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今日、17時半(今から30分後)に、

興味深い番組があります。

この日記をお読みになる時点では

間に合わないかもしれませんが、

お知らせします。

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本日のTBS 報道特集 午後5時半からフィリピンで頻発している

政治的殺害の問題について取材したドキュメンタリーが

放送されます

http://www.tbs.co.jp/houtoku/qa/


「知られざる政治的殺害の闇とは」


TBS系列「報道特集」5月24日(土)午後5:30~  


現在のフィリピンでは、反政府的とされる左派系の活動家、

農民のリーダー、牧師や神父など教会関係者、

ジャーナリストたちが次々と暗殺されており、

その背後に政府軍や警察が関与している場合が

多いと言われています。


人権団体「カラパタン」によると、

アロヨ政権が発足した2001年1月から2007年末までに、

900人近くが犠牲になったと言います。


そして政治的殺害が起こる背景に日本のODAが絡んでいる

ケースもあり、この問題は、我々日本人にとっても

決して無関係ではありません


詳しくは、番組をご覧頂ければ幸いです。


ただし今回の取材に関しては、

テーマがジャーナリストも多く殺されている

「政治的殺害」でありますので、

番組内で取材者の本名の公表は控えています。

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なぜ、日本のODA援助が原因なのか、ご存知でしょうか?

今、政治でODAの削減やアフリカへの援助が

話題になっていますが、

援助の中身やあり方を見なければ、

ODAの本質が見えず、額の増減の問題ではありません。

では、日本のODAは何に使われているのか?

ダムや工場地帯建設、港湾、高速道路、プランテーション・・・

一見、日本のお金がいいことに使われてそうに見えますが、

よぉく考えてみてね。

その工場地帯に誘致されるのは、

日本企業!

工場で作った製品を高速道路で大型港に運び、

輸出する。

全て、日本企業が利するインフラづくりのため。

そのために、もともと海や森に住んでいた人たちが

強制的に退去させられます。

立ち退きや退去に対する保障も殆どありません。

反対運動すれば、政治犯として捕まるか、

テロ活動として扱われ追い詰められる。

(テロ掃討を目的に沖縄の米軍基地から

攻撃戦闘機が出ることもある・・・)

もしくは、今回の報道のように暗殺されているのです。

住まいを追われた人たちは工場労働者になるか

都会へ職を求めて移動します。

そうしてスラムが増え、格差や飢えが発生してくる。

日本企業は、

日本の税金なるODAで造られた

工場地帯や道路や港を利用し、

現地の安い人件費で製品を作るのです。

彼らには労働交渉も認められてない場合が多い。

こうやって造られる製品を、

先進国の私達は享受しています。

でも先進国は得だけしてますか?

例えば、

こうした海外の安い賃金や製造貿易システムによって

日本の工場労働者は、この十数年で、

600万人程の雇用が無くなっています。

600万人とは国民20人に1人、東京都の半分の人口です。

これが、格差の根本的原因なのです。

貧しい国の人の生活の場を奪って賃金労働化が進む。

よって豊かな国の雇用も減ってゆく。

ちなみに、

造られるダムやインフラは、円借款。

要するに、日本がフィリピンに利子をつけてお金を貸すのです。

貸したお金で日本向けインフラを造って、

日本企業が利益を上げる。

フィリピンが背負った借金は日本に払い続ける。

二重搾取!

故に途上国が永遠に途上国であってますます貧しくなり、

先進国はますます富んでゆく。

今、途上国から日本に毎年帰ってくる返済金は、

日本が毎年出してるODA額を上回ります。

援助してるのは、どっちなんだろう・・・・!(怒り)

ODA援助には無償援助も少ないながら、あります。

井戸を掘ったり、病院や学校を作ったり・・・

しかし、数年前に私が外務省のHPから調べたところ、

フィリピンへの無償援助の大金を、

なんと、「自動指紋検索システム」に使っていたのです。

つまり、今日の報道のような、

例えば住まいを追われて反対する人たち(政府は彼らをテロリストと呼ぶ)を、

捕まえるためのシステムに使われている。

私達の税金たる善意のODAが、

じつは、こうした悪のスパイラルを産んでいるという事実。

加えて言うなら、

今、産業界がみな、自衛隊海外派遣を政府に望んでいます。

その本当の目的は、

こうした海外にある日本企業が襲われたりしたときに、

(襲われて当然のことをしている・・・)

利権を守るために軍隊を必要とするからでしょう。

これが私がいつも書く

経済のグローバライゼーションの恐ろしい現実なのです。

私達は60年前の戦争で、

フィリピンの国民の多くの命と尊厳を奪い、

戦後、

日本の木材利用のためにフィリピンの半分以上の森を奪い、

嗜好食品(バナナやパイナップルなど)のために彼ら田畑を奪い、

工業製品のためにさらに森や海と川と住まいと生業を奪い、

さらには、彼らの労働力すらも、

介護福祉・看護士として輸入しようとしてる。

4年前、私はフィリピンに行きました。

今日書いたようなことを、

現地で直接見てきました。

彼らの声もたくさん聞きました。

広大な工業地帯に日本の殆どの大手メーカーが

贅沢な敷地に立っていました。

貧しい庶民が、高速道路を使いますか?

大型船専用の港を使いますか?

私が見た、日本のお金で造られてるものは、

そんなものばかりでした。

労働組合すら認めない日本企業・・・・

それは例えば、

私達日本人が誇りに思っている

世界で一番の利益を上げる自動車会社Tだったりするのです。

なんだか、フィリピンなどの途上国で起こっていることや、

日本の過疎地、例えば六ヶ所村などで起こっていること、

同じですね。

住まいと生業を奪って、貨幣労働者にしてゆく。

という構造。

今日は、急いで書いたので

怒りにまかせて書いちゃった!

しかもネガティブな事実。

ごめんなさい。

でも、

私達のモノカルチャーの裏で起こっている事実を

知っていないといけないことと思います。

ものの豊さとは誰かの犠牲になっていることが多い。

だから、Think globally, act locally

もし地球上の貧困や

様々な格差や

環境破壊や、

私達の生き辛い構造を変えたいなら、

この日本を変えるしかない。

日本が変われば大きなインパクトを世界に広げるでしょう。

そして、住んでいる地域でできること・・・

それが、

いや、だからこその解決策が、

もういちど世界規模の顔の見えない経済を、

顔の見える経済にしてゆくことにあると思っています。

「地産地消」や「地域に根ざした小さいビジネス」や「農」こそが、

未来を変えると思いうんです。

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