明日の5月31日(土)は、
塩見直紀さんをお招きして、
【 好きなことをして生きる 】
~ ヴィジョンは「半農半X」から拡がる ~
の開催日につき、
通常営業はいたしません。
誠に申し訳ありません
さて、
前々回に書いたブログ
『私達と連鎖するフィリピン』
の中で、
「労働組合すら認めない日本企業・・・・
それは例えば、
私達日本人が誇りに思っている
世界で一番の利益を上げる自動車会社
[ T ] だったりするのです」
と書きました。
その日本が誇るグローバル企業 [ T ]について、
今日の東京新聞にシリーズ特集の記事がありました。
そのタイトルは
「市場原理と企業~末端の犠牲で2兆円」
内容を下記に要約しますね。
ちなみに、[ T ] は、トヨタちゃん です。
(あっ、書いちゃった、
御社で働いてる皆さん、ごめんなさい)
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トヨタが2000年に
「国際競争力NO1」というコスト削減大作戦を展開し、
末端の下請け企業には3割削減という依頼が来た。
ある下請け企業は2割の従業員に辞めてもらった。
穴埋めに外国人を充て人件費を抑えた。
コストと品質と外国人への教育を考えて
最後まで反対した番頭格の職人も解雇した。
この経営者はかつて、
100人弱の従業員を家族のように思っていたが、
「家族感覚では経営は成り立たない。
会社が存続できるか迫られた」
当時日経連会長だったトヨタのの相談役・奥田ヒロシは、
「従業員をクビにする経営者は腹を切れ」と
安易なリストラを危めている。
事実、トヨタは戦後の一時期を除き、リストラせずに
二年連続で利益2兆円を出した。
しかし、その影で犠牲になったのは、
町工場であり、
そこで汗水流して働いていた職人・従業員・・・
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外国人労働者の待遇など、
昨今、問題になっています。
外国人研修受入れの名の下、
過酷な労働が果たされる実態なども
明らかになってきました。
工場、農業、漁業など様々な分野でです。
差別も生れるでしょう。
アジアの国々に家族を残し、
仕送りや技術習得のために日本にくることが、
本当に彼らの幸せでしょうか?
アジア諸国では、
日本のODAや開発や日本企業進出で、
人々は森や海や生業や生活の場を奪われ、
工場やプランテーションで労働条件の悪い安い賃金にて働くか、
日本などの海外で働かざるを得ない状況を作り出し、
一方、日本では日本人の雇用と技術が失われてゆく。
トヨタさんを単に批判しているのではありません。
私達が信奉している経済至上主義の構造、
こうした市場原理主義・グローバライゼーションへの批判です。
トヨタさんだけではありません。
私がかつて努めていた大手百貨店時代、
売場で売れない大量の商品を、
本社の指示の下、卸の会社に返品しました。
そうして、小さな卸の会社は大きな在庫を抱え倒産する。
そんなことを沢山経験しました。
自分の所属する売場の売上げを上げるには
仕方ない!
そう、考えざるを得ませんでした。
一部の大資本にお金とビジネスチャンスが集中してゆき、
小さな生業や雇用がますますなくなってゆく。
こうした「行き過ぎた経済至上主義」の構造が、
格差社会の原因です。
閉塞感の原因です。
鬱・精神病・自殺の増加の原因です。
犯罪増加の原因です。
夢の見れない社会の原因です。
・・・・・・・・・・
そして、環境破壊・戦争・貧困、
すべての問題の原因です。
明日、
塩見直紀さんをお招きして、
【 好きなことをして生きる 】
~ ヴィジョンは「半農半X」から拡がる ~
です。
塩見さんの書籍を読み直し、
上記のトヨタのことや市場原理主義を鑑み、
キーワードやセンテンスを抜いてみました。
・「天与の才」を発揮しあう社会」
・「たましい」までは売らずに生きたい
・引き算な暮らし、生活収入少なくても心の収入多い
・買い物依存症が環境問題の原因
・「放てば満てリ」
・「与える≦獲得」の時代から「与える文化の先進国」へ
・「使命多様性」
・自作自演の人生
・大好きなことをしつつ、社会の問題を解決し心豊かに生きること
・夢の自給率を高める
誰でも、「社会貢献欲」を持っていると思います。
社会貢献欲という難しい言葉より、
「誰かの役にたって喜ばれたい」
そういうことが現在の社会構造の中では、
なかなか見出せない場合が多い。
しかも雇用が不安定な中、
身を守るために
魂を売らねばならないことも多い。
大量生産・大量消費・不必要な便利さのために働くことが、
「社会貢献」≦ 「誰かを、自然環境を、傷つけている」
となんとなく気付いている。
(どんな仕事でも何かの役になっているものですが、
マクロで見るとマイナス要因が大きいことに
気付くということでしょうか)
よって生れる閉塞感ばかりの生き方。
半農半Xは、
閉塞感から抜け出し、
自分らしく生きながら、
社会の問題を解決してゆく
一つの方向性。
お楽しみに(^^)/
(参加お申込みは、満席につき終了しました)
『半農半X』とは・・・
●持続可能な農ある暮らしをしつつ、
天の才(個性・能力・特技)を社会のために活かし、
天職(=X)を行う生き方・暮らし方
●主だった農作物を育て
安全な食材と自然からのインスピレーションを手に入れ
かつ
個性を活かした自営的な仕事に携わり、
社会から「ありがとう」の声をかけてもらいながら、
一定の生活費を得るバランスのとれた生き方
●お金や時間に追われず、
本当に大事なことに集中し、
人間らしさを回復するライフスタイル
●半農の「農」とは、
持続可能で健康的な生活であり、
消費欲望を楽しく抑えられる小さな暮らし
●半Xの「X」は、
社会的使命で、自分の個性、特技、長所、役割、可能性
を活かして、社会に何らかの貢献を目指すこと。
好きなこと、こころからやりたいことをすることで
社会に役立ち、
それが換金されて生活収入となること。
●他者を出し抜いたり、
他の生命に負荷をかけたりせず・・・・
自分も家族も社会も地球もOKな生き方、暮らし方
※「半農半Xという生き方・実践編」 塩見直紀・著
より抜粋
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