明日30日(土)、朝10時5分~11時25分
NHK総合・アーカイブスを、ぜひ見てください!!
私の大好きな金森俊朗さんが出演します。
http://www.spacelan.ne.jp/~pine/kanamori_.htm
金森さんからのメールを転載します
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8月30日(土) 午前10時5分~11時25分
NHK総合・アーカイブス
http://www.nhk.or.jp/archives/nhk-archives/
NHKスペシャル「涙と笑いのハッピークラス」の再放送を中心に、
NHKスペシャル「子どもの心の扉をノックする」の一部を加味して、
桜井洋子アナと林家いっぺい氏の聞き手と金森の語りを織り交ぜ、
80分の番組を放映します。近畿地区は後日のようです。
好評のアーカイブスを土曜の午前に。
また、大分での教員バッシングの高まりの中で、
教員・教育・子どもの可能性を大きく打ち出したい意向で
急遽放映が決まったようです。
良かったら仲間にもお知らせ下さい。
19日に東京にて急遽、録画撮りでした。
金森俊朗
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「涙と笑いのハッピークラス 金森学級」
は確か2003年に放送。
テレビで見た私はメチャクチャ感動しました。
金森さんは、
常に「いのち」を考えさせる機会を作り続けます。
癌で余命数ヶ月の人や、妊婦さんや、障害者を
授業にお呼びして子ども達と交流させる。
雨の中どろんこでサッカーさせたり、
川に服を着たまま飛び込ませたり、
田植えを経験させたり、・・・・・
そして、本人曰く「教師という狭い世界」を跳び越して、
社会活動にも携わることで、
社会と関わる、社会は自分達で変えてゆけることを
背中と生き様で示す。
執筆活動、講演活動で忙しくても、市民活動を怠らず、
そして何よりも、
現場の子ども達と向かい合うことに
真正面から取り組む。
どこかの大きな政党に入った、
精神論だけを訴えるヤンキー先生とは違いますよ!
凄い、オッチャンです!
放送の翌年、
ミルキーという私の恩師が平和活動を通じて
金森さんを紹介してくれました。
嬉しかったな!
それ以来、アタクシも駄目な中年生徒とし
て可愛がってもらっていますm(,,)m
一度、実際の授業を見せてもらったことがあります。
テレビで見たものより凄い授業が展開されていて、
さらにビックリでした!
はじめて会ったときのことを覚えています。
「高坂くん、教育の世界でも、
新自由主義が押し付けられてきていて
二極化(今でいう格差)が進んできているんだ。
このままでは、軍国化が進んでいってしまう。
子ども達を守らなきゃいけない。
だからこうして活動していんだ!」
私もその当時、
近づきつつある格差社会と軍事化を
なんとか防ぎたいと思って活動していたので、
意気投合し、金森さんのプロジェクトを
少しながらお手伝いさせて頂きました。
金森さんの2003年の著書
『いのちの教科書』の冒頭に、
こんな箇所があります。
長くなりますが引用をお許し下さい。
今、自民党政権の構造改革の下、
強い者が弱い者を圧迫し、
社会の階層化が急激に進んでいます。
強い者、お金を持っている者が
さらに大きくなれるように保護され、
力のない者、お年寄り、子どもがいじめられる
という構造にますますなりつつあります。
もう一方では、‘世界のリーダー‘日本を目指して
軍事大国化の道を急速に強めています。
教育の世界も例外ではありません。
文部科学省は、~~~~(一部省略)
いわゆるできる子とできない子を分けて勉強させようと
推し進めています。~~~(一部省略)
いづれ全ての教科で差別、
選別の教育が行われるのでしょう。
いろいろな発展段階の子が生活を共にする学級は、
つくりにくくなりました。
もっとできる子にはスーパーサイエンスや
スーパーイングリッシュ・スクールが用意されました。
飛び級もあります。
そうしたエリート校には公的予算がどっさり投入され、
そうでないところはわずかな予算です。
現場の教師たちは混乱しました。
~~~(省略)
通知表の改革、保護者や地域の人々からの外部評価導入、
英語・総合学習・習熟度別学習の実施・・・・
週休5日制という過密スケジュールのなかで、
