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昨晩から、
福島原発第一号機の原子炉に海水を入れるという
最終手段が行われているようです。

作業がうまく進むことを祈るばかり。

しかし、いつまでこの作業を続けられるのか。
現地周辺も津波と被災で道路だって酷いことでしょう。
作業の困難さが想像できます。
電気が供給されないなかで厳しい状況が続くでしょう。

そして今、第三号機も危険に達した模様。

福島の原発には確か10基の原子炉があったような気がします。
そのうつ3基が冷却できている?と
昨日の早い時間のニュースで聞いたような気がします。
(ちゃんと調べられてなくれスイマセン)

残りの危険な7基のうち一基(一号機)が、
昨日午後の爆発と原子炉への夜からの海水注入です。

そして、今、さらに一基(3号機)が危険状態にはいりました。
他にも、危険に陥る可能性があるものが
5基もあるかもしれない。

恐怖を煽るつもりで書いているのではありません。

もう、原発政策や建設を止めたい、
現状稼動している日本の50基以上の原発を
止めたいからです。

山口県上関で新たな原発建設が始まろうとしていて、
住民や日本全国の有志がなんとか作業を止めていることは
先月からのブログをご覧いただければおわかりになると思います。

昨日の原子炉の外壁が爆発して吹き飛ばされたとき、
作業員が4人いたそうです(みな怪我、意識はある模様)。

1999年の東海村の事故のとき
(私も会社員として水戸に赴任していて10キロ地点に居ました)
大量に被爆して死んでいった現場作業員は
目を覆いたくなるような恐ろしい悲惨さと苦しみが増してゆくなかで、
約80日後に亡くなりました。

4人がそうならないことを祈ります。

さて

これだけ日本だけでなく世界及び地球を大きく左右する重要な作業を、
たった4人だけで行っていたのかもしれない。
いや、放射性濃度が高く危険すぎて、4人しか作業に当たれなっかった。。。
そんなことが容易に想像できます。

作業員は被爆しながら命がけです。

この機会に、原子力発電所の労働や労働力が、
どんな実態なのか、知ってください。

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調査報告/原子力発電所における秘密

日本の原発奴隷
http://www.jca.apc.org/mihama/rosai/elmundo030608.htm

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これを知ってでも、原子力政策を肯定する人がいるなら、
例えば「電力のためには、しかたない」という人がいるなら、
私はその人の人格を疑います。

こんなときだからこそ事実を知って、
今回の福島原発の教訓を生かしてゆかねばなりません。

格差が拡がって、
ホームレスやフリーターやワーキングプアと言われる方々の
最後の仕事場所が、命がけの原子力発電所での仕事に向けられてゆく。
そして、
私たちが「電気のためには原発はしかたない」と言う間にも、
原発で労働させられる方々が知られないままに、
労災すらも認められないままに、病気になり、殺されてゆく。

だから、TPPにしても、経済成長にしても・・・
必要以上の格差を作り出してはいけないのです。

私たちは、気づかないうちに加害者であり、
もしかしたら、明日の被害者にもなりうる。

ぜひ、考えて、今後、伝えてください。
行動してください。

ちなみに、
記事に出てくる慶応大学の物理学教授の藤田祐幸さん。
私は9年前に藤田さんの小さな会場でのトークを聞く機会を得ました。
脱サラし、金沢に移住し、料理を学んでいた時代です。

原子力政策の問題や

イラク戦争で劣化ウランが落とされた問題などを語る彼に、

「世界には、他にも貧困飢餓、環境問題など山積してますが、
私たちはどうしたらいいのでしょう」

という参加者からの質問がありました。

藤田さんは言いました。

「自給するしかありませんね」

私もあのころ、同じ思いに至っていました。
世界の様々な問題に加害者である自分を減らしてゆくこと。
それには自給しかないと。

原子力や核の専門家の藤田さんが、
世の中にできることが「自給」・・・
という言葉に驚くと同時に、
私は想いを確信して、今に至ります。

その後、二年後に「たまTSUKI」を開店し、7年。

原発などの危険や脱原発のこともたくさん伝え続けてきました

そして、3年前から米を自給できるようになりました。

でも残念ながら、
今回のような世界に及ぼす重大な原発事故が起こっています。

政治に、経済界に、怒りを隠せません。
そして自分自身の微力の非力にも怒りを覚えます。

それでも、
私たちにできることはある。

この腐った経済社会政治システムから少しずつ部分離脱してゆくことで、
その腐った経済社会政治システムを変えるんです。

それが、「ダウンシフター」「ダウンシフターズ」です!

もういちど、
この機会に真実を知ってください。

そして微力でも行動してください。

それが、生きている私たちにできる唯一のこと。

被災して苦しむ方々、

亡くなった方々のために

できることだと思っています。

(この文章は、

数字的に間違っているものがあるかもしれません。
全文の転載転送はご遠慮ください。

あなたが調べて判断して、
あなたの言葉で伝え、行動してください)

追伸・・・

六ヶ所村の再処理工場にも問題が起きてるみたいですが、

どの局も報道してません。

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小生の著書
『 減速して生きる ~ ダウンシフターズ 』
幻冬舎より出版 http://amzn.to/awaWcY

マスコミ掲載記事 http://amba.to/eM9g2P

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