疑問を持ち始めます。
いろいろな事に気付き始めます。
更に追うように妻が突然のアクシデントで急逝します。
そのことは書き出すと本一冊くらいになってしますので割愛しますが、
それがきっかけになり私は生業との兼業主夫になります。
自分自身が家計を担うようになると、
やりくり次第ではもっと少ないお金でも
生活できてしまうことに気付きます。
特に妻が逝った直後は、
これからどれだけのお金が必要になるかわからない
という不安感から必死でした。
何にどれだけ使ったかをきっちりと管理し、
娘と私二人の食費を月に8000円で収めていました。
こういう状況下になると、もう負け組みもクソもありません。
精神的にも相当なダメージを受けていますから
まともに生活をするのがやっとです。形振り構っていられません。
お金はそんなになくても生きていける。
細かいことはどうでもいいから
生きていければそれでよいといった想いが強くなります。
さて、1年経ち2年経ちますと
死後のやるべきことはだいたい落ち着いてきます。
出て行くべきお金はほぼ出尽くします。
やっと本来の生活のペースがつかめるようになってきます。
そうなってくると、またもう一人の私が囁いてきます。
「さあ、もうたいへんな時期は過ぎたよ。
そろそろこの負け組み生活から抜け出そうよ。
もう一度右肩上がりの努力をしようよ。
きっと亡くなった奥さんもそう思ってるよ。」
しかし、自分自身の中で矛盾を抱えていることを認識していますので
腰があがりません。
その想いを抱え、考えが行ったり来たりするまま、
この1年くらい過ごしてきました。
これはもう、ひとりであれこれ考えていても前に進めない。
何がどう変わるか判らないけど、とにかく色々な人と会う機会をつくって、
そこから自分が少しでも変われれば良い。
そう考えてできるだけ外に出る機会を作りました。
金谷ベースに間借りしたのもその行動の一環です。
そんな時、高坂さんの講演を聞いたのです。
良い意味でショッキングでした。これで生まれ変われると思いました。
決して多くは無いかも知れないけれども
生活に不足しないだけの収入はある。
それでも右肩上がりを求めるのが正しいというか
真面目な生き方だと思っていたのが、
とんだ勘違いだった事を知ったのです。
それどころか自分には既に生業は
物理的には何も変わらなくても
意識さえ変えれば自分は今すぐダウンシフターになれる。
そうなれば負け組みどころか時代の最先端じゃないか。
俺って意外とかっこいいのかも?(笑)と思ったのです。
それだけではありません。
妻の死後、人は何のために生きていくのか?
本当の幸せとは何なのか?
といったことを本当に真剣に考えてきました。
おぼろげながらその答えを自分の中で出せつつあったのですが、
それが確信に変わったのです。
これは私の中での大いなる成長と言いますか、レボリューションです。
仕事面でも新たな展開の必要性を感じていて、
そこでの迷いもあったのですが、
はっきりした道筋を見出だすこともできました。
更に娘も来年の今頃にはひとり暮らしをはじめる予定で、
私はひとりになります。
両親も既に他界していますし、自営業ゆえ定年も関係ありませんから、
早くも第二の人生が始まってしまいますが、
これからの30年間をどう生きて行こうかも決まりました。
急にいろいろなことが開けた感じがしています。
高坂さんからすれば
「50にもなる人間がいろいろな経験もしたにも関わらず、
それでも自分で答えを出せずに、
人から聞いた話でやっと気付くことができたんかいな。
情けない奴やな。」かも知れません。
でも、それはそれで仕方ありません。
しかし、そんなことよりも高坂さんとの出会いにただただ感謝です。
これが私が高坂さんにお礼を申し上げる理由です。
本当にどうもありがとうございました。
まだまだ書き足りないこと、お話を伺いたいことがたくさんあります。
是非一度、お店に伺って直接お話できたらと思っていますが、
娘との二人暮らしですと平日はなかなか難しいところがあります。
でも、それは、
忙しくなりすぎないことを願う高坂さんの作戦通りってところですね
(笑)
いずれお会いできた際には、よろしくお願い致します。
ここのところは、
YouTubeやユーストリームの動画をひとつひとつ見たり、
著作や関連図書を何度も読み返してより理解を深めています。
そして今後、この幸せの源となる生き方を、
私の周囲にも伝えていけたら良いなと思っています。
お体には是非ともお気をつけいただき、お元気でがんばってください。
長々と乱文失礼致しました。ありがとうございました。
2014.4.23
千葉県君津市 和田一寿
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その講演の映像です、自分では恥ずかしくて見れませんが。。。
「システムからのドロップアウト」 at 金谷BASE
http://youtu.be/a81aa5NympU
ついでにギターで唄ってしまった映像も、、、
お恥ずかしい、、、が公開しちゃお!