それらの仕事は当然ながら放課後、
さらには休日をあてて行われました。
~~~(省略)
多くの教師は日々の仕事に忙殺されて、
なぜ今、突然、教育基本法の改正が叫ばれ、
日本全国で学力向上運動に取り組みだしたのか、
理解できなかったのです。
~~~(省略)
現場では上級学校になるほど勉強しないという
「学びからの逃避」がますます強くなりました。
子どもたちが求めているのは、
学ぶことの喜び、友と学びあう楽しさ、
学ぶことの意義を実感することでしょう。
~~~(省略)
今の教育改革は、子ども集団をバラバラにして、
競争させ、自己肯定感を奪い、
一緒に生きよう!という共同の思想をつぶすものだと
私は思っています。
子どもたちは、不登校、学びからの逃避、
アレルギー、過食・拒食、自己否定、暴力、
社会的犯罪・・・・
と様々な形でSOSを発しています。
小学2年のある子は、
自分が赤ちゃんだったころの写真を見て、
「あのころはよかった。今はテストでたいへん」
と作文で書いてきました。
まるで、中年の疲れたおじさんのようです。
そういう時代の流れの中で
これから心はもっと病んでいくでしょう。
人間関係はもっとずたずたにされるでしょう。
子どもたちはもっと追い込まれていくでしょう。
だからこんな時代だからこそ、
自分のいのちを大切にして仲間といっしょになって
ハッピーを創れるか、仲間を大切にできるか、
一緒に生きようぜという空間や関係が創れるかが、
われわれに問われているのです。
私はそう問い続けて教師の仕事をしているのです。
~~~(省略)
私は決して悲観していません。
子どもと希望・夢を共有することは、
すごく楽しいことなんですから。
2003年に書いている文章です。
あれから5年たった今、
金森さんの悲しい予想は現実のものとなっています。
その金森さんの授業を、みんなに見て欲しい。
感動間違いないし、
生きることの原点を再確認できると思います
明日のNHK,お見逃しなく!
下記で予告映像が見れますよ!
http://www.nhk.or.jp/archives/nhk-archives/
追伸
午前中は金森さんの「いのち」の授業を見て、
夕方からは、いのちを脅かす世界の経済構造を
「ジャマイカ 楽園の真実」で見る。
(詳細は昨日のブログ読んでね)
大切なかけがいのない「いのち」
・・・・常に考えることが、
楽しく生きるための鉄則です(^^)。
さらに追伸
ミルキーからのメールより引用;
NHKスペシャル「涙と笑いのハッピークラス」。
今の高校一年生の子達が、
金沢市の南小立野小学校4年1組で過ごした
濃密な1年間にNHKの取材クルーが密着して、
つくられオンエアされるや大反響。
最低5回は再放送されたという伝説の番組です。
NHKスペシャル「涙と笑いのハッピークラス 四年一組命の授
業」(2003年)は、教育番組の国際コンクール「日本賞」でグラ
ンプリを受賞しました。
http://www.nhk.or.jp/jp-prize/2003/jyusyou_01.html
< 制作者コメント>
嘉悦登ディレクター、日本放送協会(NHK)
泣きながら肉親の死を語る。去りゆく友に歌を贈る。
必死に仲間をかばう…たくさんの名場面があったと
自分でも思います。たくさんの人に褒めても頂きました。
それでも、番組を見た金森学級のひとりはこう言ったのです。
「たしかに面白かった。けど、ちょっと軽かったな。
俺らの1年はもっと重たいで」
その言葉に、ディレクターとしては大変情けないことながら、
私は同意せざるをえません。
私自身でさえ「惜しいなあ」と思いながら編集でカットした
エピソードがたくさんあったのです。
教室の主人公として1年間すごしたみんなの心には、
もっともっとたくさんの思い出がつまっているに違いありません。
教室という場所だけが持ちうる「豊かな時間」。
それを身をもって体験できたことが、
取材を通しての私の大きな収穫でした。
だからこそ〈学力低下〉〈教師の指導力不足〉〈いじめ〉〈不登校〉…
いろんな問題があることは承知の上で、
それでも子どもたちと1年を過ごしたひとりの大人として、
私はあえて言いたいのです。
学校が持つ底力は、まだまだ捨てたものではありません。
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