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北海道のお土産といえば、「白い恋人」。

その「白い恋人」が賞味期限改ざんされていたというではありませんか!

おおお、何とも、んんん。

大量生産したすえ、

売れ残った在庫品を処分せずに賞味期限を書き換えたという!

そもそも「大量生産」なるもの、

みんなで考え直さなきゃならん時代かもしれませんね。

18世紀半ば、イギリスから産業革命が起こり

機械化・工業化が進んで飛躍的に産業効率が上がった。

そして単一商品の「大量生産」というものが始まったのだ。

その歴史のお陰で、

私も皆さんも物質的豊かさを享受してます。

でも・・・、本当に豊かになったのかなぁ・・・・

大量にモノが作れるようになれば、

大量にそれを売る市場というものが必要になる。

「白い恋人」のように、

売れ残り在庫が増えてしまったら、

儲けが無くなってしまうのだから・・・・

かくして列強国は市場を求めて世界中に進出して、

様々な地域を植民地化していったのです。

例えば、

インドやバングラディシュで

当時世界一と言われた縫製技術と刺繍技術をもった職人さんは

虐殺されたり、腕を切り落とされたりしました。

イギリスで大量生産された衣類を売るために・・・・!

ガンジーの写真といえば、

白いカディーという体に巻くシンプルな服で

チャルカという糸紡器を回している姿のものが多い。

みなさんもご覧になったことがあるでしょう。


彼、ガンジーは、インドが植民地化されたのは、

インド人が西欧の大量生産された服を着るようになってしまったという

植民地化現象の一つの象徴に対して、

服の自国での自給を復活させるために奔走し、

独立の旗印にしたかった。


彼の「塩の行進」も同じだと思う。

「塩」という命の源を、

国内で自由に作ってはいけないという法律に対して、

自分達ののものを自分達で作るという当たり前のことを

取り戻そうとした。


それが、真の独立!
真の自立!!


私達は独立・自立してるでしょうか?


日本は食べものの自給率は40%を切りました。

今年も低下したそうです。

大量生産で必要以上のものを作り

テレビCMなどで購買欲を刺激する。


売れなければ、改ざんもしちゃうのだ・・・


大量生産するために企業は

海外の人件費の安い地域・環境規制のない地域に進出し、

そこで作ったものを世界中で売るために、

価格競争で凌ぎを削る。


デフレや失業やニート・フリーターが多い本当の構造的原因は

ここにあるでではないかな!


この15年程度のグローバライゼーション(世界市場化)で

世界の輸出入物流量は10倍に増えたと言います。

確かにここ15年で、携帯電話、コンビ二・・・・・

便利になりましたね。


でも、その間、先進国で経済が飛躍的に伸びた国はありますか?

国民全体で給与所得が増えた国はありますか?

増えたのは格差・二極化だけです。

10倍にモノが増えたけれど、ますます困窮することが増えてます。

10倍にモノが増えたけれど、私達の自由時間は減っています。

10倍にモノが増えたけれど、健全な雇用はますます減ってます。


その間、地球環境はますます悪化。

資源・利権・市場を求めて戦争は絶えません。


そして、ミートホープや白い恋人など、

命に関わる食の危機。



新たな時代に

スタートを切るときは、今・・・・ですね。


自分で、地域で、おのおのの国で

極力、自給してゆく社会。


美味しいもの安心のものを食べて豊かに暮らすには、

古い時代の経済の「大量生産・大量消費」にサヨナラして、

懐かしくて新しい未来の経済に移行しましょう)^-^(



みなさんの家の近くにも探せばあるはずですよ!

一生懸命、いいものを作ろうと努力奔走している

小さいビジネスが。


当店で扱わせてもらってる

お豆腐・お酒・パン・米・味噌・醤油・塩・砂糖・野菜・卵・油・・・・

みんなみんな小さなビジネスだけど、

直接繋がってるから安心で美味しい(^-^(

そして、そういうビジネスしてる人は

みんな、明るくて楽しい方です。

さぁ、楽しい買い物、しましょ!






写真は雑誌「アエラ」の中吊り広告です。

私は単に危険を煽るのは嫌いですし、

海外でも国内でも一生懸命頑張ってる農家さんや企業は

たくさんありますから、安直に判断はしないでくださいね。

でも、概して言えば、写真の如くなのかもしれません。

今なにかと中国からの輸入品の危険性が唄われますが、

中国だけではないですよ・・・・・





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