http://www.ustream.tv/recorded/44905779
隣りでギターソロを入れてくれた吉度模彌さん、
即興の渋いプレイがサイコーっす!
話し戻して、
私は何度も和田さんのメールを読み返しました。
その度に目頭が熱くなります。
毎日のように一件くらいかな、
新たな旅立ちを決断し、
それを報告してくれるメッセージ、手紙、メールが届きます。
こんなチッポケな生き方の私に向けて、
いろんな方が、本を読んでくれたり、講演を聞いてくれたり、
店に訪ねて来てくれます。
その皆さんの歴史や想いや旅立ちを見させてもらい、
それが私の大きな感動と肥やしになり、
幸せを与えてくださいます。
和田さんだけではなく、
いろんな方からのメッセージで、
私も確実に生かされている。
すべてに感謝ですね。
成長しなければならない、
という世の中から迫られる強迫観念で苦しい方は、
降りましょう、ダウンシフトしましょう。
そのほうが、
気楽で楽しく、世の中を変える起点になれるはずです
右肩上がりを頑張りたい方は、そうすればいい。
でも違う生き方があり、
違う未来社会へ歩み出している人がいることを、
知って欲しいと思います。
頭脳もカネもある、政治家さんや巨大企業の重役さんよ、
わかるかねぇ~、アンタらに!
魂を売っちまったヤカラには、わからねぇだろうな。
アンタたちは後世に断罪されるとも知らずにか、覚悟してるのか!
悔しかったら、正直に生きてみな!
とくに、現総理大臣よ!
(昭恵さんまでは、俺の本やエッセンスが届いているんだけどな~!)
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イベント情報などをメルマガで不定期に発酵(行)しています。
ご登録はこちらから↓
http://www.mag2.com/m/0001490390.html
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———-【 髙坂 勝 の トーク 出演情報 】———-
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■4/26(土)13:00~ at 慶應義塾大学
日吉キャンパス独立館D201教室
『 首都圏近郊里山/谷戸田サミット
“農で培う里山資本の循環”』
http://p.tl/NM7Q
■6/2(月) 19:00~ at PARC自由学校
「いまこそ、小商い! ~これからの時代の新・起業講座」
http://act.parc-jp.org/s/fs/2014-02.html
■6/15(日) 10:00~
豊島区男女平等推進センター・エポック10
~~~~~~~~~~過去のトーク映像~~~~~~~~~~~~~
■2/19 藻谷浩介さん & 高坂勝
『未だ経済成長ってカッコ悪い こっちの み~ず は あ~まいよ』
■4/1 後藤彰さん with 高坂勝
『田舎に移住して月3万円で充足して暮らせる現実』
上ふたつのトーク、ユーストリームで見ることができます !
http://www.ustream.tv/channel/downshifters
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———–【 髙坂の著書/共著/掲載情報 】———–
■ 『減速して自由に生きる ダウンシフターズ
』
(ちくま文庫)髙坂勝 著
■ 『自分を生きる働き方』
荒川龍さん著
1章で「稼ぎすぎない自由を楽しむ ~ 髙坂勝」他、
タマツキに出入りする人や田んぼの仲間達がたくさん登場します。
■ 『 ホーキせよ!~ポスト3・11を創る 』
(ゆっくり堂)
辻信一さんと髙坂の対談も入っています。
■ 『スローなカフェのつくりかた ~暮らしをかえる、世界がかわる
』
(自然食通信社)
■ 『土から平和へ
』(コモンズ)
■ 『しあわせcafeのレシピ
』(自然食通信社)
■ 『 kototoi 』
高坂が毎号寄稿しています。 —–