天日干し、してみてます(^^)

先日、
「半農半X」
を提唱する塩見直紀さんの講演会に参加しました。
自分で食べものをある程度自給して(=「半農」)、
好きなことを仕事にする(=「半X」)
という生き方。
歌手なら、半農半歌
画家なら、半農半画
陶芸家なら、半農半陶
写真家なら、半農半写
作家なら、半農半著
・・・・
私の場合なら、半農半居酒屋オヤジ・・・・かな!
自分で食べものを自給すれば、
都会で住まうに必要な収入の半分でいい。
すると好きな仕事を選んで仮に小収入でも
豊かな生活が可能になる。
米や野菜を家族分程度つくるのには、
そんなに大きな苦労はありません。
むしろ苦労が楽しい。
農に携わるようになると
大工作業なども自分ですることが増えるから、
「買う」というライフスタイルから
「作る」というライフスタイルに移行する。
すると、ますます楽しいし、
ますます余計な収入が要らなくなる。
土に生命に触れることが増えると、
「X」の仕事にも新たなインスピレーションが起こり、
重ねてお得!!!
自分で作る安心の食で健康になり、
自分の好きな仕事で生きていけるのでストレスもなくなる。
ダブル・ハッピー、おぉイェィ
。
大きくみれば、
日本の田畑や里山が復活し、
余計な化学肥料や農薬で人と自然を汚すことも減る。
自給率が増える。
大量消費も減って温暖化防止にも寄与する。
沢山の小さな生業・ビジネスが起こり、
地方・地域が活性化する。
都会から地方へのお金と人のシフトが起こる。
生き甲斐を持った大人たちが増える。
子ども達も夢をみれるようになる。
エネルギーの地域自給にも発展し、脱石油・脱原発に寄与する。
様々な観点からCO2削減にも繋がり温暖化防止に寄与する。
国民全員がやっても滅びない経済とは、
「農」です。
全員が弁護士でも滅びます。
全員が政治家でも滅びます。
全員が飲食店でも滅びます。
地方に行けば田畑は余っております。
空家もたくさんあります。
ご縁さえ作れれば
おどろく程の安さで借りることができます。
(ときにタダで借りれる上、
荒れた田や家を管理することに感謝される場合も)
家族5人ほどの自給に必要な田は一反で充分。
(約30メートル×30メートル)
野菜畑は数メートル四方でも賄える。
田植えや稲刈りは楽しいですよ(^^)
田に住む動植物と戯れるのも幸せ。
なにより自分で作った米は、美味いでしょう。
いかがですか、「半農半X」的な生き方(^^)
あとは、あなたの「X」を実行するだけですね。
さて、塩見さんのお話で、私自身、腑に落ちたことを一つ。
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農を始めて、「自分探し」が終った
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現代人は「自分探し」で悩み忙しい。
私も、30歳で大手流通企業を退社するまで、つねに
「自分はこういう生き方でいいのか?」
と悩んでいました。
そして、明日に進むために
「これでいいんだ」
と言い聞かせていたのです。
「できないこと」「したいこと」があっても、
できない理由を引っ張り出して来ては「仕方ない」と考えた。
自分探しに心の奥で迷っているから、
必要以上に酒を飲み、
不必要な消費で紛らし、
社会で起こる様々なことにも
「仕方ない」としか言えなかった。
迷っていても、毎日は会社の仕事に追われて過ぎてゆく。
その仕事が、環境や社会に役立っていないかもしれない・・・・
と気付きつつも!
収入と安定のために競争に負けられないから、
人を押しのけて、ときにグレーな危険を犯しても頑張るしかない。
でも
7年前、上記のような悪循環のスパイラルを卒業したら、
「自分探し」が終った。
今、
「したいこと」だけをして生きている。
「したくないことは」しない。
だから、多少のクリアすべき悩み・問題が生じても、
それを素直に受け入れて楽しく対処してゆける。
ストレスも無く幸せ(^^)
余計な消費はしないから、
こんなチッポケな店で、昼の営業をしなくても
夜の営業6時間で生活できる。
もちろん、大切なことや必要なことをするお金には困らない。
ささやかだが若干の貯蓄もできる。
一流企業に居た時の収入の半分だが、
今の方が可処分所得はあり、心も時間も豊か。
会社内と学生時代に得た今振り返れば非常に狭かった人脈は、
いまでは日本中に拡がり、多業種に拡がり、
日々出会いがあり、刺激がある。
私自身、自給はできていないが、
様々な想いを持った農家さんや生産者さんと
親しくさせて頂いてる。
これは、
どんな高い生命保険・損害保険よりも
心強い。
おっとっと、私の話になってしまった(-_-)
話を戻しましょう。
半農半Xの「X」は、収入源というよりは、
「アウトプット」だと思うのです。
人は、常に 『 社会貢献欲 』 があると思います。
要するに、「人の役にたちたい」、「社会の役にたちたい」
という心です。
大企業に居て、それを満たすことも可能でしょう。
が、しかし、
昨今の社会の乱れ、不祥事、内部告発、
閉塞感、・・・・・
そして都会で時間に追われて働く人の姿や目を見れば、
「社会貢献欲」など追いやられ、希望を失ってるように
私には見えるのです。
誰に指示されるでなく、
自分自身の力で得、
作り出した情報・技術・作品・商品・サービスを、
社会にアウトプットする。
それが、必要に見合った評価を受け、収入に繋がる。
そういうカッチョいい大人がたくさん居る社会。
名づけて、
「一億二千万人総自営業的社会」
・・・・それが私の夢なんです
。
実は私も数年前から
農に近づくライフスタイルへの移行を考えてます。
当店「たまにはTSUKIでも眺めましょ」が
フェイドアウトしてゆく前に、遊びにきてくださいね(^^)
「X」は、何にするの?
と聞こえてきます。
それは・・・・・・ヒ・ミ・ツ(^0^)/
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